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生細胞なのに試薬が染まってしまう・・・
最近、大学院で染色試薬を用いた細胞の生死判定を行っている のですが、どの試薬を用いても何故か予期したのに反する結果が 得られてしまいます。 例えば、 PIという死細胞の核を染色する試薬を用いた実験では、 何故か明らかに生きている病原菌の細胞の核が赤く染まり、 薬剤を処理して弱っている病原菌の細胞の核があまり染まらない という結果になりました。 トリパンブルーという死細胞を青色に染める試薬を用いた実験でも、 生きているはずの病原菌の細胞がところどころ青く染まっている のに対し、薬剤によって弱っている細胞は全く染まらないという 結果になりました。 アクリジンオレンジ(死細胞の核酸を染める)を用いた実験でも、 生きているはずの細胞が橙色に強く蛍光し、 薬剤を処理した細胞が薄緑に蛍光するという結果となりました。 予備実験も含めて試薬の濃度や処理時間をきちんと厳守して 行っているのですが、毎回このような結果になってしまいます。 このような結果になってしまう原因としてどんなことが 考えられるでしょうか? 生物によって試薬との相性が違ったりするのでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。
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- MIYD
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確認が遅くなってしまいましたが、 使用している試薬の濃度や処理時間は、 少なくとも1種類以上の真菌で使用することができたプロトコルなのですか? 動物細胞用のプロトコルをそのまま真菌でも使おうとして、染色できていないような気がするのですが…
- MIYD
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病原菌というのはバクテリアですか? 少なくともトリパンブルーで染めても、 そのままではバクテリアを顕微鏡で見分けられないと思いますが…
お礼
ご回答ありがとうございます。 病原菌は、細菌ではなく真菌(糸状菌)です。 顕微鏡で観察すると、病原菌の胞子や発芽管がはっきり見えます。 水のみを処理した菌にトリパンブルーを処理したところ、 胞子の縁や発芽管がところどころ青く染まっていました。
お礼
二回目のご回答ありがとうございます。 私の参考にしたプロトコルは、ウェブ上で拾った外国語のページで、 そこにはCell suspensionとのみ記載されており、 動物細胞に適したプロトコルなのか菌類に適したそれなのか 明確に書かれていませんでした。 私の供試した試薬を検索しても、 動物細胞や植物に試薬を処理した実験の論文ばかりがヒットするし、 菌類には相応しくないプロトコルだったのかもしれません。 ちなみに濃度を半分に下げて同じ実験をしたのですが、 それでも同じような結果になってしまいました。