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柱の背割りの件
在来工法の木造新築住宅を建てるのですが、 気になることがあるので教えてください。 ヒノキの105角の柱をたくさん使っているのですが、背割りがしてあります。 これは、必要があるのでしょうか? あと、木材の良し悪しの見極め方を教えてください。
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柱は、木材の芯を残している方が丈夫です。 大きな木材の外径の方を使った芯去り材は強度の掛からないところに使われますが、通し柱などは強度確保の為に心持ち材を使います。 木材の性質上、乾燥してくると年輪に直角に収縮がおきますので、至る所の外径にヒビを生じます。 どこにでもヒビが出ると柱として見た目の問題が生じますので、割れが出る前に前もって一ヶ所に切れ目を入れておきます。 それが背割りと言う事で芯付きの柱で有れば当然な事であり、背割りのない柱は通し柱として適しておりません。 当然その背割り部分が隠れる方に使う事は大工さんの仕事として基本です。 木材の善し悪しは色々ありますが、まず木目が詰まっている事。 年輪の見え方で木目と板目に別れますが、芯持ち材で有れば全方向板目に成り、木目の詰まり具合は確認しづらいですが、それでも年輪の混み具合は多少確認できるでしょう。 その年輪が、上と下で極端に巾が変わって居る物は伸びの悪い木という事になります。 また、その年輪が極端に曲っている物はねじれや曲がりを招く元になります。 節が少ない方が見た目も良いですが、全体に艶があってさわった感触がしっとりしている事。 檜で有れば多少の節は当然ですが、極端に大きな節や節の中に空洞のある物、黒い色が所々出ている物は避けたいところです。 なお、色の赤い所と白いところが混ざっている物は比較的細い木材から切り出した柱と言えます。
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私も将来、木造の家を建てたいと思っています。 工務店の完成見学会で背割りしてある柱を見ました。 「無垢の木だから」という説明でしたが・・・ 以下をご参照下さい。良し悪しのことも書いてあります。
お礼
参考になりました。 ありがとうございます。
- moonred
- ベストアンサー率40% (4/10)
家にどうのうなことを期待して、建てるか いろんなことを要求しても、コスト面等で建てられないと思います まず在来工法 将来、改築及び修繕が簡単にできる 結構、地震に対して、良いと思う(日本と言う、地震国での歴史から) ヒノキ 地域によりますが、ベストな樹種とおもう まず、杉に比べ強度に大きなバラツキがない(間伐材としても) 経年変化が少ない(特に、長さ方向の収縮が少ない) ねじれ等も杉に比較すると良いと判断します 背割り ほとんどの人が、背割りをすると大壁にしても、クロス張りしたとき クロスに破れが発生するだから、背割りを嫌うみたいです。 背割り部分が、調湿作用で、開いたり閉じたりと動くことを敬遠する のでしょう だから、強度も増すと言って、背割りなし材の人工乾燥を進める でしょう 人工乾燥すると質の悪い木ほど割れが発生します (最近の人は、割れた木を使っていると嫌うでしょ) 木のわかっている人は、いがいと割れを気にしませんが 最近は、見た目の割れを嫌うし、背割りなしの人工乾燥材を使って いるみたいです 木の本質をみないと極端な回答になるかもしれませんが、背割り有り の天然乾燥材がベストとかな ヒノキの樹種成分が逃げていない。調湿作用が殺されていない。 人工乾燥すると過乾燥になり、上記の状態になりやすいみたい (人工乾燥にもいろいろあるみたいですが、低温、中温、 そして、高温乾燥とです。特に、中温、高温乾燥は、急激な乾燥を おこないヒノキ自身の樹種成分が逃げたり、組織を破壊しているよう な気がします。乾燥日数が、天然乾燥に比較すると短すぎますね) 割れについても、良い木(樹齢が有り、手入れされた生育材)は、 背割りして、乾燥不十分でも割れていないし、経年変化も大きくないと 思われます 製材メーカーでも、できるかぎり天然乾燥もしくは、低温乾燥に こだわり、製材しているところをネットでみます (従来の製材方法でしょう) 結論 木の良し悪しは、木の手入れの仕方、山全体をみないとわからない 故に、大工及び製材業者を信頼するしかない (年輪幅は、あてにならないと思いますよ。製材の仕方で木の癖まで、 わからなくなっている) 背割り 上記の理由から 天然乾燥をベストと思うので、背割り材を推奨します 背割りして、天然乾燥もしていないと少し、心配ですが 0.5mm以下の割れ幅程度の割れなど、気にしないこと できたら節の少ないヒノキ柱であることぐらいかな 節が少ないと言うことは、手入れされた木と思われる (少し、勘違いするときもありますけど) 最近、背割りなしの木を使っている中で、背割り有りのベテラン大工 さんがおられると喜ばしく感じたので、回答させてもらっています ベテラン大工さんかどうか、わからないのに勝手な判断をしている かもしれませんね
お礼
詳細な点までアドバイスありがとうございます。 参考になりました。
- kinoki1
- ベストアンサー率51% (37/72)
■背割りを入れる意味はそこに割れを集中させ、他の3面に割れが発生しないようにすることです。 ■欠点は強度的に弱くなること、背割りのところが開くために、断面の形状が変ることです。 ■強度は弱くなっても、建築に使われる木材は鉄やコンクリート等の他の建築部材と比較すると、安全強度をかなりみていますので、その程度の強度の落ちは全く問題ありません。 ■柱でも芯が中に含まれるように製材すると、乾燥の途中で必ず割れます。芯を外して製材すると乾燥をうまくすれば割れません。しかし国産の杉桧はすべて植林材で柱の径が小さいので必ず柱の芯を含んだ状態で製材することになります。それに対して外国からの輸入の木材は原生林から切り出しているような場合直径が大きいので芯を外して製材することが可能です。 ■かくて30年ぐらい前に建てられた建て売り住宅はカナダやアメリカの原生林から切り出された芯去りの節のない強度のある良い木材が使われていますが、これはあくまで木材として良い材料ですが、腐り易い木材ですので、あなたが使おうとされている桧の節のある背割りが入って強度は落ちる木材の方がはるかにあなたにとって良い材料です。 ■理想的な柱は国産の桧で、芯を外して製材し、尚且つすべて腐りにくい赤味の心材ばかりのところで、節のない部分の柱となります。しかしこのような柱は恐らくそれ1本で家が建つぐらいの高価なものとなりますので現実的ではありません。 ■原生林の木材と植林木の木材では原生林の木材の方が良い木です。 直径の小さい芯を持っている木材よりも芯を外した木材の方が強度があります。(芯の部分と言うのは木材が若い時に木を支えていた構造ですので強度が目的で生成されておりません。それよりも風がきたら、曲がってしなって耐えるようにできています。その意味で強度はありませんが、粘りのある折れにくい部分といえます) ■以上のことから、良い木材と言うのは何を目的にするかによって変ります。住宅を目的にするとしても、建築する側からすると寸法が安定し、精度の出、強度のある外材から作った集成材が良い木材ですが、将来、建物の中に水が浸入し、壁の中が腐り易い状態になった場合は、国産の桧は抜群の働きをするでしょう。 又、同じ桧でみても強度面から見ると年輪の詰まったものが良いでしょうが、先にも言いましたように木材は必要強度よりはるかに安全率を見て使われていますので、その程度は影響しないでしょう。耐久性からみると、辺材部分のない赤味の心材だけで製材されたものの方が良いですが、赤味の心材で和室用の節のないものをと言うととんでもない価格になります。 在来工法はツーバイフォー工法のように適当に作っても強度が出るようには作られていませんので、手抜きがあると強度ダウンに直結する構造です。ですから材料面よりも施工のこと。細かい施工よりも壁の中に水が浸入して腐らないような施工方法になっているかどうかを確認される方がベターでしょう
お礼
いろんな面から考えないといけないですね。 参考になりました。 ありがとうございました。
- walkingdic
- ベストアンサー率47% (4589/9644)
集成材(エンジニアリングウッドともいう)なら必要ありませんが、無垢の木材ならばそれがなければだめです。 木材のよしあしといっても、、単純にいえる話ではありません。心材と辺財では心材のほうが良い、若い木より年季の入った木のほうがよい、乾燥した木の方が良いなどでしょうか。乾燥度は測定器で測ります。 集成材ならば、品質が安定して強度も十分あるから素人的にわかりやすいですが。
お礼
集成材のほうがよい点もあるのですね。 参考になりました。 ありがとうございました。
- z_574625
- ベストアンサー率16% (144/899)
http://www.homarewood.co.jp/kakutigai.htm 干割れを防ぐ効果があるそうです。 背割りの必要のない角材「割角」もあるようです。
補足
割角、初めて知りました。 参考になりました。 ありがとうございます。
- outerlimit
- ベストアンサー率26% (993/3718)
背割りはひび割れ防止のためです 良い(高価な)材は 木目が均質で詰まっている 節が無い 等々 聞いてばかりいないで 自分で調べる姿勢も必要です (回答の真贋を判定できる程度の知識は必須です)
お礼
確かにそうですね。 参考になりました。 ありがとうございました。
お礼
参考になります。 ありがとうございました。