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柱の材質について
在来工法で新築予定ですが柱の材質の選択で迷っております。ハウスメーカーの標準仕様はホワイトウッドの集成材でありますが、万一の壁内結露、浸水、雨漏り、白蟻等が心配なので檜のムク材か集成材に変更しようかと考えております。(メーカー側は通気工法であり、また防水シートを貼るので心配は無いと言っておりますが…) そこで、檜の集成材に変更を考えましたがイソシアネート接着剤のタイプが一般的で、これは耐水性に弱いと聞いております。耐力壁に9mmの板(モイス相当品)を貼るので、檜のムク材の柱では割れてしまわないかも心配です。他の材質等を含めてなるべくベターな選択をしたいと思いますが、教えて頂けるようお願い致します。
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施工者(大工)です。 在来一般住宅(量産系、ハウスメーカー、等)での材料選択(柱)は、 1.ムク(杉、檜、栂など) 2.集成(赤.松系 白.スプールス系) と2種類ありますが、現在の材料流通事情でのデメリットをおおまかに説明します。 1.ムク材ですが、反ります、ねじれます、痩せます、割れます。神社、仏閣、又はその系列に属す建物以外で使用となれば、生産性が優先されます。したがって、十分な自然乾燥はしていないと思ってください(数値で表すとそこそこ乾いてはいますが)。特に、割れ、ヒビはお約束です。年輪、目、あるいは節がありますから、細かく言ってしまえば全体での乾燥率はマチマチです。 ムク材の欠点は、精度が安定しないと言ったところでしょうか。又、“KD材”なる乾燥材がありますから、こちらの方が精度は安定しています。 良質なムク材・・・柱等に廻されるより、化粧集成材の表面等(タンパン)に廻す事の方が材木業者にとっては利益になるようです。 2.集成材、乾燥材をのりで貼り合わせたものですが、105mm柱では3プライ、5プライが存在します(ほとんどが5プライを使用しているはずです)。値段と強度が違います。 欠点は、水に濡れると精度が落ちます(部分部分で太ります)。欠点はムク材に比べれば少ないと思います。 柱に限らず、KDムクでも集成でも、乾燥してはいるものの、実際には“痩せ”が宿命です。良い材料を選ぶと言っても、長年の経験が必要です。材木屋の目(売る側)と、私共、職人(使う側)の目ではギャップがありますし、まして、データや学問で得られるものではありません。一般住宅に使用する柱、ムクor集成、どちらが良いかと訪ねられれば、流通事情などを考慮しても、即決で“集成”と答えますが・・・
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- hanabi_senkou
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無垢の木にくらべ集成材は接着剤の耐用年数が短いです。 集成材の木は乾燥しているものの、木は常に呼吸をしているので常に乾燥具合は変わります。そんな木が5枚も重なっていると接着剤も剥がれる恐れもあると思います。 無垢材の割れは自然の原理です。
お礼
ご返答頂きありがとうございます。 参考にさせて頂きます。 確かに集製材接着剤の耐用年数が心配なところです。 ただし何年住むかと考えると長くて40年程度なので 集製材の方が良いかと思っております。
- chikugouno
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私は永年建築に携わってきました。自宅として、自身の設計で、最初は鉄筋コンクリート造の住宅を、2回目が今住んでいる木造の住宅を建てました。在来工法ですが、外断熱を採用したので耐震性も上がったようで、築後12年となりました。福岡県沖地震の時、当地では震度:6弱で、揺れましたが、特に被害は出ていません。便所・浴室のタイルの目地にひび割れなど見当たりません。そこで、本論に入りますが、柱はムク材を使用しています。梁もムク材です。当初の4~5年は、冬場に乾燥の為か、ピシッと柱が割れるのか音がしました。それで、問題が発生したような兆候は、何もありません。 出入り口枠など化粧材には、集成材を使いました。 柱などの自然乾燥で良好な木材を求める事は、容易ではない市場を考えると、集成材と云う結論かも知れませんが、一般的に流通している木材でも、そんなに心配する事はないと思います。 いつも思う事ですが、接着剤の耐用年数が、その木材より短いのではないかと。 外壁・内壁の工事を仕様書通りに施工すれば、構造材(柱など)の耐水性を問題にする事態は発生しないと思います。
お礼
ご返答頂きありがとうございます。 参考にさせて頂きます。
お礼
ご返答頂きありがとうございます。 参考にさせて頂きます。 濡れないことが大前提ですので集成材でいこうかと思います。