• 締切済み

数量詞の解釈

日本語の数量詞について習ったのですがちゃんと理解できずに困っています。 「学生がそのかぎでドアを3人開けた。」という文と、「ドアがそのかぎで3つ開いた。」という文の文法性はどうすれば判断できるのでしょうか?その理由もわかりません。

みんなの回答

回答No.1

もしご質問の趣旨が、「この文が(非)文法的である理由を理論的に説明して欲しい」ということなのでしたら、この本の第2章「数量詞連結構文」をお読みください。 三原健一(2004) 『アスペクト解釈と統語現象』(松柏社) さて、そうではなく、単純に文法性の判断ができない、ということでしたら、まずは一言。 厳密な言い方をすれば、母語話者の判断は「容認度」といい、問題なし、ちょっと変、ぎりぎり言えるかも、わけ分からん、という具合に評価をくだします。あくまで直観的なもので、理由もくそもへったくれもありません。 「文法性」は判断するものではなく、理論によって、○か×かだけが決まります。理論が変われば、○と×が入れ替わることがあるという妙な世界です。 ま、ちょっと厳密すぎるかな? この二つをごっちゃにすることも多いのだけど。 それはともかく、ご質問者様が日本語を母語とされておられるならば、 「学生がドアを3人開けた。」(「そのかぎで」は省略) 「学生が3人ドアを開けた。」 「学生がドアを3つ開けた。」 という三つの文を読んで、どういう意味だと思われましたか? 比べてどうですか? 変だと思う文はありませんか? この文は頭にすっと入るけど、あれはなんだか気持ち悪い、というのはありませんか? 「ドアを開けた」 「ドアが開いた」 「開ける」は他動詞、「開く」は自動詞ですね? 「開ける」の目的語が「開く」の主語になっていますね? では単語を増やしていきましょう。 「ドアを3つ開けた」 「ドアが3つ開いた」 「ドアをこの鍵で3つ開けた」 「ドアがこの鍵で3つ開いた」 どうでしょう? あくまであなたの直感で判断してください。 大丈夫、問題なし、と思えば、文法的(厳密には容認度が高い」)、 ちょっと変かも、言えないかも、と思えば容認度が低いという判断です。 もし自信がない、あるいは非母語話者であるならば、数人の母語話者に、どう思うか聞いてみることです。

rockingrrl
質問者

お礼

詳しいご回答ありがとうございます! すごく、というか授業より...わかりやすかったです:) ありがとうございました!