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この都々逸の意味は?
都々逸に 「郭で苦労を積んだる夜具に まさる世帯の薄布団」 というのがありますよね。 この意味が分からないのですがどなたか教えてください。 A 「どんなに豪華な郭の夜具より粗末でも家の布団がいいなあ。苦しかった郭での生活を考えればどんなに貧しくても家がいいよ。」 B まさってる?何が?苦しさが。それなら・・・ 「苦しかった郭だが、娑婆に出てきたらもっと苦しいことが待っていた」 ふつうに考えれば”A”でしょうが、これは当たり前すぎて面白くないように感じられます。都々逸ならもっと洒落や皮肉を効かせたほうがいいと思われます。 ”B” こちらの方が人生の悲哀を感じさせて好きなのですが・・。 また”世帯”を”世間”としているものもあるようです。どちらが正しいのでしょうか?
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初めて聞いた都々逸なんですが、 個人的に、A・B両方の意味が重ねあってるのが一番面白いかと思いました。 郭での口説き言葉としてはA、現実での旦那への皮肉としてはB。 同じ都々逸を違う状況で同じ女が歌っているのを想像しました。 落語を聞きすぎたせいですね・・。
- walk-hawk
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江戸時代、遊女が一人前になる時には、ダンナとなる客が彼女に寝具1セットをプレゼントしてお披露目する仕来りがあったそうです。それも綿がどっさり入った、絹ずくめの豪華版で、金銭的負担もただならぬものだったと。そこで、「サンザン苦労して豪華な寝具まで貢いだ遊女でも、金の切れ目が縁の切れ目で、金がなくなれば他人同然だ。それに比べて、せんべい布団しかなくても、けなげに所帯を守ってきた妻は何とありがたいこと」という男性の述懐としてみるのはどうでしょう。
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ありがとうございます。 そうなんですか。布団を贈る仕来りがあったのですか。 それからはいつもその布団で・・・・なんですね。 でも、男が謡っていると解釈するのは、ちょっと無理があると思います。
- d-y
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「贅沢で気楽に見える郭の暮らしも、実際には苦労が絶えない。貧乏でもかまわないから、好きなあなたと二人で暮らしたい」ということで、郭の女性が好きな客を口説いている恋歌ではないでしょうか。 誰がこの都々逸を唄うのかを想像したとき、私としては、郭勤めの女性が客の男性に唄いかけている場面を想像します。 「郭で苦労を積んだ」と言うからには女性の唄でしょうが、身請けされて貧乏暮らしをしている女性は(たとえその生活が幸せなものだったとしても)都々逸なんかはあまり唄わないのではないかと思います。 都々逸だから三味線が要りますよね? 仮に三味線なしでやるとしても、貧乏所帯の生活のなかで(たとえそれが幸せな生活であっても、また、苦労が絶えない不幸せな生活であればなおのこと)、都々逸が似合うような場面が私にはあまり想像できません。 貧乏暮らしの女房が家事をしながら都々逸を口ずさんでいる・・・なんていうのもアリかもしれませんが、そういうのは私の都々逸のイメージから少しずれてしまっています。
お礼
ありがとうございます。 「身請けしてよ」と遊女が口説いている唄ですか。 面白いですね。 豪華な布団の中で遊女の手練手管で旦那が骨抜きにされて、その後でこの唄を唄っている・・・などと想像が膨らみますね。 成る程!こんな解釈なら私もなんとなくしっくりきます。
- Kid_3
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生きる為に数多く使った(寝た)豪華な寝具よりも、 好きあって入る安い薄布団の方が何倍も気持ちがいい。 ではどうでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 やっぱりそうですか。 でも、私としては生活(お金)のために見知らぬ男と使った布団より、好いた男との布団の方がいいのはあまりにも当たり前過ぎて面白くないと思った訳なんです。
お礼
ありがとうございます。 同一人物が郭の中と娑婆に出てから謡っている唄ですか。 なんとなく「釣った魚に餌はやらない」の逆ですね。ちょっと違うか。