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ヴェーダに関して
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%80 を読みました。 読み方が正しいか否か判りませんが、これによるとリグ・ヴェーダ、サーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダのそれぞれに讃歌、歌詞、祭詞、呪詞があるように(も?)受け取れます。 一方、手元に数冊の書籍がありますが、いずれも讃歌だけしか収録されていないように見受けます。編集者の個性に係わらず歌詞、祭詞、呪詞は割愛したくなるのでしょうが、主たる理由に心当たりのある方は居られませんか。 手元の書籍 ・ 岩波文庫 辻 直四郎訳 「リグ・ヴェーダ讃歌」 ・ 筑摩書房 世界古典文学全集3巻「ヴェーダ アヴェスター」 ・ 筑摩書房 世界文学大系9巻「インド アラビア ペルシア集」 よろしくお願いします。この質問は何らかの誤解に基づくのではないか、と心配しつつ。
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確かにちょっと分かりにくい…。が、要するにそれでいいんじゃないですか? ヴェーダ文献の翻訳は作業で、かつあまりに膨大かつ難解なために1個人ではなかなか全訳できない現実とか、全訳を出版するとなると出版史に残る偉業にはなるでしょうが実際に出版するとなると業界的な実情はどうなんだろうとか(まず大きな利益は出ない)あると思います。となると始めから多くが割愛されてそこそこの内容、文量で万人向けに体裁を整えるという方向になってしまうのでは。 ちなみに『リグ・ヴェーダ』は辻直四郎先生以前に翻訳を試みた方がいらっしゃるようで、そこでは辻直四郎先生のものとはだいぶ違った讃歌が訳されているというのを小耳に挟んだことがあります。見てみたいと常々思っているのですが。 それにしても筑摩書房の2冊、よくお持ちですねー。そういえば岩波文庫から『アタルヴァ・ヴェーダ』も出てたような気が…。
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- saregama
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補足ありがとうございます。 >と言い換えられるということですか。 専門家でないので断言はできませんが、URLの文を読むとそうですよね。「ヴェーダとは一連の宗教文書の総称」ともしてあり、「リグ・ヴェーダ」はご質問の解釈のように、複数あるヴェーダの一冊ではなく、「ヴェーダの中の賛歌集の部分」と理解すべきだと思います。
補足
ご回答、ありがとうございます。拝見しました。 ところがです。 筑摩書房 世界古典文学全集3巻「ヴェーダ アヴェスター」には「リグ・ヴェーダの讃歌」とは別に、P.105からP.130に亘って「アタルヴァ・ヴェーダの讃歌」なるものが、40弱ほど掲載されています。私には読解力があるとはいえないので断言はできませんが、表題も「アタルヴァ・ヴェーダの讃歌」となっていますし、各ページのヘッダーも「アタルヴァ・ヴェーダの讃歌」となっています。 この事実からすると「リグ・ヴェーダの讃歌」の他に「アタルヴァ・ヴェーダの讃歌」が存在するのは確実としか思えません。この結果、リグ・ヴェーダ、サーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダのそれぞれに讃歌、歌詞、祭詞、呪詞があると解釈するのが自然であって、当初の質問文の疑問が生じることになります。 あるいはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%80の記載が不適当なのかもしれません。 何かしら、ちょっとしたことが理解できていないために生じる疑問なのだと思います。これは大した質問ではないくせに、いざ答えるとなるとヴェーダ語(=古いサンスクリット語だそうです)の原文の構成がどうなっているかとか、研究の進んでいるドイツ語(多分?)への翻訳ではどうなっているかなどの知識が必要なのではないかと薄々感じています。 事情が許せば、ご返事を下さいませ。 また、お一人だけにお頼みしているのではなく皆様に対する依頼でもあります。よろしくお願いします。
- saregama
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確かに何らかの誤解に基づいていますね。あなたの。 >狭義では、以上のうちサンヒターの事をヴェーダと言い、以下の4種類がある。リグ・ヴェーダ 賛歌集、サーマ・ヴェーダ 詠歌集、ヤジュル・ヴェーダ 散文祭詞集、 アタルヴァ・ヴェーダ 呪文集(中略)・・・ と書いてあるのが読めませんか?
補足
読めたから質問したのだと分かりませんか? すると、 「サンヒター(本集) 中心的な部分で、マントラ(讃歌、歌詞、祭詞、呪詞)により構成される。」 ・・・これは 「サンヒター(本集) 中心的な部分で、マントラ(リグ・ヴェーダ、サーマ・ヴェーダ、ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダ)により構成される。」とし言い換えられるということですか。
お礼
需要、採算、学術上の価値といった辺りの総合判断でしょうか。 三冊とも全て借り物です。以前、こちらでご紹介していただいた書物を読んでいてヴェーダの知識がないと、さっぱり通じない所が出てきて困りました。 なるほど、岩波文庫に『アタルヴァ・ヴェーダ』が確かにありますね。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。
補足
これは、お礼の欄を送信した後で記しています。 ======================================= 質問文は、やはり誤解に基づいて書かれていませんか。質問文は http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%80 の 「サンヒター(本集) 中心的な部分で、マントラ(讃歌、歌詞、祭詞、呪詞)により構成される。」・・・($) の部分を誤って解釈した上で書かれている気がしてなりません。 リグ・ヴェーダを例に採ると質問文作成時には、($)の意味はア)、イ)のどちらかで、多分イ)だろうと思っていました。 ア)全10巻、1028篇の一つ一つが(讃歌、歌詞、祭詞、呪詞)を一組として構成されている。 イ)全10巻には、「讃歌」、「歌詞」、「祭詞」、「呪詞」を合わせて全部で1028篇存在する。 今はイ)と考えるべきで、これはまた、ウ)と述べることも出来るのではあるまいかと思っています。イ)とウ)のどちらが好ましいのかまでは判断できません。 ウ)「サンヒター(本集)は中心的な部分でマントラ集、即ち讃歌集である。ただし、ここでいう讃歌とは讃歌ばかりではなく、歌詞、祭詞、呪詞をも合わせ含めて讃歌と呼ぶ」 ($)はイ)と解釈すべきであり、また、手元の書籍の著者はウ)の立場をとっているのではないでしょうか。識者の見解を希望します。 この疑問を一週間ほど公開しておきます。この間に何方様からも反応がないときは締め切って、改めて質問し直すかもしれません。6/3日(火)記。