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胃袋の内壁はどうなっているの?
NHKの「さわやか自然百景」で福岡曽根干潟でズグロカモメが 生きたカニを捕って食べるシーンを放映していた。 ズグロカモメに限らず、弱肉強食の世界では、 鳥や魚や獣などが、獲物を生きたまま飲み込むのは当たり前。 だけどいつも、「こいつらの胃袋の内壁はどうなっているのだろう?」 と疑問に思います。 例えば、ズグロカモメに食われたカニは、鋭いハサミを持っています。 飲み込まれた後、何故、胃袋の中で大暴れしないのでしょうか? あの鋭いハサミで、胃袋の内壁をズタズタにしてやれないのは何故? 他にも、ほとんどの魚や動物達は、 自衛のために爪や毒やトゲなどの武器(?)を持っているはず。 丸ごと飲み込まれてしまったときに、それらの武器を胃袋の中で 使えないのは何故なのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
胃には胃酸がありますので、普通の生物は即死です。 鳥の場合、胃の中には小石があり、硬いものをすりつぶす仕組みになっています。またそれに耐えるため胃壁も丈夫に出来ています。 タンパク質で出来た爪などは胃酸によって軟らかくなり、分解します。 口から入った毒は解毒されるか、解毒できないものは食べません(食べると中毒します)。蛇毒のような毒は、直接血中に入ると毒ですが、口から入ると毒になりません。
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- kokecocco
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スーパーで鳥の砂肝(鶏の筋胃)を買ってきて観察すると良くわかりますが、胃の内側の皮はとても丈夫です。また、胃は筋肉に覆われているため厚いです。 更に、胃はどんぶりのように形を保っているのではなく、袋のように内容物に合った形になります。布団にぐるぐるまきにされた私たちが思うように動けないように、胃の中の蟹などの生き物は自慢の武器を使うことなくNo1の回答者のおっしゃるとおり胃酸で消化されていきます。
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kokecoccoさん、ありがとうございました。 なるほど、そういうことなのですか! 布団にぐるぐる巻きにされた状態・・・分かり易いです。 今後ともどうぞよろしくおねがいいたします。
お礼
dipearlさん、ありがとうございました。 胃酸の力で即死するんですか・・・スゴイんですね。 小石があったり胃酸の力など上手くできているのですね。 毒については、人間の場合にも「血液に入ると危険だけれど 飲み込んだだけなら危険ではない」という話は良く聞きます。 そんなに丈夫に出来ている胃壁でも、 チャンと栄養分だけは吸収する仕組みになっているのでしょうね。 大変勉強になりました。 今後ともどうぞよろしくお願い致します。