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二重言語教育の子供への影響について

子供へのバイリンガル教育の問題についてですが、現在まで母国語尊重や直説法など様々な試みが行われてきています。 そして実際優位ある結論というのは出されていないわけですが、 子供の人格形成上、影響があるような気がします。 特に専門的な知識をお持ちの方いらっしゃったら、ぜひご意見聴かせてください。 よろしくお願いいたします。

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  • ucok
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回答No.2

“人格形成”に影響があるかどうかは知りませんが、日本で子育てしている外国人のあいだで「子供が二ヶ国語にふれていたせいか、赤ちゃんのときに言葉を離し始めるのが遅かった」と異口同音している例を見たことがあります。また、私自身が二ヶ国語の中で自然と育ったのですが、文字を読むのが人に比べて非常に遅く、周囲で「文字を読むのが遅い」と言う人が、たまたまみんなバイリンガルだと気づいたことはあります。 ただ、バイリンガルの人のすべてにこのような現象があるわけではないのを身をもって知っていますし、バイリンガルの人に人格的に特殊な人が多いとも感じません。もしも人格的に特殊な面があるとしたら、それは「二ヶ国語」というよりも、例えば国外で育ったとか、母国が違う両親のあいだで育ったとか「複数の文化」を背景にしているからでしょう。 また、以上のことは、自分の経験から「自然とバイリンガルになった人」について述べたつもりですが、私は故意に「バイリンガル教育」を施された人を知らないので、そういう人たちについては語れません。ただ、バイリンガルに限らず、無理な教育を施せば人格形成に何らかの影響はあると容易に想像できますよね。 いずれにせよ、バイリンガル教育を無理なくしている家庭はたくさんあるだろうし、バイリンガル教育を奨励している経験者だっているわけですし、そもそも教育の影響はひとりひとり違いますので、一概に悪いとは言えないと思います。 余談ですが、私はリスクを払ってまでバイリンガル教育を施す必要はないと思っているので、我が子には自然に接してきました。言葉というものは、本当に必要なときに必要な分だけ、自然に身につくものだと思っています。

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  • go_urn
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回答No.1

こんにちは!  専門知識はありません。しかしバイリンガルの問題についてはずっと関心を持ち続けていますので、考えてきたことを書かせて下さい。  バイリンガルというのは脳の中に2つの言語中枢ができていることを意味します。その2つの中枢間に連絡があるかないかは別問題です。  したがって、両方の言語をしゃべれるが、その2つがどういう関係にあるかを分析的に理解できる能力があるかどうかは別問題である、というのが経験的事実だと思っています。  つまりバイリンガルであれば、翻訳は両方向に自由自在であろうと思うのがわれわれモノリンガルの想像なのですが、実際には、バイリンガルは翻訳者としてかならずしも優れているわけではないというが厳しい現実のようです。  またあまり明言されませんが、バイリンガルであることは、いろんな負荷を背負う傾向が少なくないというのが私の印象です。  しかしモノリンガルであったとしても、私のようにしょうもない人間になり得るわけですので、どちらかが先験的にいいというわけではないというのが分別ある結論だと思うのです。  もしバイリンガルにして、両方の言語に精通し、かつ両言語間の交通が自由である人が出てくれば、もうこんなに貴重な人材はないといってもいいくらいです。しかしどちらの言語も中途半端なレベルに留まるようだと必ずしも幸せとは言いがたいです。  George Steiner という人は、いろんな言語を自由自在に往来していたようで、そういう人であれば、本当に貴重な存在だと確信します。けれど現実にはそうでないケースも多く見聞します。ご自分のお子様の教育方法ということでしたら、いろいろな要素を慎重に商量される必要があるかと愚考します。  以上、ご参考になれば幸いです。

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