- ベストアンサー
人格形成と、親との関係・トラウマについて
子供の人格形成についてなのですが 親に愛されなかった子は、人格にどのような影響を受けるのか・ それによってでてくるトラウマについて調べています。 特に異性の親との関係は恋愛関係にとても関係すると聞いたことがあるのですが、 たとえばどのような例があるんでしょうか?大まかでも結構なので教えてください。 あと、それについて書かれた本や関係する映画なども知りたいです。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私も岩月謙二先生がはじめに思い浮かびましたが、 ひとつの参考として「アダルト・チルドレン」のキーワードも一部該当すると思います。 親に愛されない、愛されなかったという状況は主観的な部分があり、親は全く認知するものでないケースがあるということ。親と子の認識が一致しないということです。 親は無視したと思っていない→子は無視されたと感じた=愛されていないと受け取る。などが日常生活で頻繁に起こっています。程度の差はありますが、感受性の強い子供は過剰反応をします。 そのことによって自分が愛されたこと、安心していられることの確固たる基盤が作れなかったため、自分が大変不安になります。この不安感は、たとえばあなたが生まれてすぐにダンボール箱に入れられて何日も放置されたとしたら、何もできない赤ん坊は本能で「生命の危機」をわかるわけです。極端ではありますが、人間には本能的に絶対的安心感があってこそ自己を主張したりできるわけです。確信できる愛情に守られた経験を感じれない(否定された)などすると、人格形成に影響を及ぼすのでしょう。 (参考書籍) 「アダルト・チルドレンと家族」斎藤学著、学陽書房 「アダルト・チルドレンと癒し」西尾和美著、学陽書房 「アダルト・チルドレン アルコール問題家族で育った子供たち」JGウォイテッツ、金剛出版 上記は購入した本ですが、他にキーワードとして「アルコール依存症」、「機能不全家族」、「境界線」、「共依存」など沢山出版されてますので探していただければと思います。 映画はあまり知りませんが、東宝「積木くずし」(1983年)などは走りのような気がしますね。トラウマそのものには触れてるかどうか知りませんが。 下記のサイトはトラウマを抱えていると思われる方々の参照するところですが、家庭内に及ぶ潜在的悲劇が、昨今の10代~30代が殺人事件などを引き起こしている原因にもなっていると感じずにはいられません。 是非とも幅広く研究をされる参考の一端になればと思います。
- 参考URL:
- http://www.family21.jp/
その他の回答 (3)
- motiwo
- ベストアンサー率42% (14/33)
異性の親との関係ではないのですが、 母娘関係がうまくいかないと、 摂食障害の原因になったりするという説は よく耳にします。 人格形成と親との関係についての学術論文で、 発達心理学研究か教育心理学研究で 鬱病の母を持った乳幼児がどのような行動パタンを取るか、という感じの研究がありましたが、 ちょっと違いますかねぇ… 確か、数名の研究者が共同で発表したもので、 中に荘厳瞬哉さんという心理学者がおられたと思います。 興味があればマガジンプラスなどで検索してみてください。 あと、先日事件沙汰になりました、 岩月謙司教授が親子関係が子供の恋愛パタンに影響するということを述べた本を出版していました。 でも、私自身は、 この方の論は極端すぎてあんまり…という感じです(^^; 私も同様の研究計画を発表したことがあるのですが、その際に教官から受けたアドバイスは、 人格形成を全て親の責任に還元するのは危険ということでした。 また、ヒトの記憶は他の記憶とすりかえられることもありますので、 本人の意味づけによってはささいな出来事も容易にトラウマになり得ることがあります。 アメリカでは、このような現象がカウンセリング中に起こり、クライエントが無実の母を訴えるという事件が実際に起こっていました。 親に愛されなかった事が直接的な原因ではなく、 幼少期にたくさんの人に接する機会があったかどうかという社会的な部分が大きく影響しているという説もあります。 ぜひ、幅広い視点からの研究をして欲しいです。 がんばってくださいね。
お礼
いえいえ、すごく参考になります。 荘厳瞬哉さん調べてみます。 あ、岩月さんは私も本を読んだ事があります。 極端と思う人もいそうだけど、私は結構あてはまっていて的を得ているなと思いました。全てを鵜呑みにはしませんが・・。 人格形成全てを親の責任~、というところは確かに怖いところですね。 きめつけなとではない研究を心がけたいと思います。 ありがとうございます。
父親にあまり愛されずに育った娘が、大人になって同じような男性に出会った時に 父親に愛されたいのに愛されなかったという寂しさを(無意識に)思い出し、 代わりにその男性に愛されようと、追いかけて尽くし続ける・・・それを恋と思い込んでいる、というケースがあるそうです。 その男性とうまくいけばそれでいいのでしょうが、「父親と同じような」男性であるがゆえに やはりいつまでたっても愛してもらえず、苦労続きってことになりやすいようです。 実例を知らないので漠然とした話ばかりでごめんなさい。
お礼
ありがとうございます。納得させられます。 その話は結構心理学をやってる方には知られている説なのでしょうか? 私はだめんず・うぉ~か~のくらたまさんと岩月教授の本でそういう話を見ましたが、 岩月さん以外にもその説をとりあげている方はいるんですかね? そういう情報についてもっともっと調べてみたいと思っています。
- MAKO27
- ベストアンサー率14% (14/98)
親に愛された経験のない子は、自分を愛し大切にする事が分からず出来ない子がほとんどです。だって、どうしたらいいか分からないんですものね。私は教師をしていますが施設で育ったお母さんが自分は幸せな家庭を築きたいと願っていましたが、結局どうしたらよいか分からず、家事も出来ず、二人の子を置いて離婚してしまいました。小さいときに愛され、大事だよというメッセージを送る大切さを切に感じました。
お礼
なるほど・・・ それって好意の表現方法がわからないってこともあるでしょうか? 置いていかれた子供もその人も、どんな気持ちなんでしょう。なんだか胸が痛くなります。 その人はいつかうまくやってけるようになるんでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 私も事件などを起こす人と、小さな頃の家庭環境との関係は疑っているところです。 親にとって子は全てではないけど、子にとって愛情を貰うべき親は全てに近いので、 愛情の感じ方に差があるのも納得できます。 参考書籍、映画ぜひ見てみます。