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王権神授説について
王権神授説は、国家をどのようなものと据えているかについて、わかるでしょうか?簡単でよいので教えてください。
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昔昔、ヨーロッパ諸国は、ローマ帝国の思想に大きく影響を受けています。 ということで、ローマ帝国の皇帝はローマ市民及び元老院の承認?の下に成立していました。皇帝は良かれ悪かれ、ローマ市民や元老院の方を向いていなければなりませんでした。皇帝ネロはローマ市民や元老院の信任をを失い、皇帝として存在できなくなり、結局は死を選択せざるおえなくなりました。 西洋の王と市民(国民?)の関係は、そのようなもの(契約行為の当事者同士のようなもの?)でした。国家は市民と皇帝の財産でした。 ところが、王権神授説という王にとって大変都合のよい考え方が出てきました。これは神と王の契約であり、市民は契約には出てきません。神との契約は絶対であり、市民の信任の有無は問題なくなりました。国家は王のものになり、市民も王の私物になりました。 「朕は国家なり。」#1さんと同じく、この言葉に濃縮されていると思います。
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- tono-todo
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漠然とした質問なので漠然と、 多分聞きたいことと違うでしょうから補足を 一般的に王権神授説はヨーロッパの王国について語られます。 その時代「国家」という概念があったのかどうか疑わしい。 すべて私領・・国などどいう思いはなかったのではないですかね? むしろ、国家、民族の概念は被支配者側から発生した概念なのではないでしょうか。
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回答ありがとうございました。
- googahaku
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日本では、天武天皇に時代(7世紀)勅命で古事記・日本書紀を編纂、「天皇」を天子神の子=皇室の始祖は天照大神(高天原)ーニニギの命(天孫降臨ー神武天皇(初代天皇) 系譜の神の子と位置づけ、地上社会とは一段上に立つものとして初めから従うべきものとの位置づけをしようとしたもののようです。 これは、中国の天から授かった「3種の神器」を持って、天命を得えて王権に付くとの権威付けから来た思想の流れを汲んだものと思われます。
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回答ありがとうございました。
- miyabi15
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要約すると「朕は国家なり」となるのではないでしょうか。 王権の絶対性を思想面から補強するように用いられたのですから、国家は神より権利を授けられた王の占有物と見るのが自然なのではないかと思います。 ネットで簡単に検索したところ、家父長制度の延長線に王権があり、家父長の始祖がアダムであることから、神権をもつ理由としているようですが、私の認識はその程度です。 普通に考えれば絶対王政からみた国家と、王権神授説からみた国家の価値観は大部分が一致するように思います。 少し違う視点から見た同じような質問が過去にあったようなので、参考URLに張っておきます。
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回答ありがとうございました。
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回答ありがとうございました。