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王権とタイの混乱について教えてください。

王権とタイの混乱について教えてください。 いまタイは国を二分した有史以来の大混乱であります。 いつも王さまが登場して水戸の印籠を出してそれでジエンドとなっていましたが 今回は王さまが病気といいながらもどうして登場しないのでしょうか?

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  • fedotov
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回答No.3

タイでプミポン国王の人気は高く、影響力は絶対ですが、 82歳と高齢で、脳虚血症による右半身まひで長期入院中。 静観しているのではなく、精神的・肉体的に仲裁に動けない のではないかと懸念され、タクシン派にはむしろ好都合。 反タクシン派の黄服は月曜生まれのプミポン国王の色。 タイ伝統の王室・宗教・民族を重んじる保守・勤王民族派。 対するタクシン派は反王政。 当然、国王の仲裁は反タクシン派に有利なものになるので、 タクシン派は本心では国王の仲裁を望んではいません。 王位継承権者は2人。 ワチラーロンコーン王子は素行不良で評判は悪く、 人気の高いシリントーン王女は独身で跡継ぎがいません。 現国王に万一の事があれば、王政そのものが揺らぎます。 黄服…反タクシン派 PAD(民主市民連合) 旧エリート、高学歴者、宗教者、バンコク都民・南部住民。 勤王民族派、軍・現政権支持。 赤服…タクシン派 UDD(反独裁民主統一戦線) 低所得者層、東北部住民。民主派、反王政派。 軍の反乱分子のテロリスト(赤い参謀セー・デーン)が味方。 http://www.newsclip.be/news/2010420_027249.html

goodmanman
質問者

お礼

とても参考になりました。 元々は反タクシン派がクーデーターを引き起こした事に端を発しているわけで 現政権のガバナンスに疑問がつきますね。 道路で政治活動するのはよくないのでしょうが 現政権の正当性に問題ありだと思いました。 また、王さまが動けないとなるとこらからのタイは 混迷するのではと懸念します。 その点日本は事実上単一民族でほんとよかったと思うとります。 外国人参政権なんてこの事例をみてもわかるとおりとんでもないことだと 思いました。

その他の回答 (3)

  • fedotov
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回答No.4

No.3です。 タクシン派のタイ東北部は、元はタイの属国でした。 ラーンサーン王国が3つの王国に分裂して、3つとも タイ王国の属国になり、その1つが現在のラオス。 宗主国(反タクシン派)VS属国(タクシン派) の対立が根っこにあると思います。 現在の韓国の大統領選、権力闘争と似ていますね。 慶尚道(新羅)VS全羅道(一時、百済)

goodmanman
質問者

お礼

こおして海外の民族的紛争・対立をみるにつけ日本はほんとうに事実上単一民族でよかったと 思うとります。 こらは外国人が一番羨ましくおもうことでしょうね。 東北部は、いわば国内の植民地政策の歴史からきているわけですね。 日本の場合は外圧があったにせよ明治維新で日本国中いっせいに維新されたから 江戸時代つまり戦国時代の歴史は意味がなくなったのが素晴らしいと思うとります。 とても参考になりました。 ありがとうございました。

  • riderfaiz
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回答No.2

有史以来の大混乱ではないでしょう。 近年で見ても10.14事件のほうがはるかに大騒動ですから。 >いつも王さまが登場して水戸の印籠を出して いつも? そんなことはありません。 国王が裁定を下してジエンドになったのは1992年の「5月の惨劇」事件の時だけです。 10.06にしても10.14にしても国王はお出ましになっていません。 1992年の時もビジュアルには国王が裁定をされていますが、実際には王党派と 呼ばれるプレム枢密院議長らの背後での動きがあって成立したものでした。 しかし今回の騒動の根にある「司法のクーデーター」と言われる2008年に 親タクシン派首相を失脚させた一連の騒動は国王の意向によるものと一般的には 言われています。ですから赤服グループは表面的にはアピシット首相を 攻撃していますが、真に打倒しようと言っている体制を形成したのは国王という 意味になります。またタクシン元首相自身の最終目標は共和制への移行、 初代大統領への就任と言われていますが、少なくとも現在の王政(国王が政治に 関与する、王党派が超法規的措置をとれる体制)の打破を目指していますので デモに対して国王カードを使うことは王制そのもの、国体護持にまで議論が 発展してしまう恐れがあるため、今回の騒動には使えないのです。それに加えて 現実的に国王の病状が深刻という事情もあるのではないかと思います。 赤服派政治家はそれを知っててわざと国王の仲裁を求める発言を繰り返しており、 アピシット首相は非常な不快感を示されています。

  • phj
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回答No.1

今回の混乱は、前回の騒乱の時に、プミポン国王が裁定したのが原因で起きているという部分もあるからです。 日本もイギリスもタイも王国ですが、日本やイギリスで同様のことが起きたときに国王(天皇)が裁定することはまず無いでしょう。なぜなら立憲君主制というのは、政府を選ぶのは国民の権利義務で、王様の裁定で物事が決まるなら、国民主権ではないからです。 いままでは発展途上国として、未熟な民主主義を国王がリードしていったり、近隣諸国の政情不安定(カンボジアの赤軍派など)を国王がガードして、タイという国を守ってきた側面があるのですが、プミポン国王も高齢でそろそろ本当の立憲君主制にしないと、次期国王の負担も大きく、またいつまでも国王に頼る国民ではいけないと考えているからでしょう。

goodmanman
質問者

お礼

いまの騒乱の原因元をつくったのが国王とうのは どういうことなのでしょうか? 立憲君主制を考えてのことよりも自分の健康と後継者を考えてのことが大きいおでは? 国王さんも私利私欲でしょうね。もうお年ですね。 でも、本当の立憲君主制度にしたければ、こおした文章もタイ国内で堂々と書けるように しなければいけないと思うとります。

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