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do が不定詞をとるのでしょうか
They must do all they can to show that books are an integral element in the full life, that they have something to offer to all men. ※「they」は前文より、「public libraries」を差す ※all と they can (do)の間は関係詞の省略 (訳)図書館は全力を挙げて、充実した生活を送るには書物が不可欠の要素であり、図書館は誰にでも何かを提供できることを示さねばならない。 この英文を直訳らしい訳にしてみると、 図書館は、充実した生活を送るには書物が不可欠の要素であり、図書館は誰にでも何かを提供できることを示すために出来る限りのことをしなければならない。 になるのだと思っているのですが、これでは「do」が不定詞をとっているようで、文法上では誤りになっている気がします。この直訳らしい訳が正しいならば、どのようにしたら先述の訳にできるでしょうか。 (「全力を挙げて」という部分は思いつきませんでした) 又、「they can」のあとに「do」を補って読むのは、「do」が先に出てきた単語だからでしょうか。つまるところ、 「…ことを示すために出来る」 ことと 「図書館がしなければならない」 ことが一致しているからなのですか。 あまりうまく説明できていないのですが、解ってくだされば幸いです。 よろしくお願いします。
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- Parismadam
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こんにちは。3/26のご質問以来ですね。 ご質問1: <これでは「do」が不定詞をとっているようで、文法上では誤りになっている気がします。> 誤りではありません。 1.Doが不定詞をとっていると考えることができるのです。 2.その場合は、to不定詞は「~するために」という目的を表す副詞的用法になります。 3.通常、目的の用法では後ろから訳します。 4.それにあてはめれば、ご質問にあるような 「図書館は~するために出来る限りのことをしなければならない」 といった訳し方になります。 ご質問2: <この直訳らしい訳が正しいならば、どのようにしたら先述の訳にできるでしょうか。> 目的の用法のto不定詞を、「結果」の用法で考えるといいです。 1.目的、結果どちらの用法も、副詞的用法の不定詞になります。 2.結果の用法では。前から訳し下げることが多いです。 例: I woke up to find she was not there. 「目が覚めると彼女はいなかった」 She grew up to be actress. 「彼女は大きくなって女優になった」 このto不定詞は、「目が覚めた結果~だとわかった」「大きくなって~になった」と前から訳し下げていかないと意味が通じません。「~するために目が覚めた」「~になるために大きくなった」という後ろから訳す目的用法の訳では意味をなしません。 3.中には、目的・結果両方の用法で訳せる英文があります。 例: I studied hard to pass the exams. (目的)「その試験に合格するために一生懸命勉強した」 (結果)「一生懸命勉強しでその試験に合格した」 このように、目的と結果が理論的に結びつけば、どちらの訳も可能になります。結局同じことを言っているからです。 4.ご質問文は目的・結果の訳にしても同じことなので、意訳では結果の訳になり、前から訳し下げる訳になっているのです。訳出の流れは以下の通りです。 (目的の訳)「図書館は、~ことを示すために、出来る限りのことを、しなければならない」 → (結果の訳)「図書館は、出来る限りのことをして、~ことを示さなければならない」 となり、抄訳のような「結果」の訳になっているのです。 ご質問3: <「they can」のあとに「do」を補って読むのは、「do」が先に出てきた単語だからでしょうか。> 先に出てきた、というより、一度出てきたので重複を避けるため、省略されているだけです。 和訳でも「することが出来る全てのこと」とdoを訳出しなくても、「できる限りのこと」とdoを反復させない方が、すっきりした訳に仕上がります。 ご質問4: <つまるところ、「…ことを示すために出来る」ことと「図書館がしなければならない」 ことが一致しているからなのですか。> 一致はしていません。 1.つまり、to不定詞は、all they can (do)には直接かかっていないということです。 2.目的・結果ともとれるここでのto不定詞(to show~文末まで)は、主文の動詞must doだけにかかっているのです。 3.つまり、この文の基本構造は A must do B to show C 「AはCを示すために、Bしなければならない」(目的の訳) =「AはBすることで、Cを示さなければならない」(結果の訳) で、Bにあたるのがall they can (do)「できるかぎりのこと」となっているのです。 以上ご参考までに。
- go_urn
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こんにちは! とても丁寧な疑問点のご説明で、分かりやすかったです。意味はきちんと取られていますので、文法上の to不定詞の理解が不足しているための疑問になっています。 to不定詞は 1)名詞として機能 2)形容詞として機能 3)副詞として機能 の3つの機能がありますね。目的語として機能するのは1)の名詞的用法ですが、ここは違います。 They must do all they can 【to show that books are an integral element in the full life】, that they have something to offer to all men. They(=主語)must do(=動詞)allthey can(=目的語)【to show that books are an integral element in the full life】(=不定詞の「目的」を表す副詞的用法)という構造です。したがって直訳は 彼らは、本が充実した人生の不可欠の一部であることを示すために、彼らができる全てをしなければならない。 となります。all they can は、ご指摘通り、all that they can (do)ということです。 なお、ついでに They must do all they can to show that books are an integral element in the full life, that they have something 【to offer to all men】. の後半の to不定詞は形容詞適用法で、somethingにかかるものです。【すべての人に与えるべき】→ 何か(something)という感じです。 でも、have something to 不定詞 は、意訳として「何か~なものを持っている」と訳していい場合が多いです。 例)I have something to talk to you about. ちょっと君に話したいことがある。 であれば、they have something 【to offer to all men】は、自分たちがみんなに提供できるものを持っている、という訳が自然な訳かなと思います。 以上、ご参考になれば幸いです!
お礼
お返事遅くなってしまってすみません。回答有り難うございます。 辞書で「do」を引いても、不定詞をとる用法が載っていなかったので、おかしいと思ってしまいました。 また「something」の訳は意訳しても良いのですね。 有り難うございました。
お礼
お返事遅くなってすみません。回答有り難うございます。 あと覚えていてくださって有り難うございます。 「結果」の用法だったのですね。 また、「to不定詞はmust doにかかる」と解説があったのですが、やはりそこがよくわかっていなかったのだと思います。 ありがとうございました。