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α(x)=x+[x]の時∫[1..3]e^xdα(x)と∫[x/√2]dα(x)の値を求めよ
下記の計算に取り組んでいます。 [例]∫[0..2]e^xd[x]([ ]はガウスの記号)を計算せよ。 [解] x∈[0,2]に対して [x]=I(x-1)+I(x-2)なので ∫[0..2]e^xd[x]=e^1+e^2 を参考にして,(Iはジャンプ関数?) [問]α(x)=x+[x] とする時, [解] ∫[1..3]e^xdα(x) と ∫[0..5/2][x/√2]dα(x) の値を求めよ。 前半は x∈[1,3]に対して α(x)=x+I(x-2)+I(x-3)なので ∫[1..3]e^xdα(x)=∫[1..2]e^xdα(x)+∫[2..3]e^xdα(x)(∵Riemann-Stieltjes積分の性質) =[e^x]^(2+2)_(1+1)+[e^x]^(3+3)_(2+2)(∵x=1の時x+I(x-1)=1+1,x=2の時x+I(x-1)=2+2) =e^4-e^2+e^6-e^4=e^6-e^2 後半は x∈[0..5/2]に対して α(x)=x+I(x-1)+I(x-2)なので ∫[0..5/2][x/√2]dα(x)= ∫[0..1][x/√2]dα(x)+∫[1..2][x/√2]dα(x)+∫[2..5/2][x/√2]dα(x)(∵Riemann-Stieltjes積分の性質) =[[x/√2]]^(1+1)_(0+0)+[[x/√2]]^(2+2)_(1+1)+[[x/√2]]^(5/2+2)_(2+2) =[1.414]-[0]+[2.828]-[1.414]+[3.181]-[2.828] =4-0+2-1+3-2=6 としてみたのですが自信がありません。 どのようにして解いたらいいのでしょうか?
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- Tacosan
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私も自信がそんなにあるわけではありませんが, 2つ目は α(x) = I(x-1) + I(x-2) じゃないかなぁ? I(x-5/2) が不要のような気がします.
- Tacosan
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I(x) は単位ステップ関数で x < 0, x ≧ 0 なら 1 です. で, これを「微分」すると δ関数が現れて dI(x) = δ(x) dx です. この δ関数には ∫[a..b] f(x) δ(x-t) dx = f(t) という性質があります (積分範囲は a < t ≦ b を満たす任意の範囲でいいはず). このことと 0 ≦ x ≦ 2 に対して [x] = I(x-1) + I(x-2) と書けることを使うと ∫[0..2] e^x d[x] = ∫[0..2] e^x [δ(x-1) + δ(x-2)] dx = (被積分関数を 2つにばらしてそれぞれ δ関数の性質を使い) = e^1 + e^2 が得られます. また, d は線形演算子なので (形式的に) d(f(x) + g(x)) = df(x) + dg(x) と書けます. これだけ使うと最初の積分をばらしていけて, ∫[1..3] e^x dα(x) = ∫[1..3] e^x d(x + [x]) = ∫[1..3] e^x dx + ∫[1..3] e^x d[x] = e^3 - e^1 + e^3 + e^2 = 2e^3 + e^2 - e^1 になるんじゃないかな (後半の積分ははしょってますが ∫[0..2] e^x d[x] = e^2 + e^1 から類推できると思います: δ関数まで還元してもいいけど). 後半の方ですが, 質問のところで挙げられた方法では ∫[0..5/2] [x/√2] dα(x) = ∫[0..1] [x/√2] dα(x) + ∫[1..2] [x/√2] dα(x) + ∫[2..5/2] [x/√2] dα(x) とばらしてから項ごとに評価してますよね. このうち右辺の第1項が 0 になるという指摘です. 全体が 0 になるということではありません. 被積分関数の [x/√2] は [0..5/2] で 0 か 1 しかとらないので, 0 のところは無視して ∫[0..5/2] [x/√2] dα(x) = ∫[√2..5/2] dα(x) まで簡単にできます. ついでですが, 積分範囲で非負の関数 f(x) と単調増加な関数 P(x) に対して ∫f(x) dP(x) ≧ 0 です. ですから, ∫[0..5/2] [x/√2] dα(x) = -1 と書いたらその時点で「あれ?」と思うべきだと思います.
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詳細なご説明誠に有難うございます。 > I(x) は単位ステップ関数で x < 0, x ≧ 0 なら 1 です. で, これを「微分」する > と δ関数が現れて dI(x) = δ(x) dx です. この δ関数には ∫[a..b] f(x) : > です. ですから, ∫[0..5/2] [x/√2] dα(x) = -1 と書いたらその時点で「あれ?」 > と思うべきだと思います. 1つ目について ∫[1..3]e^xdα(x)=∫[1..3]e^x(x+[x]) =∫[1..3]e^xdx+∫[1..3]e^xd[x](∵Riemann-Stieltjesの性質) =e^3-e+∫[1..3]e^xd[x] =e^3-e+∫[1..3]e^xd(I(x-2)+I(x-3)) (但し,単位ステップ関数I(x-t)=1(x≧tの時),0(x≦tの時)) =e^3-e+∫[1..3]e^x(δ(x-2)+δ(x-3))dx (∵δ関数の定義) =e^3-e+e^2+e^3 (∵∫[a..b]f(x)δ(x-t)dx=f(t)(但しa<t≦b)) 2つ目について ∫[0..5/2][x/√2]dα(x)=∫[0..5/2][x/√2]d(x+[x]) =∫[0..5/2][x/√2]dx+∫[0..5/2][x/√2]d[x](∵Riemann-Stieltjesの性質) =5/2-√2+∫[0..5/2][x/√2]d[x] =5/2-√2+∫[0..5/2][x/√2]d(I(x-1)+I(x-2)+I(x-5/2)) (但し,単位ステップ関数I(x-t)=1(x≧tの時),0(x≦tの時)) =5/2-√2+∫[0..5/2][x/√2](δ(x-1)+δ(x-2)+δ(x-5/2))dx (∵δ関数の定義) =5/2-√2+[1/√2]+[2/√2]+[5/2/√2] =5/2-√2+[0.707]+[1.414]+[1.748] =5/2-√2+0+1+1=9/2-√2 でいいのですね(多分)。 ちょっと自信ないのですが勘違いしてましてらご指摘ください。
- Tacosan
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そうそう, とても気になった点があります: 2つ目の方の被積分関数, [x/√2] の [・] はガウス記号でいいでしょうか. もしそうなら, ∫[0..1][x/√2]dα(x) = 0 でなければなりません. なぜならこの範囲で [x/√2] = 0 だから....
お礼
有難うございます。 > そうそう, とても気になった点があります: > 2つ目の方の被積分関数, [x/√2] の [・] はガウス記号でいいでしょうか. もしそ > うなら, > ∫[0..1][x/√2]dα(x) = 0 > でなければなりません. なぜならこの範囲で [x/√2] = 0 だから.... ん? 積分範囲は0から5/2までとなっておりますが…
- Tacosan
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えと.... α(x) = x + [x] から dα(x) = dx + d[x] とできるような気がします. これでよければ, d[x] = Σδ(x-t) dx (総和は積分範囲が [a, b] なら「a より大きく b 以下の整数」) となるので δ関数の積分 ∫f(x) δ(x-t) dx = f(t) を使えば簡単なような気がします.
お礼
有難うございます。 > えと.... > α(x) = x + [x] > から > dα(x) = dx + d[x] > とできるような気がします. > これでよければ, > d[x] = Σδ(x-t) dx (総和は積分範囲が [a, b] なら「a より大きく b 以下の整 > 数」) > となるので δ関数の積分 > ∫f(x) δ(x-t) dx = f(t) > を使えば簡単なような気がします. そうしますと ∫[0..2]e^xd[x]=∫[1..3]e^xδ(x-t)dx=[e^t]^3_1=e^3-e^1 ∫[0..5/2][x/√2]dα(x)=∫[0..5/2][x/√2]δ(x-t)dx=[[x/√2]]^5/2_0 =[0/√2]-[5/2/√2]=[0]-[1.767]=-1 となるのでしょうか??
お礼
ご指摘誠に有難うございます。 > 私も自信がそんなにあるわけではありませんが, 2つ目は > α(x) = I(x-1) + I(x-2) > じゃないかなぁ? I(x-5/2) が不要のような気がします. [0]=0,[0.5]=0,[1]=0,[1.5]=1,[2]=2,[2/5]=2 I(0-1)+I(0-2)=0,I(0.5-1)+I(0.5-2)=0, I(1-1)+I(1-2)=1+0=1, I(1.5-1)+I(1.5-2)=1+0=1, I(2-1)+I(2-2)=1+1=2, I(5/2-1)+I(5/2-2)=1+1=2 で確かにそうですね。I(x-5/2)は不要ですね。 、、、という訳で2つ目について ∫[0..5/2][x/√2]dα(x)=∫[0..5/2][x/√2]d(x+[x]) =∫[0..5/2][x/√2]dx+∫[0..5/2][x/√2]d[x](∵Riemann-Stieltjesの性質) =5/2-√2+∫[0..5/2][x/√2]d[x] =5/2-√2+∫[0..5/2][x/√2]d(I(x-1)+I(x-2)) (但し,単位ステップ関数I(x-t)=1(x≧tの時),0(x≦tの時)) =5/2-√2+∫[0..5/2][x/√2](δ(x-1)+δ(x-2))dx (∵δ関数の定義) =5/2-√2+[1/√2]+[2/√2] =5/2-√2+[0.707]+[1.414] =5/2-√2+0+1=7/2-√2 となるのですね!!