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年周視差について
年周視差についていまいち理解できません。 ある参考書に、「近い恒星は、遠い恒星に対して動くように見える」とありました。 一体どのようなことなのか、頭の中で想像できません。 教えてください。よろしくお願いします。
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こんにちは。 半年ごとに、地球は太陽の周りを180度ずつ移動します。 0度のときと、半年後の180度とでは、地球の位置は、地球の公転半径の2倍(地球と太陽の距離の2倍)だけ違います。 地球の公転半径の2倍を底辺とした二等辺三角形△ABCを考えます。 頂点Aは、どこかの恒星です。 Bは夏至のときの地球の位置、Cは冬至のときの地球の位置です。 頂点から底辺に垂直二等分線を下ろし、底辺と交わった点をDとすると、点Dが太陽です。 また、その垂直二等分線は、∠Aの二等分線でもあります。 ∠Aの角度をθとすると、二等分された角度はθ/2です。 地球から恒星Aを見ると、 夏至のときの位置Bからは、角度=+θ/2の場所に恒星Aが見えます。 夏至のときの位置Cからは、角度=-θ/2の場所に恒星Aが見えます。 つまり、夏と冬とでは、角度の差が (+θ/2) - (-θ/2) = θ つまり、恒星が見える方向は、θだけ移動したように見えます。 (年周視差) 次に、 頂点Aを、もっと遠くの恒星に合わせるとします。 このとき∠Aの角度θは、先ほどと比較してどうなるでしょうか? 小さくなりますよね。 ですから、遠くの恒星は、先ほどの恒星よりも、夏と冬とで見える角度の差が小さくなります。 (遠い星の年周視差) Aをどんどん遠くしていって、無限に遠くなった(仮想的な)状況では、 θは0度になります。
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列車に乗ります。窓から外を眺めると、遠くの山が動かないのに線路の近くの樹や建物は大きな速度で後ろへ飛び去るように見えます。
お礼
お礼が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。 本当になるほどです!!! そのように見えるのは、角度に差があったからだったのですね。 そう見えるのが当たり前に思っていたので、理由を考えたことがありませんでした。ありがとうございます。
- firefoxjpn
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実験してください。 右手をいっぱいにのばし、右手の人差し指を立てます。その指に重なるように、少し遠いところ(電球や家具の角など)を見ます。このとき右目だけで電球を見たときと、左目で見たときでは、人差し指と電球の位置にズレが生じます。これが視差です。 右目を1月の時点、左目を7月の時点とし、指先を近くの恒星、電球を遠くの恒星と置き換えると、わかるかと思います。
お礼
お礼が遅くなってしまい、本当にすみません。 わかりやすい実験をありがとうございます!!! 何度も何度もやると、理解をさらに深めることができました。 本当にありがとうございます。
お礼
お礼が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。 紙に書いて、図を書くと非常にわかりやすく、理解へとつながりました。本当にありがとうございます!!!!