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フィルタの群遅延と相遅延の違いって?
最近あるデジタルフィルタの本を読んでいたら、群遅延と相遅延というものが出てきました。 相遅延はあるシステムにおける単一周波数の正弦波入力に対する遅れ時間で、位相を角速度(ω)で割っていました。一方、群遅延は複数の周波数を持つ正弦波の集合が入力された場合の、その包絡線の遅れ時間で位相を角速度で微分しています。 この二つの遅延の違いがよくわかりません。 わかりやすく教えてください。もしくはわかりやすい本、URLを教えてください。
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蛇足ですが、説明まで 群遅延というのは、「入力波形に対する出力波形の時間の遅れ」です。 入力波形と出力の山がある回路を通した後でずれているという現象です。 時間で観ます。入力波形というのはたくさんの周波数成分波形が重なって 出来ていますので、その包絡線が波形そのものです。 相遅延というのは、「入力波形に対する出力波形の位相のずれです。」 入力波形にはたくさんの周波数成分がありますので、 測定上はひとつの周波数を使って測定すれば位相ずれはわかるということ です。 周波数で観ます。 (詳しくは、群遅延、波形 とキーワードを入れて検索してみてください。 波形などもありますからよくわかると思います。) 以上 参考まで 関連URL:http://www-lab15.kuee.kyoto-u.ac.jp/~t-naka/php/paper-new.php { (中西俊博,杉山和彦,北野正雄 : 「電子回路における負群速度」)PDFファイル }