- ベストアンサー
抗体を希釈する際の溶液について
通常、抗体を希釈する際は、PBSやTBSを使用するのが一般だと思います。 私も普段そのように使っておりますが、先ほど、TBSTで希釈をしてしまいました。もったいないのでそのまま使用してしまいましたが、界面活性剤が入っているために、著しく反応率が落ちてしまうかもという懸念があります。 このように間違えて希釈してしまった経験をお持ちの方はいらっしゃいますでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>通常、抗体を希釈する際は、PBSやTBSを使用するのが一般だと思います。 そんなことなくて、Triton-X100やTween20の入ったバッファーで希釈するのも普通にやりますよ。希釈した抗体が器具やサンプルに吸着して力価が下がったり、非特異的な吸着でバックグラウンドがあげたりするのをを防ぐために、界面活性剤やブロッキング剤を入れたバッファーで希釈するのが、むしろ普通であるとも言えます。
その他の回答 (1)
- teru-arai
- ベストアンサー率74% (40/54)
回答No.2
>界面活性剤が入っているために、著しく反応率が落ちてしまうかもという懸念 があります。 #1さんがおっしゃっている通りに私も抗体を希釈しまてす。 界面活性剤はどう効くんでしょうね。免沈するときに、RIPA(Raido Immuno precipitation assayかな?)バッファーと言うのを使います。RIPAには、Triton どころか0.1%SDSなんて言う強烈なものまで入ってます。Current Protocols in Immun.によると0.1%SDSを入れておくことで非特異的沈降を減少させられるそ うです。
質問者
お礼
ウェスタンでも非特異的吸着を防ぐ効果があるかもしれないわけですね。大変参考になりました。ありがとうございました。
お礼
なるほど、反対に反応率が上がったり(しっかりした希釈率を保つため)、バックグラウンドを下げるたりしてくれるわけですね。自分の予想と正反対でした。本当にありがとうございました。