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(名古屋方言)「なか」の用法は?
『よそではめったに聴けないはなし 日本開化はやり歌』(キング:1998.02.04.)によると 名古屋甚句の一節に、次の歌詞があります。 前略 お嬶(かか)まめなか 達者なか まめであろうが あるまいが 後略 文脈から「まめなか」、「達者なか」の意味は見当がつきます。今日でも名古屋地方では、こういう言葉遣いが生きていますか。生きている場合、「なか」を用いて幾つか例文を作って下さいますか。 よろしくお願いします。
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私は東京生まれなので、方言はさっぱりですが‥ 「まめなでよ~」という言い方もあるので、これは、「なか」の用法と言うよりは、 まめな(達者の意) + か(終助詞: 疑問・質問) ではないでしょうか。 ちなみに、ちょっと調べてみたら、三重県南部地方では日常的に使うみたいですね。 ● 尾鷲弁あれ?これ!! http://www.ztv.ne.jp/tud5thma/massan/owaseben,tokutyou.htm あと、岐阜でも‥ ( ^^ ● 岐阜弁について語ろっけー http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/gengo/1187092889/l50
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suunanさんがおっしゃるように、方言を標準語の文法に基づいて解釈しようとすると、にっちもさっちも行かなくなる可能性が高いですね。私は最初、ナリ活用の「まめなり・か」、「達者なり・か」が短縮されたものではないだろうか‥と書こうと思ったんですけど、確信が持てなかったので止めました ( ^^ しかし、「まめな」が終止形かぁ‥ 真剣に考えたら眠れなくなりそうですね (笑) なお、江利チエミが歌った名古屋甚句の歌詞(‥のごく一部)を紹介したブログを見つけました。こちらでは「旦那マメだか達者だきゃ」となっていますね(* 「お嬶」は「旦那」に入れ替えられています)。 江利チエミファンのひとりごと http://blog.goo.ne.jp/udebu60827/e/f9c601710cd93a26427d325100f9bbf1
補足
少し長いのでこちらに記します。 >>方言を標準語の文法に基づいて解釈しようとすると、にっちもさっちも行かなくなる可能性が高い 当然です。この点を私は実に、はっきり意識しています。その証拠がANo.1の補足の欄の3、4、5です。3、4、5は私の主張を何も含んでいません。唯の質問文です。方言には方言なりの文法が有る筈で、それを探るために、方言に関する話と共通語に関する話が混じらないようにしてあります。方言は方言に、共通語は共通語に限定してお訊ねしています。しかも読み落とされないよう先頭に断り書きを入れています。さらに言えば、こんな質問はナンセンスだよという可能性すら予測して、「ノー」とだけ言って、後は答えないことも出来るようにしてあります。 >>ナリ活用の「まめなり・か」、「達者なり・か」が短縮 質問をする分際でオコガマシイ限りですが言ってしまいます。いい線を睨んでいるのではないでしょうか。最終的には、どうなのか私には論じられませんが古語の影を引き摺ってはいまいか、との視点は一理ありそうです。辞典が連体形といっているのは「まめなる・か」、「達者なる・か」が震源地ではないですかね。素人の直感ですが、多分、ちょっと核心に近づいたのではないでしょうか。この質問は難しい背景を抱えていそうな気がします。 >>しかし、「まめな」が終止形かぁ‥ >>真剣に考えたら眠れなくなりそうですね (笑) 「まめな」が終止形であるという話は、私とtareteruさんの遣り取りでは今のところ登場していません。話が込み入ってはいけないので、この質問に限っては他の方の意見に傾聴すべきものがあったとしても引用したりせず、私対tareteruさん、私対Aさん、私対Bさん……という具合に直接の遣り取りに限定させて下さいませ。勝手に決めてしまってご免なさい。 なお、『「まめな」が終止形かぁ‥』が他の誰かの意見に何らかの影響を受けていると思っている訳ではありません。 江利チエミ方式の他に、「おかか 無事でか 達者でか」もあるのは承知しています。 http://yoshihiko-ogawa.cocolog-nifty.com/blog/cat4058017/index.html こちらも終止形に「か」が接続したとは、今の私の感覚では考えにくいです。 論より証拠で先ずは初出の質問文の例文作りとANo.1の補足の3、4、5に「ほいよっ」と答えて下さる方が登場すれば、あっという間に解決、乃至は大きく前進するので、それを待ちます。 これも直感ですが辛抱強く待てば、この質疑を裁く名人が多分何処かに居られると思います。 再度のお答、有り難うございます。またの機会にもよろしくお願いします。
- suunan
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「まめなか 達者なか」は「まめだか 達者だか」の方言です。 それぞれ、まめだ・達者だという形容動詞の〔終止形〕であり、 発音の違いで「だ」が「な」になっても 文法的には終止形です。連体形ではありません。 先に回答された方も連体形とは述べておられません。 「まめなのか」の〔の〕が発音上消えた可能性もありますが、 この場合は連体形と〔か〕は文法的には離れており、 「形容動詞の連体形に「か」が接続していると見ること」は できません。 「 国語辞典にも助詞「か」が活用語の連体形に接続する」 その辞典の書名と出版社名を示してください。 そんな辞典ほんとうにあるのですか。 形容動詞は活用語ですが 「翌日の朝が〔さわやかだ〕かわからない」という具合に 終止形に〔か〕が接合するので、「活用語の連体形に」と いうのは明らかに間違いです。 「共通語の場合」と、共通語と方言を分けて考えるなら、 そこまでの方言の話と関係ないことになります。 最初の質問文は方言特有の知識を求めています。 仮に、あなたの接合説が正しくても、 「共通語と方言は違うのだ」という判断にならないのは おかしいですね。 「形容動詞以外の終止形に接続するように思えてなりません」 は、「形容動詞の連体形に〔か〕が接合する」と正反対ですが 両方ともあなたの意見ですよ。 〔その国語辞典〕に書いてあると言っても、それ以前に あなたの判断が先行しています。 本筋の回答としては、 冒頭に述べたとおり「終止形」に〔か〕が 接合しています。
お礼
補足の欄から続きます。 11 >>「形容動詞以外の終止形に接続するように思えてなりません」 >>は、「形容動詞の連体形に〔か〕が接合する」と正反対ですが >>両方ともあなたの意見ですよ。 その通りです。両者が両立しないからこそ、その矛盾に悩むのです。その結果、質問となって皆さんを煩わせる事になるのです。おかしいことがありますか。 12 >>〔その国語辞典〕に書いてあると言っても、それ以前に >>あなたの判断が先行しています。 違います。順序は、疑問の発生、辞典の閲覧、初出の質問文の作成・投稿、ANo.1の読了、再び辞典の閲覧、ANo.1の補足の欄の記入ですからANo.1の補足の欄の2が私の判断だとしても、私の判断は最後であって辞典に先行していません。 13 初出の質問文でお願いした例文を幾つか作ってくださると論より証拠で、一気に解決するか大きく前進すると思います。事情が許せば作って下さいませ。 瑣末なことに拘る積もりはありませんが、こうしたシステムを利用して質疑を進めるには双方が論理に忠実でないと脱線の連続になるので、記しておきました。 好んでややこしい話にする積もりはないので、ご返事があろうとなかろうとお任せします。 ご回答、有り難うございました。 なお、貧乏暇なしで平日のお礼は翌日の夜間になることが多いと思います。調べ事を要すれば更に遅れます。ご了承下さいませ。
補足
今のところ私に原因がある可能性をも含めて理由は承知しませんが、このご回答には、あちこちで困惑しました。 >>「まめなか 達者なか」は「まめだか 達者だか」の方言です。~中略~いうのは明らかに間違いです。 6 当該地方では一般的に「だ」の音が「な」の音になることが知られていますか。一般とまでは拡張できなくても「まめな 達者な」は「まめだ 達者だ」の音の変化だと言える事例が他にもありますか。あれば幾つか例示して下さいませ。それとも、この一件に限っていえるのですか。質問文にある例文のお願いは、正にこの点を推し量るためのものでもありました。勝手を言って済みません。 結論だけがあって論証もなければ資料の紹介もないのでは「お説は拝見しました。」としか言えないので困惑しています。 7 http://yoshihiko-ogawa.cocolog-nifty.com/blog/cat4058017/index.html これによると「おかか 無事でか 達者でか」もあります。この場合も「だ」音が「で」音に変化しただけで終止形が「無事で」なのだと考えてよいですか。これは今回の質問に密着していて決して別問題ではありません。 >>先に回答された方も連体形とは述べておられません。 承知しています。「『連体形+「か」だと辞典が述べている』と私がいっている」のです。 >>その辞典の書名と出版社名を示し お好みの辞典を手にすれば大概書いてあるように私には読めます。ただし、私には国語辞典を正しく使いこなしていると述べる自信がないので、ご自分でお確かめ下さいませ。 広辞苑第6版、岩波書店P.448 国語大辞典第2版、小学館 P133 カラー版日本国語大辞典、講談社P.??? その他諸々。. >>そんな辞典ほんとうにあるのですか。 これにも困惑しています。質問した人間が唯一の論拠としているのですよ。この論拠を確かめずに回答を作られてしまうのですか。いや、調べるまでもなく、ある道理がないという訳でしょうか。それとも、筆が滑っただけですか。 8 >>「翌日の朝が〔さわやかだ〕かわからない」という具合に 新たな問題が派生してしまいました。言語感覚は十人十色です。議論がますます錯綜しそうで怖いのですが、記しておきます。 「〔さわやかだ〕かわからない」という表現に疑義なし、とのお立場なのは判りました。そういう立場の方が存在することは私も認めます。 しかし、「〔さわやか〕かわからない」は認めても、「〔さわやかだ〕かわからない」には抵抗を示す方もいる心配はないですか。後者の立場だと、この例から終止形に〔か〕が接合するとはいえなくなります。辞典の編集者は「〔さわやかだ〕かわからない」を認めていない可能性はありませんか。認めていそうでもあるし、いなそうでもあるし私には判りません。そうですか、と述べておくしかありません。 9 >>終止形に〔か〕が接合するので、「活用語の連体形に」と >>いうのは明らかに間違いです。 ご主張は分かりました。しかし、suunanさんが自信ありとおっしゃるのと同程度に辞典の編集者も自信がありそうです。身元も明かして記述している国語学者の説を私の能力では否定できません。 可能性は三つですかね。一つはsuunanさん説と編集者説が並立すること、一つはどちらかが誤っていること、もう一つは私の辞典の読み方が誤っていてsuunanさん説と編集者説が実は同一であること。私の読み間違いを否定はしません。 10 >>「共通語の場合」と、共通語と方言を分けて考えるなら、 >>そこまでの方言の話と関係ないことになります。 >>最初の質問文は方言特有の知識を求めています。 >>仮に、あなたの接合説が正しくても、 >>「共通語と方言は違うのだ」という判断にならないのは >>おかしいですね。 前半の3行について 質問する人間にとっては、方言の話と共通語の話は関係があります。「方言特有の知識を求める」ために「共通語との対比をする」のです。とても良い方法です。こういうことをしないと理解が深まりません。 後半の3行について 何を述べているのか通じません。私は何の接合説も述べていません。ANo.1の補足欄の2のことですか。2で解決したと思う人間から3、4、5のお願いが出るとお考えですか。しかし、字面だけを追う方は2が私の説だということになるかもしれません。そういう読み方をされる向きにはお詫びします。 最後の2行について 何を述べているのか通じません。「共通語と方言は違うのだ」という判断は質問文投稿以前からできています。 以下はお礼の欄へ続きます。
お礼
締め切るに当たって 本日は3月16日です。質問文投稿以来、ひと月が経ちました。これ以上は新たな寄稿は期待できないと判断し締め切ります。 回答が得られない理由は様々でしょう。が、「まめなかな?」=「元気だった?」が今日でも通用しているという話はもっとよく調べる必要があるかもしれません。実は年齢層が限られていて、ほとんど死語などという事情がありはしませんでしょうか。出発点となる使用例が集まらないのでは考えようがありません。 進捗したことは「まめ」+「なか」ではなく、「まめな」+「か」を含め、その周辺だろうということだけでしたが、それでも一歩前進でしょう。 お世話になりました。また機会があればよろしくお願いします。
補足
1 ご紹介のあったURLからリンクを辿りました。 http://www.gujo-h.ed.jp/images/lecture/11/11-4.htm に 「まめなかな?」=「元気だった?」があるので今日でも通用しているのは判りました。 2 国語辞典にも助詞「か」が活用語の連体形に接続すると記してありましたので「まめなか」が >>まめな(達者の意) + か(終助詞: 疑問・質問) であることは分かりました。形容動詞の連体形に「か」が接続していると見ることができます。 ここまではよいのですが、さて、疑問です。 3 名古屋、尾鷲、岐阜界隈では基本的には、どんな形容動詞の連体形にも助詞の「か」が接続するのですか。接続する場合には幾つか例文を追加して下さいませ。 4 共通語の場合、国語辞典が言うように今日でも助詞「か」が活用語の連体形に接続しますか。形容動詞以外の終止形に接続するように思えてなりません。解説を希望します。 5 今日の共通語の場合、形容動詞の連体形に「か」が接続しますか。接続する場合、幾つか例示して下さいませんか。 お一人だけにお願いするのは申し訳ありません。何方様なりとお答え下さいませ。 有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。