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吸収分光法
吸収分光法について調べているのですが、どのサイトを見ても 普遍的な分光法であるが、感度が低いという欠点がある としか記述されておらず理由がありません。 感度が低い理由とは何なのでしょうか?
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- tyatm
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何に比べて感度が低いかというと、蛍光測定法に比べて、です。 吸収分光法は試料によって吸収される光の量を測るので、試料がないときは例えば 100 という測定量があって、これが試料に例えば 1 だけ吸収された結果、99 という量が測定されます。そして試料がある場合とない場合との差、100-99=1 を計算によって求め、試料の量を知る訳です。もし試料の量がとても少なく、例えば 0.01 しか吸収されないとすると、100 と 99.99 の違いを正確に検出しなければなりません。 一方蛍光測定法は試料がなければ蛍光も原理的にはゼロですから、試料の量が少なくてもゼロと非ゼロを違いを検出すれば良く、検出器の感度さえ上げれば検出可能となります。吸収分光法では、検出器の感度を上げると検出器が飽和して使えなくなってしまいます。 生物物理学などの分野では、蛍光を使って蛋白質などの一分子を検出し、実際の研究に応用されています。"一分子 蛍光"とかで検索すると沢山でてきます。吸収では不可能な話です(光熱変換法という、試料が光を吸収する性質を使った高感度な方法がありますが、上に述べた観点では、むしろ原理としては蛍光法に近い方法です)。
>金属イオンに配位して着色するキレート試薬による光吸収を測定… この場合発色試剤の構造がキレートにより大きく変われば特徴的な吸収を得ることが出来ます、それがない場合、キレート試剤の吸収と近いところに吸収が来てしまい高い感度が得られません。 そこで色々考えます。 キレート試剤が金属により「酸化・還元」されると、電子状態が大きく異なるので、高い感度が得られます。 また、キレート化するとイオン性が低下しますので有機溶媒で抽出してその濃度を測定することもあります。 この様に単にキレートすることだけでなく、他の操作や反応と組み合わせることにより高い感度を上げる方法が考えられています。 http://www.tech-jam.com/academy/kennkyuu/05/index.phtml キレートや発色関係は同仁化学研究所様が広く手がけていますので、カタログ等ご請求下さい。↓ http://www.dojindo.co.jp/
済みませんが、 1.どの波長範囲か。 2.測定する試料は何か。(気体、液体、固体、プラズマ、炎等) 3.名称は「吸収分光」以外に何か付かないか。 お答え頂けますでしょうか。 m(_ _)m
補足
お返事ありがとうございます。 金属イオンに配位して着色するキレート試薬による光吸収を測定する光吸収分光で、試料は液体だと思います。 波長範囲はわからないです。 このような中途半端な返事になってしまい申しわけありません。 よろしくお願いします。