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近赤外分光について
今度、近赤外分光法である試料の水の挙動を調べることになりました。 水の挙動を調べるためには、赤外分光より近赤外分光の方が情報量が多く得られるとか。 超素人の私から言わせると、基準振動を見る赤外分光の方がいいようなきがするんですが・・・。 なぜ、倍音と結合音を見る近赤外分光法が良いのでしょうか?
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> ...である試料の水の挙動を調べる... 具体的に"どんな"試料の中の、水の"どんな"挙動を見るのか分かり ませんので、関係ありそうな「ヒント」を。 ここに、光路長(セル厚)10mmの石英セルがあるとします。これに純水 を入れて、赤外分光光度計と近赤外分光光度計(普通はUV-VIS-NIR) でH2Oに関するバンドの透過率or吸光度を測定します。 さてスペクトルはどうなりますか? セル長0.01mmでは? 基準振動と倍音で何が違うかですね。もちろん波長(波数)は倍だけ 違いますが、それだけですか? 「吸収ピークの基本パラメータを3つ」と言われたら、1:ピーク波長、 2:バンド幅(半値幅)、そして3つ目は?
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- nyaa-sw20
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回答No.2
当然、一般的な赤外分光法で用いるピークの帰属や他のピークとの強度変化の比較などという意味では、基準振動の方が望ましいです。 しかし近赤外光分光は赤外分光と異なり、結晶水や結合水・自由水など、水の状態によって非調和性が異なることを利用し、それぞれの状態の水を見分けることができます。 これが「情報量が多い」ということになります。 また吸収強度も弱いのでセルの厚みを自由に変えられ、強度の変化も追いやすくなる利点もあります。
質問者
お礼
御礼が遅くなって申し分けません。 ありがとうございました。
お礼
御礼が遅くなって申し訳ありません。 ありがとうございました