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微弱な一塩基酸
ホウ酸はNaOH標準液で直接滴定出来ないため、多価アルコールで錯体にする必要があるといいますが、理由はホウ酸が極めて微弱な一塩基さんだからということ・・ なぜ微弱な一塩基酸はNaOHで直接滴定出来ないのですか? また、なぜ錯体だと滴定できるのですか?
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- nious
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#2ですが、その通りのようですね。 グリセリンやマンニトールなどの多価アルコールにより、 酸解離度が増大(pKaは減少小)するそうです。 特にマンニトールでは酢酸程度にまで強くなるらしいのでかなりの増強剤ですね。
- nious
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例えば濃度が0.1M程度の弱酸(pKaは4~10位)を、 ほぼ同濃度のNaOHで滴定する場合について、 その滴定曲線について考えてみます。 pKaが小さい(より強い)酸程pHジャンプが高くなり、 大きい(より弱い)酸程低くなります。 そしておよそ、pKa>8になるとほとんどpHジャンプは確認出来なくなります。 計算上は滴定開始時と当量点のpHの差は、 近似的にはpKaの値に無関係にほぼ6程度になるのに少し不思議な気がしますが、 pKaが大きい酸程、滴定の開始直後に一気にpHが上昇するのが原因のようです(以降は落ち着きます)。 これだと当量点付近でジャンプのしようがありません。 以上からホウ酸のpKaは9.2なので、滴定は困難になると考えられます。
補足
わかりやすい回答ありがとうございまず! ホウ酸は錯体にすると酸性度が高くなってNaOHで滴定できるようになるのですか?だとしたらなぜ酸性度が上がるのですか?電気陰性度とかですか?
ホウ酸はpKa1が9.00と実際上「酸じゃない」ので酸アルカリ指示薬では滴定出来ません。そこで電位差滴定します。↓ http://nels.nii.ac.jp/els/contents_disp.php?id=ART0000399789&type=pdf&lang=en&host=cinii&order_no=Z00000014101277&ppv_type=0&lang_sw=&no=1202013654&cp= もしこのリンクが無効なときは http://ci.nii.ac.jp/naid/110000058675/en/ の右上のCiNiiのボタンをクリックしてください。
お礼
早速の回答ありがとうございまず! 電位差滴定について調べてみようと思います♪
お礼
ありがとうございます♪ すごく勉強になりました!!