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「とき」を漢字にするときとしないときの違い
~したとき など、「とき」を感じにするべきかしないべきか迷うことがあります。 「とき」の部分を、「~の場合」などの言葉で置き換えられるときは、平仮名の「とき」 「とき」の部分を、「~のタイミング」などの言葉で置き換えられるときは、漢字の「時」と 学校の先生から教えてもらったんですが、 それだけでは区別がつかないときはよくあります。 どちらに置き換えても大丈夫なときがあるんです。 みなさん、どのように使い分けてますか?
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>「とき」の部分を、「~の場合」などの言葉で置き換えられるときは、平仮名の「とき」 >「とき」の部分を、「~のタイミング」などの言葉で置き換えられるときは、漢字の「時」と 同じくです。明確な「時」の意識がないものはすべて平仮名。迷ったときや、平仮名で違和感があるときだけ漢字で書きます。 この手の書き分けは、マスコミの用字用語辞典が参考になるかと思います。具体的な内容は末尾参照。 国の通知文書『公用文における漢字使用等について』の考え方に概ね則っているはずです。 http://www.bunka.go.jp/kokugo/main.asp?fl=show&id=1000005543&clc=1000000068&cmc=1000005514&cli=1000005532&cmi=1000005540 ------------------------------------------- ■共同通信社 『記者ハンドブック』 時 〔名詞など、主として時間・時刻・時期そのものを示すとき〕 売り時、書き入れ時、実行の時が来た、梅雨時、時が移る、時が解決する、時々、時として、時と場合、時ならぬ、時には〔たまには〕、時の氏神、時の権力、時の流れ、時の人、時の問題、時は金なり、時を待つ、何時=なんどき=、花見時、退け時 とき 〔主として「…の場合」、大切なとき〕 行くとき、行けないときは連絡する、いざというとき、(もしも)帰ってきたときは、危急存亡のとき、事有るとき、社員を採用するときは、衆院解散のときは、都合の悪いとき、 〔注〕 書き分けに迷う場合は平仮名書き。 ------------------------------------------- ■時事通信社 『用字用語ブック』 時 〈名詞など、主として時間・時刻・時期そのものを示す場合〉 売り・買い時、書き入れ時、決断の時、梅雨時、時折、時が移る、時が解決する、時がたつ、時たま、時々、時として、時と所、時ならぬ、時に、時に従う、時には、時の氏神、時の運、時の権力、時の流れ、時の人、時の問題、時は金なり、時を得る、時を刻む、時を待つ、何時=なんどき=、花見時、退け時 とき 〈形式名詞、「…の場合」の意味で〉 行くときは、火事のときは119番、困ったときの神頼み、事故が起こったときの処置、…しようとするとき(に)は 【注】 迷った場合は平仮名書き。 -------------------------------------------
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- miirumatsu
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形式名詞はかなに開く、という原則が、一応、あることはあります。 だから、私は、「~したとき」のように形式的に用いる場合は「とき」、「いずれ時が解決するだろう」「時が来れば分かる」「時というものは主観的なもので・・・」などのように、「時間」という意味で、名詞本来の意味で用いる場合は「時」を使っています。
- sanori
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そうですね。 どちらでもよい場合はあります。 私がビジネス文書や仕様書の書き方の研修を受けた経験から申しますと、 その先生がおっしゃることは、あながち間違いとは言えません。 どちらかというと、むしろ、非常に正解に近いです。 以下、例を挙げてみますね。 1.「時」が適する場合 祭りがフィナーレを迎えた時、花火が打ち上げられた。 家を出た時、ちょうど雨が降り始めた。 2.「とき」が適する場合 本を読むとき、老眼鏡をかける。 直径Rの円柱を転がして1周させたとき、円柱はπRだけ進む。 3.どちらでもよい場合 外から帰ってきた時/とき、うがいと手洗いをする。 買い物に行った時/とき、必ず野菜のコーナーから回る。 なお、2について「とき」を「時」に置き換えたからといって、間違いとまでは言えません。 「とき」の方が望ましいということです。
「あんときゃ土砂降り」という有名な曲があります。 初恋の切なさをしみじみと思い出す内容なんですが、このような心の機微を表現しようとする時、漢字というしかつめらしい文字は得てして無力だったりするわけです。こういうことは人それぞれの感じ方があって、文法でも理屈でもありませんから、学校で一律に教えることは不可能だと思います。 ‥と言いながら、私自身は未だかつて「とき」と書く時にひらがなを使ったことはありません ( ^^;
- ANASTASIAK
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>それだけでは区別がつかないときはよくあります。 そうですね。その先生のことばには賛同できません。 「時、」とやると、漢字で止まってしまうので使いたく ないときがあります。そのちがいはフィーリングです。 三島由紀夫はこのことについて同じようなことを書いて います。