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死後の世界が正確に分からないのはなぜ?
死後の世界が正確に分からないのはなぜなのでしょうか。色々な宗教で死後の世界は語られていますが、小説みたいで現実味がありません。死後の世界が正確に分かっていれば、現世でそのための準備をしたり、無茶をし過ぎないようにできるのに。 現世でも確かに「原因と結果」はあり、多くのことは現世で完結します。でも、現世で良く生きるのは何のためなのか、死後に無になるとしたら、現世は何のためにあるのか、と思うと、死後の世界のことがやはり知りたくなります。 分からないなら分からないで、受け入れて生きるなり、自分に合った教えを見付けて信じるなりするしかないと思うのですが、気持ち的にすっきりしないです。皆さんはこういうことを考えたりするのでしょうか。
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質問者が選んだベストアンサー
「死後の世界」という想定を思い付いて、そのような実体が、存在するのか、存在しないのかを考える時、まず、不存在の証明は、論理学的に大変困難で不可能だと考えられています。 あらゆる事象を観察して、ないと断言するには、宇宙の果てまで支配下にないと無理でしょう。あらゆる可能性を否定し尽さねばなりません。 人知の及ぶ範囲で対応可能とは思えません。もっと、高度な知能水準に達していなければなりません。 それに対して存在証明は、簡単です。ひとつでも、該当事象を見つければいいのです。ところが、ひとつも証明されていないから、質問者はすっきりしないわけです。当然です。そもそも証明できる問題ではないからです。 ある意味、死後の世界の概要は、言った者勝ちなところがあります。 存在しないと言えないので、言わせておくしかないわけです。 そこに迷信が生まれる土壌があるわけです。 しかし、死後の世界という想定が、破綻するような論理的な考察は可能です。生命活動が次々と低下し、意識の昏睡、心肺停止、細胞組織レベルの腐敗へと進み、肉体的に滅ぶ時、どの時に死んだのかよく分かりません。日本では、脳死で死んだとされますが、本当の死はいつか、誰も分かっていないのです。 死は、息を引き取る時だと心肺停止ということになりますが、短時間の心肺停止後に蘇生すると死んで生き返ったことになります。 臨死体験者は、完全に死にきっていないので、死後の世界を体験していません。死に掛けた経験だけです。最初の心肺停止では早すぎます。医師が臨終を宣言する時は、さじをなげた最後の瞬間であって、本当の死ではありません。 心肺停止が確定して腐敗が始まるまでの間に死があったのでしょうか。 生きながら腐敗が始まる場合もありますから、腐敗開始の瞬間とも言えません。つまり、死の瞬間がいつかと言える人はいないはずです。 火葬してしまえば、完全に肉体が滅びていますから、死は確定している状況ではありますが、焼却中に死があったというのは、遅すぎる感じもします。 つまり、死という概念があいまいで、いつ死んだのかはっきりしないのであり、はっきりした死が始まっていない以上、はっきりとした死後の世界に移行したとも言えないというのが正解だと思います。 死んだ瞬間を特定できない以上、死の概念はぼんやりした霧のようにつかみどころがなく、心肺停止から致命的な腐敗や火葬の頃らしいという程度です。死の時に意識、精神、霊魂だけは、死後も別の世界に移行するという想定は幼稚な空想であって、真実と言えるほどの精度がありません。 生物個体が、発生し、消滅しただけで、肉体の死と死後の霊魂という想定はあいまいな定義なため、証明の対象にすらならないのです。
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- KIMURA-T
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非常に当たり前の回答ですが… 死が不可逆的だからではないでしょうか。 臨死体験を「死」ではなく「死にそうになった」とするなら、死んだ人間は生き返りません。 つまり「死んだらどうなるか」を聴くことができず、「正確には分からない」のではないでしょうか? 個人的には科学がもっと進歩して「死んだ人の脳と体の状態」を「生きた人に再現する(殺しちゃうわけじゃない)」ことができるようになれば、解決すると思います。 「死後の世界」で過去回答を検索すると大変参考になると思いますよ。
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回答ありがとうございます。人類の歴史の中でそれはもうたくさんの人が亡くなっていますが、誰一人戻ってきた人は居ないですね。ある意味すごい世界なのかもしれません。他の回答も参考にしてみます。
- execrable
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人が管理するこの世の方法ではまったく歯が立たないものがあるということではないでしょうか? 我々は普段、ものごとには筋道があり、問いにはそれを満足させる答えがあり、我々が普段なじんだ認識ですべてがとらえられると思いがちですが、それを絶した何かがあるということではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。現世であっても人知を超えた現象というのはあるので、死後の世界のことなどなおさら分からないですね。分からないことがあるということも認めようと思います。
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お礼
回答ありがとうございます。無いことは否定できないけど、あることも証明できないというのは、本当にその通りで、心の中を見透かされた気がしました。死の瞬間というのも、言われてみるといつなのか分かりませんね。とても深い回答だと思います。