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PMMAについて
えっとPMMAについて実験したのですが、そこでどうしてもわからないことがあったので質問します。 A B C メタクリル酸メチルモノマー 5 5 5 ジメタクリル酸エチレングリコール 0 0 0.25 アゾビス 0.25 0.05 0.05 このような量でPMMAをつくりました。(g) この出来たPMMAをジクロロメタンに溶かしてトレイ(皿) の上に流し薄いプレートを作ろうとしました。 その結果Cはプレートの形にならず小さい結晶のようなのがたくさん できました。 Aは一応プレートの形にはなりましたがひびが入ってうまく皿から とり出せませんでした。 Bの班だけがうまくできました。 このことからメタクリル酸メチルモノマー、ジメタクリル酸エチレングリコール、アゾビスの役割というかPMMAにどのような変化・影響を与えるのかを考えないといけないのですが、アゾビスの役割がよくわかりませんよかったら教えてください。 あと答え合わせの意味でジメタクリル酸エチレングリコールとメタクリル酸メチルモノマーについても教えてもらうとものすごくすごく助かります。 読みにくいですが回答お願いします。
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アゾビス(AIBN)これの研究で故恩師は学位を得た。と言うと私が誰だか分る人もいるかも。 先ずwiki様をどうぞ、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BE%E3%83%93%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%96%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%AB うまく出なかったらAIBNでgoogleって下さいね。 ここに図示されているように、熱分解(室温で充分)で窒素が抜け N三C-C・Me2 が二つ出来ます。 アゾビスの濃度が高いと言うことは、つまりラジカル反応の反応点の濃度(ラジカル濃度)が高くなると言うことです。重合開始の数が単位体積当たり多くなると言うことで、並列して起こる重合反応の速度も上がります。MMAの消費速度も速くなり、ラジカル停止速度も大きくなります。よって鎖長は短くなります。
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- komes
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ご質問に判りやすくお答えしますと アゾビスは重合開始触媒ですからこれが少ないと重合はユックリ始まり分子量が相対的に大きくなります。 アゾビスが多くなると重合速度は速くなりますが、沢山の分子が同時に重合を始めますので結局分子量は低くなるのです。 この為Aでは生成した重合体の分子量は低くく、強度も低いためうまく剥がれなかったのです。 Bでは適当な分子量まで成長したので成功しました。 Cはジメタクリル酸エチレングリコールという架橋剤が使用されていますから重合体が橋架けされて網目状構造を作ります。 このため結晶化し易く物理的構造も強くなり、弾力性を失い塊状になったのです。 架橋剤というのは重合体の強度を増やすのによく使用されます。
お礼
なるほど~~~ありがとうございます。 まさかこんなに早く解決できるとは・・・・すごく助かりました!!!!!!!!!!^^
ア、忘れた。 >平均分子量が小さいということはものすごくわかりやすく考えると薄いっていうことなんですか? 違います。低分子量の(長さの短い)ポリマーがたくさん出来るということで、無理に「濃度」というと形式的には濃くなります。
お礼
回答ありがとうございます。 すごく助かりました^^
補足
すいません、さっきふと気になったんですけど。。。 AとBどっちが物理的に強いですか?(伸びるとか 硬いとか) よかったらこの疑問に回答をお願いします。
塊状重合ですね。 アゾビスは開始剤ですので多ければラジカル濃度が高く平均分子量が小さくなるはずです。 ジメタクリル酸エチレングリコールは架橋を構成するでしょうから、結晶性が高くなるのではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 もう一つ質問いいですか?
補足
ジメタクリル酸エチレングリコールについてはすごく理解が深まったのですがアゾビスについてもう少し教えてもらっていいですか? 答えはまだ聞いてませんが・・・・ アゾビスの説明のラジカル濃度とはなんですか? 平均分子量が小さいということはものすごくわかりやすく考えると薄いっていうことなんですか? 回答おねがいします。
お礼
とてもわかりやすい回答ありがとうございました。 こういうことを、すらりと答えられるのってカッコいいですね^^ 僕も勉強しなきゃ!!