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危険物甲種
- 危険物甲種に関する質問についてまとめました。
- 物質の完全燃焼や体積の計算、化学方程式の誤りなどについて説明します。
- さらに、平衡状態における系への条件の影響や水溶液のpHの変化についても解説します。
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長くなりそうなので、まず前半三問だけ解きます。 > (1)物質1モルを完全燃焼させたとき、酸素を最も消費するもの? 1メタン:CH4+2O2=CO2+2H2O+Q[kJ] 2エタン:C2H6+(7/2)O2=2CO2+3H2O+Q[kJ] 3エチレン:C2H4+3O2=2CO2+2H2O+Q[kJ] 4アセチレン:C2H2+(5/2)O2=2CO2+1H2O+Q[kJ] 5エチルアルコール:C2H5OH+3O2=2CO2+3H2O+Q[kJ] 裏技的に考えると、C原子が1個増えたら、O2も1個増え、H原子が2個増えると、O2も1/2個増えます。 一方、O原子が1個増えると、O2は1/2個減ります。つまり、化学反応式(熱化学方程式)を書かなくても、 甲種危険物取扱者試験では、五者択一の選択肢が与えられておりますので、 化学式を書いて比較するだけで、解けますし、その方が高速で解けます。 > (2)プロパンガス1m^3が完全燃焼するのに必要な空気量は、水素1m^3が完全燃焼する空気の何倍か? > 空気構成、窒素80% 酸素20% プロパンガス:C3H8+5O2=3CO2+4H2O+Q[kJ] 水素:H2+(1/2)O2=H2O+Q[kJ] 上記同様、化学反応式(熱化学方程式)を書けば解けます。 気体の体積は、気圧が同じならば、そのまま物質量と考えてよいので、10倍です。 > (3)ベンゼン156gが完全燃焼したときに発生する二酸化炭素の状態(0℃ 1気圧)における体積は? > 原子量はC=12 H=1 0=16 C6H6+(15/2)O2=6CO2+3H2O+Q[kJ] ベンゼンC6H6の分子量は、(12+1)・6=78[g/mol]だから、2molのベンゼンを完全燃焼させることになります。 1molの気体は、0℃ 1気圧で、22.4L(リットル)なので、44.8L(リットル)となります。
お礼
ありがとうございますm(; ;)m