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万葉集の歌の読解について
万葉集の歌の読解が全然できません ・・・(;´Д`)ウウッ… 万葉集の読解をするには何をやればいいのかおしえてください 例(枕詞や序詞を覚える)とか(古代文法を覚えるとか) 文章ではなく歌だと全然読み取れなくて困っています また、そのような本があったら教えてくださいお願いします(泣)
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このような漠然とした質問には、少し答えにくいです。 それは、私だけでなく、このサイトにいらっしゃる多くの国語系・古文系の専門の先生方でもご同様かと思います。 ま、それでも、あえて一般的なことだけ申しますと・・・ 万葉の歌というのは、何しろ膨大な数ですし、短歌だけでなく、長歌も多く編集されていますし、読み手も貴族や皇族ばかりではなく、一般民衆もたくさんいます。 あまり修辞技法などに凝ったものはなく、ストレートで「そのまんま」な歌のほうが圧倒的に多い。 枕詞は多用されていますが、これは、その都度、覚えていくという程度でいいと思います。 枕詞ばかりを機械的に暗記してもあまり意味はありません。 枕詞は、本来、特定の語を「神聖化」するための修辞句で、別に意味はないんですが、まあ、漢字で覚えておくと理解はしやすいでしょうね。 「たらちねの」は「垂乳根の」で、おかあちゃんのおっぱいは子どもに吸われ尽くして垂れているのですし、「むらぎもの」は「群肝の」で、内臓の群がった部分に「心」があると信じられていたわけです。 言霊信仰の盛んな時代ですから、万葉の時代の古代人は、何かにつけ、「言葉」を神聖視して、枕詞で浄化しようとしているのでしょうね。 万葉の歌を解釈しにくいと思うとしたら、たぶん、理由は一つしかない。 内容はものすごく単純で分かりやすいはずなんですから。 その理由とは、上代特有の助詞や助動詞に撹乱されているのです。 高校生が学校で習う古典文法は、平安文法が中心で、助動詞や助詞も、平安時代に多用されていたものを集中的に教えています。 これだけでは、確かに、万葉の歌を読みこなすことは難しいかもしれませんね。 「ふ」とか「ゆ」とか「らゆ」とか「はや」とか、「上代特有」とされる語法を、国語便覧や文法書で、少し勉強してみてください。 幾らか、読んだときの感触が変わってくるはずです。 「万葉の権威」といえば、私などの時代は何と言っても犬養孝教授でしたが・・・ 血の通った、生きた万葉を、ひたすら口承して講読されていた方です。 この方の著作物を、論文に限らず、紐解かれてみてはいかがでしょう。 万葉の歌は、まな板の上で切り刻むべきものではない、心でじかに感じとるものだ、ということが、きっとお分かりになると思いますよ。
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- ANASTASIAK
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万葉集は扱いやすい古文です。 すでにすべての歌の注釈があり、多くの参考書も 出ていてそこでは文法や万葉仮名の解説もかなり 深く書かれています。 そういう参考書を読みながら親しんでいくのが 近道です。
お礼
なるほど!!試してみます!ありがとうございます。☆☆
お礼
なるほど~毎回毎回本当にすごくわかりやすく回答ありがとうございます!!☆☆。・゜・(ノД`)ヽ(゜Д゜ )ヨチヨチ 眼からうろこです!!さっそく便覧見てみます!!