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「ES細胞」と「万能細胞」の違い
最近、新聞やテレビなどで「万能細胞」が、よく出ています。しかし、わたしは、「万能細胞」は、「ES細胞」とどう違うのかよくわかりません。誰か簡単に、わかりやすく教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
suiran2ですが,またポカやりました。様々な組織に分化することを「全能性」(「万能性」ではありません。)といいます。それをマスコミ関係者が「万能性」と表現したのですね。
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- ga111
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#1の方のをベースにすると ES細胞:受精卵を使う。倫理上問題あり。=Embryonic Stem Cell=胚性幹細胞 いろいろな細胞に分化できる。 万能細胞:皮膚などの細胞を使う。倫理上問題なし(?以下)。=iPS細胞=induced Pluripotent Stem Cell 多分化能を誘導した幹細胞。いろいろな細胞に分化できる。人工的に3~4つの遺伝子を組み込んでつくられた。ヒトへ戻したときの安全性は未確認。 山中さんによると彼のiPS細胞はES細胞とほとんど変わらない多分化能をもつという。よって、将来的に精子や卵子を作らせ、受精できるかもしれないので、その辺を倫理的に規制する必要があるという。
- xen1234
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大学で研究を生業にして飯を食っている者として、 何が学術用語で何が専門用語で何が生物用語か そんなことはたいした問題じゃないと思っているので 理屈をごちゃごちゃこねるのはできませんから、 逆に質問者さんの要望通り簡単に書けると思います。 「万能細胞」=「ES細胞」 です。 いろんな組織の細胞になれる細胞のことを誰が言ったか知りませんが 「万能細胞」という名前になったんですよ。 そして、 いろんな研究の過程で見つかった作られた細胞 や 体内にあった細胞 が 「これは万能細胞だよね」 ってことで「万能細胞」って名前で発表ってことですよ。 No2さんのおしゃるとおり、なんとなくですが 「万能細胞」はマスコミが使うことが多いとは思います。 ですが、質問者さんの疑問の答えとしては最初に書いたとおり 「万能細胞」=「ES細胞」 です。 あとのことは質問者さんが、ご自分で知りたいところまで調べられることをお勧めします。 失礼ですが、これまでの回答で挙げられている難しい用語には つっこむことはしませんが、大分間違いがありますので、 間違ったことを覚えかねません。
- geneticist12
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No.3 です。記憶違い、訂正します。 「単能性(unipotent)」です。
- suiran2
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「万能細胞」という言葉は確かに専門用語ではありません。「幹細胞」を一般の方に分かり易くした造語です。幹細胞は様々な組織に分化する能力があります。様々なものに分化する能力を生物用語で「万能性」といいます。ですから「幹細胞」を「万能細胞」と表現したわけです。 さて,この幹細胞(万能細胞)は,どこから採取したか,またその万能性の程度により(1)胚から取り出しました「胚性幹細胞」(ES細胞)(2)成体の様々な組織から取り出しました「成体幹細胞」(3)胎児から取り出しました「胚生殖細胞」の三種があります。ご質問の「ES細胞」は「万能細胞」の一種です。 ○下記URLを参考にしてください。 http://www.ibri-kobe.org/trc/cont/00_www/basics/01_03.html
- geneticist12
- ベストアンサー率67% (701/1045)
「万能細胞」という言葉は学術用語ではありません。生物学上は「全能性 (totipotent)」(生殖細胞を含めあらゆる種類の細胞に分化しうる)、「多能性(pluripotent, multipotent)」(すべてではないが複数の種類の細胞に分化しうる)、「単能性(monopotent)」(一種類の細胞にしか分化しない)、という区分があります。たとえば、初期胚の細胞は、すべての細胞に分化しうるので全能性ですが、血液幹細胞は血球細胞にしか分化できないけれど、いろいろな種類の血球細胞に分化できるので多能性であるといえます。ES細胞(胚性幹細胞)は胚から作った培養細胞で全能性を有しているものを指します。 「万能細胞」というのは全能性あるいは非常に広い範囲の多能性をもつ、人工的に培養可能な細胞のことを、一般の人にもわかりやすいように表現したものだと思われます。「万能」というのはそういう性質を指した言葉で、ES細胞とかiPS細胞というのは特定の種類の細胞の名称です。つまり「万能細胞の性質を有したものにはES細胞もあるし、iPS細胞もそうである(この場合は広範な多能性の段階だと思いますが)」ということでしょう。
- tatoo
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研究に身を置く私の身近の人たちの間では、 ES細胞はES細胞と呼び、 IPS細胞はIPS細胞と呼びます。 それらの細胞がいろいろな細胞に分化し得る能力をもった細胞として認識しています。そういう意味では「万能な細胞」なのかもなぁと思っています。 しかし、万能細胞とはあまり呼びません。 さて、マスコミが一般の人にES細胞とかIPS細胞とか言って、 一般の人は、なんのこと?と思うんじゃないかと思います。 そういうとき、ES細胞やIPS細胞の特性から「万能細胞」と 報じた方がわかりやすいのではないでしょうか。 また、研究者もマスコミ関係の人に「万能細胞」ができたと 言った方がわかってもらえるんじゃないでしょうか? つまり、名称としては ES細胞=万能細胞 or IPS細胞=万能細胞 ではないかと。 しかし、研究者的には ES細胞≒IPS細胞≒万能細胞 と思っている人もいると思います。
- AVENGER
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ES細胞:人間の卵子を使う。倫理上問題あり。 万能細胞:皮膚などの細胞を使う。倫理上問題なし。
お礼
簡潔に説明して、ありがとうございます。