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シャドウイングのやり方と意味
英会話の練習のため「シャドウイング」を最近始めました。(初心者です) シャドウイングにはどのような効果があるのですか。 また、効果的なやり方はありますか。何秒位遅れて言えばいい等・・・。 通訳もこの練習をしていると聞きますし、このサイトや英会話習得法のような本でも薦めていますよね。 リピーティング、オーバーラッピングの場合は、英文を全く同じように発音する練習、イントネーションやスピードに慣れる等、やっていて効果があると思えるのですが。 シャドウイングはそれとは違った効果があるのでしょうか。 続ければ効果は分かるのでしょう。しかし「ほんとに意味あるのかな~」などと思いながらやっているのでいまいち熱が入らないんです。アドバイスをよろしくお願いします。
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No.1 です。回答が長くなってきたのでハショリました。分かりにくいとは思いましたが…。 mainhazu さんのレベルが分かりませんので、一般論でしか言えませんが「英字新聞」に取り組むと効果があるのは、英語力がかなり上級になってから。新聞で使われる言葉が「ネイティブ対象の書き言葉」だからです。英検2級レベルや、トウイック700点台レベルの学習者の場合、ストレスがたまるだけでしょう。 ただ、「書き言葉」は軽視してはいけません。ホストファミリーに出す手紙に「わたし、今度お世話になるけど、よろしくね。すっごく期待してるんだよ」と書く人はいません。 初級・中級学習者にとって役に立つ文章というのは、中学生・高校生・大学生が教室で触れるテキストの類いだと思ってください。(実生活に即していない・難しすぎるものが多い、というのが大問題ですが、それはテキストを選ぶ教師の力量次第。) 同じ教室で同じ教育を受けていて、英語に出来不出来が出てくるのは、「昨日(先月)出てきた単語・表現」を覚えているか・覚えていないかが分かれ目です。ただ、教室で使うテキストはどうしても「会話表現」の比重が軽すぎますので、シャドウイング教材、というよりNHKラジオの語学講座クラスのテキストの必要性が出てくるのです。(使用語彙が明らかにちがいます。) では「文字教材」としてはどれがいいかというと、これはもう、書店にあふれているさまざまな本から「自分のレベルにあった、興味をひかれたもの」という以外にわたしは思いつきません。「会話教材」や「リスニング教材」ばかりでは語彙が明らかにかたよってしまいます。(初級段階ではかたよりは少ないですが) ただ、「文字」も「音声」もどちらも互いに補完しあうものです。わたしは今日、リスニングの勉強で ‘plaid car coat’ というのを覚えました。聞き取れましたが、意味がわからなかった。で、調べたら「チェックの七部丈のスポーティなコート」。これが朝の話です。午後になって、小説を読んでいるときに偶然、’plaid’ と ‘car coat’ が別々の場面で出てきてびっくりしました。これと逆のケースも多々あります。 あまり長い回答はするのも読むのも好きではないので、このあたりで止めます。(今日のは、わたしの最長記録!かな?)
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- harutomo777
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シャドーイングの効用は英会話の力を劇的にスピードアップさせることです。「聞く」→「考える」→「理解する」→「考える」→「話す」という一連の流れから「考える」という行程を省く、または短くできるからです。 個人的には「ペラペラ」レベルに到達する最適な(最速じゃないですよ)勉強法だと思います。 使い古された例ですが"Good Morining"を「よい朝」と訳す人はいません。 Good Morningと聞けば誰でも「おはよう」と理解できます。考えなくても理解できます。 なぜならGood Morningは"Good Bye"や"OK"と同じくほとんど日本語化してるからです。 それがもし「明後日までに見積もり書提出してくれる?」とか「この鍋だと料理が冷めにくい」なんて英語表現も"Good Morning"と同じ感覚で反射的に聞いたり話せたら? これこそが俗にいうペラペラ状態の第一歩です。 つまり考えなくても聞いたり話せるパターンをどれだけ持っているかでその人のペラペラ度は決まります。 そしてこのパターンを増やすのにシャドーイングが非常に有効だと思います。 ただ#1の方が指摘しているように意味や文法の理解もなく漠然と音の追いかけっこをしていても永遠に意味は取れません。 だからこそよい教材を選び、きちんとした「準備」をした上でのシャドーイングが大事になると思います。 そして一度始めたら半年間はその教材を最低半年は繰り返して下さい。 そうすればその教材で出てくる表現やセンテンスはみんなあなたの"Good Morning"になります。 シャドーイングの教材の選び方や「やり方」、準備などはKHシステムの本や特集に詳しく書いてありますのでそちらをお薦めします。(ちなみに市販されているKHシステムの本はあまりよい出来ではないので、できればセミナーに出る方がよいと思います。) あと教材に関しては私は"Online Newshour"を利用しています。 少し話題が固いですが、きれいな英語のVoiceと原稿が両方手に入るサイトです。 がんばってください。
お礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。シャドウイングが英語ペラペラへの最適な道と聞いて俄然やる気が湧いてきました。 >その教材で出てくる表現やセンテンスはみんなあなたの「Good Morni ng」になります。 そのお言葉とって~も気に入りました!そして分かりやすい例えでした。もっと練習して、いろんなフレーズが私の「Good Morning」になるよう頑張りたいと思いました。KHシステムの本を見てみましたが、立ち読みのせいか分かりにくかったので、本よりセミナーへの参加を今後考えてみたいです。ありがとうございました。
「やり方」 ・ 文字にいっさい頼らず、耳から入ってくる音を聞いたら「即座に」自分の口で再現してみる。これだけです。ただし、初心者のうちは、耳から入る英語の音量はやや大きめの方がいいでしょう。また、自分で出す音はごくごく小さな声でいいのですが、口まわりの筋肉や舌の動きをしっかり意識しましょう。「意味を考えながら」とかはあまり意識しなくていいと思います。 次に「効果」を書いてみます。 1 シャドウイングができたかどうかで、リスニングがしっかりできているかをチェックできるため、リスニング練習用の教材などをやるより、短時間ですみ、効率よく学習できる。つまり、「リピート」や「オーバーラップ」より短時間で済むということです。短時間で済めば、おなじ時間内にもっとたくさん練習できますね。 2 それと同時に、会話力・舌や口周りの筋肉のトレーニングになる。プロがこれをやる理由は、おもに「滑舌(かつぜつ)」を良くするためのようです。 しかし、「シャドウイング」はあくまで語学学習のうちの「一部」にとどめておかねばなりません。いや、「シャドウイング」だけやっていても、力は伸びないといったほうが正確でしょう。理由はこうです。 会話力はリスニング力に比例します。そして、リスニングが苦手な場合、原因をあげれば、 a)文字を見れば知っている単語なのに、音声だと理解できない。 b)早すぎてついていけない。 c)単語のつながりがわからず、二語・三語が一語に聞こえてしまう。 d)どうしても頭のなかで日本語に訳してしまう。 などが挙げられると思いますが、じつは「単語力不足」が圧倒的な位置をしめるのです。もちろん「単語」には「イディオム・口語表現」も含みますが。それと、「文化面の違いから、英語の意味はわかっても言っていることが理解できない」というのも厄介な問題です。 カトー・ロンブ、最所フミ、デーブ・スペクターなどの蒼々たる語学の達人たちは一様に「文字から吸収する語学力」の大切さを説いています。この「文字を通しての学習」と合わさったときに初めて「シャドウイング」が威力を発揮してくるのではないかと思います。
お礼
シャドウイングのやり方とその効果について分かり易く教えて下さりありがとうございます。シャドウイングだけをやっていてはいけないということも分かりました。また単語不足が聞き取れない理由のひとつとはまさにその通りなので、これから総合的に英語の勉強していかなければと思いました。 「“文字”から吸収する語学力」が大切というのは、例えば「英字新聞を読んだり」することも大事ということなのでしょうか。理解不足ですみません。もしよろしければその辺のお話も簡単で結構ですので教えて頂けないでしょうか。
お礼
akatoraさん、お忙しい中早急に回答を下さったのにも拘らずお礼が遅くなりまして申し訳ありません。「文字から吸収する語学力」とても興味深い言葉に再度質問をさせて頂きましたが、とても分かりやすい説明をありがとうございました。英語の「書き言葉」など二の次だと思っていたのですが大切さを知りました。英字新聞は私には遠い道のりということが分かりましたので(いいタイミングで10月から始まる)NHKの新講座を取り入れて行くことにしました。今までは適当に観たり聴いたりしていたNHKですがテキストを買って地道に単語や表現を覚えていこうと思います。朝調べた単語が午後本を読んでいてふと出てくる…なんてうれしいですね。私もそんな体験をして楽しく勉強を続けて行きたいと思います。本当にありがとうございました。(最長記録を出させてしまいごめんなさい 笑)