- ベストアンサー
最小自乗法、誤差伝授法を用いた問題
解けないので困っています。 問題:ある量の測定をN回行った。各測定値mi(i=1,2,...N)は誤差σiを持つ。 最小自乗法と誤差伝授の考え方を用いて最良の推定値mとその誤差σmを求めなさい。 さらに、σiがすべてほぼ同じ大きさσであるとしてよいときには、 m=Σmi/N、σm=σ/√N となることを証明せよ。 よろしくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
最小二乗法は差の2乗の和を最小にするようにパラメータを 決める方法です。 今の場合、全体の平均をmとすると E=Σ(mi-m)^2 を最小にするmを求める問題になります。このときに誤差が既知の場合には(それぞれの測定の誤差をσiとすると) E=Σ(mi-m)^2/σi^2 となります。 これの最小値は、mで微分して、=0と置いて解けばよく ∂E/∂m=Σ2(mi-m)/σi^2=0 より Σmi/σi^2=mΣ1/σi^2 から m=(Σmi/σi^2) / (Σ1/σi^2) となります。 σiが共通でσとおける場合には上の和に外にでるので (和の件数をNとすると) m=Σmi/N となります。 その際の誤差は、誤差の伝播の法則を用いて Δm^2=Σ(∂m/∂mi)^2×δmi^2 で、Δmをσm、δmiをσiとおくと σm^2=Σσi^2/N^s σiが共通でσの場合には σm^2=Σσ^2/N^s =σ^2/N なので σm=σ/√N となります。