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イギリスのことなんですが。

1)Some leaders display separatist tendencies that worry, and frustrate, their electorates 2)Consider Gordon Brown, Britain's new prime minister, according to whom globalization strips the European project of any meaning, a form of political autism that in fact will prevent the EU from adapting to change and from being able to find solutions to globalization's challenges. 3)Then there is Britain's political leadership, for whom enlargement is a way to avoid deepening and, indeed, to dissolve political Europe. 4)While such ideas are not for everyone, certain Continental countries secretly prefer Britain's disjointed scenarios, with some heads of governments even considering their countries' commitments reversible. この4文からイギリスは分離主義志向といえるでしょうか。 Britain's disjointed scenariosはどのようなシナリオでしょうか。 このシナリオを支持する国はBritain's political leadershipによってEuropean Parliament electionsに有利になるでしょうか。

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  • jayoosan
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回答No.2

ざっと見ですが、たぶんこういうことだと思います。 これは1993年あたりからヨーロッパ各国が1つの経済圏EUとしてまとまろうと決めて、その後90年代から現在まで多くのヨーロッパ大陸国(その文ではContinentと呼んでいる)がとってきたEU加盟に対する姿勢と、片やイギリスだけがとってきた独自の政策の違いを知っておくとわかると思います。 文字数を省くために、ヨーロッパは欧州、イギリスは英国と書きます。 昔は欧州各国のつながりはECと呼ばれていました。Wikipediaを読んでいただくとわかりますが、超昔は各国の経済協力からはじまり、80年代には税制の調整や各国の住人がパスポートなしにIDのようなものを使うだけで、どこでも行き来できるまでに相互交流が進みました。この頃は、各国は独自通貨をもっていました。ドイツのマルク、フランスのフランなどです。 しかし80年代当時の日本のバブルの超繁栄(ジャパン・アズ・ナンバーワンが出版された頃)と、アメリカという超大国の前に、欧州もバラバラに動くのではなく、1つの国のようになろうと、1993年にEU(欧州連合)を発足させます。 欧州各国は、準次いろんな障壁を取りさっていき、為替も調整して独自通貨は止めたり、企業も欧州同士でくっついたりして強大化したりと、いろいろ実験して現在のユーロ高(評価と経済が高くなっている)につながっています。戦後単独で強かったドイツも、東西合併後、自国の通貨マルクを捨てました。 しかし英国は、国民側にも政府にも、Britainの独自性を放棄しない、したくないという声が強く、簡単にはヨーロッパの一部にはならないぞ、という姿勢をとってきました。事実いまだに英国の通貨「ポンド」をあきらめていません。 これは英国とはブリテン島だけではなく、世界のコモンウェルス国たちとの(いわゆる英国領、オーストラリア、NA、カナダなど)ネットワークが意識の上では今でもあり、まだ世界を一時制覇した英国の影響力は大きいぞ、と思いたいのかもしれません。 その記事の文は、英国が今までEUに対してとってきた、距離を置く政策のことをさしています。 また英国首相は、独自の姿勢(EUと距離を置いたり、時には近づいたり)をとることによって、英国国内の有権者へのポーズ(私は英国を1番に考えているぞ)にもなったり、あるいは難しい国内問題には「自国問題ばかりではなく、EUの一国としての立場も考えなければならない」など、どっちの顔も取れるため、優柔不断が、1つの戦術のようにもなってもしてきました。 そしてその優柔不断とも、あるいみ二面性を使い分けているともとれる英国政治家たちの姿勢が、グローバル化の中でEUの将来に確信がもてない欧州各国のリーダーたちにも、似たような症状(illness)が現れてきている(あるいは同じ手を使おうとしている)ことを、さしています。 なぜなら、EUの基準や決まりごとにあわせることは、弱い国には負担が大きいからです。 長くなりましたが、>この4文からイギリスは分離主義志向といえるでしょうか。 の答えとしては、この文からというよりも、イギリスは単独でEUから距離を置く姿勢をずっととってきた、というのが答えです。 Britain's disjointed scenarios は、このイギリスの姿勢が2009年に欧州議会政治でもあらわれるだろうことをさしており、それが大陸各国(Continent)がどう使おうとしているかは、原文に書いてあるとおもいますので、そのシナリオの前後を読んでみてください。 European Parliament elections 欧州議会選挙ですが、Wikipediaをざっとみると、いわゆる市民からの選挙ではなく、各国の首脳や閣僚から選ばれるようです。2009年に選挙が控えており、各国はこれまで決まっていないいろんな案件に対して、自国としての態度を明確にする必要に迫られている、と思われます。イギリスのシナリオは、EUにとってのシナリオではなく英国のためのものでしかないため、各国は支持するもなにもないですが、しかし反面英国がいまのまま次の選挙時にもEUに100%合流しないシナリオをとってくれれば、2009年前後にまだ白黒つけなくてよくなる案件が残り(英国が距離を置く政策を取るなら、うちもまだ国内世論を優先する、など)、あるいは自国も英国のように距離をとりつつ、EUからおいしいところだけ吸っていたい。そんなズルズル行きたい各国の閣僚には(どこかの国の政治家みたいですね)、イギリスが今のままでいてくれたほうが、いいのかもしれません。 (予断ですが、1993年のときに、「本格統一に何年かかるか」という独自の調査を専門家を集めてBBC(英国)がやって放映しましたが、20年後の2013年でも、ようやく全域統一のよちよち歩きを始めた頃だろう、という予測を英国の学者陣は出していました。) 今年になってキプロスとマルタがユーロという単一通貨を採用に参加しましたが、まだ採用国(経済的に参加できた国)は15か国しかありません。 たしかEUは全部で27くらいの国がありましたが、まだまだ同じ基準、同じルールで参加できない弱い国、安定しない国は多いわけです。 以上、読み返していないので誤植があったら御容赦。

iamgreen
質問者

お礼

jayoosan様 ことしもよろしくおねがいします。 >その記事の文は、英国が今までEUに対してとってきた、距離を置く政策のことをさしています。~なぜなら、EUの基準や決まりごとにあわせることは、弱い国には負担が大きいからです。 やはり背景が大事ですね。自分でもずいぶん調べたのですが、そろそろ限界というところで質問しました。 This form of political racketeering may win elections(英国のシナリオを支持する国はBritain's political leadershipによって英国にえこひいき?されてEuropean Parliament electionsで有利になるだろうか。)についてはまだあいまいですが、くわしいご解説で相当全貌が見えました。

iamgreen
質問者

補足

This form of political racketeering may win elections ですが英国のリーダーシップにすがって英国に取り入り選挙を有利に進めるというより、This form of political racketeering のような態度をとる国々が大勢を占めるため選挙で優勢になるということかと今思いつきました。

その他の回答 (2)

  • jayoosan
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回答No.3

ちなみにnew Reform Treaty とは、リスボン条約のことのように思われます(最近欧州記事読んでいないので、確信が薄いですがたぶんこれです) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9C%E3%83%B3%E6%9D%A1%E7%B4%84 そしてこのTreatyに対して、英国が「EU Reform Treaty Foreign & Commonwealth Office」のサイトで彼らの考えをあらわしています。 http://www.fco.gov.uk/servlet/Front?pagename=OpenMarket/Xcelerate/ShowPage&c=Page&cid=1139992024177

iamgreen
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 new Reform Treatyのことでこの記事最後の質問を出しました。 よろしければどうぞおねがいします。

回答No.1

>この4文からイギリスは分離主義志向といえるでしょうか。YES >Britain's disjointed scenariosはどのようなシナリオでしょうか。 EU の枠組みに縛られないようにするシナリオ EU の力が自国へ及びすぎないようにするシナリオ これは前後の分を読んで意訳するしかないでしょう。 >このシナリオを支持する国はBritain's political leadershipによってEuropean Parliament electionsに有利になるでしょうか。 有利になるかどうかわからない状態。はっきりと結論できていない状態。ただ、EUに大きな権力を与えるのを嫌がっている国が多そうなので総合的にやや有利で may win the elections に若干有利のフィーリングがこめられているかもしれないです。may で表せるフィーリングはこの程度でしょう。イギリスを支持する国でも、いつでもどちらにでも寝返る準備ができているとも書いてます。 著者はいろいろな国の例を挙げて(トルコ、ロシア、ポーランド、オランダ、チェコなど)それぞれの利益を書いてますね。選挙自体がどちらに有利かはそれぞれの利益が絡み合っていて一概には言えない。ただし、ひとたび条約が施行されると分離主義国家は離脱もありえると書いてます。

iamgreen
質問者

お礼

>EU の枠組みに縛られないようにするシナリオ EU の力が自国へ及びすぎないようにするシナリオ かなり全貌が見えてきた感じです。 長々とお付き合いくださりありがとうございました。 (まだあるんですけど。。。。)

iamgreen
質問者

補足

This form of political racketeering may win elections ですが英国のリーダーシップにすがって英国に取り入り選挙を有利に進めるというより、This form of political racketeering のような態度をとる国々が大勢を占めるため選挙で優勢になるということかと今思いつきました。