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「せやで」→逆行同化?
京都の人か大阪の人かわからないのですが、 「そうなん?」と言い、 「せやで」と言い、「そうやで」とは言いませんでした。 「うや」と母音が連なる(厳密に言えばそうではありませんが、ya は母音に近いため)ため逆行同化と言えますか?ちょうどイタリア語で Quanto e'? が 「くぁんて?」に発音するみたいじゃないですか?
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>「てふてふ」はいかがでしょうか? さあ? 一般に [e]+[u] → [jo:] になるようです。 けうくゎん→きょうかん(叫喚) けふ→きょう(今日) げう/げふ→ぎょう せう/せふ→しょう、ぜう/でう/でふ→じょう てう/てふ→ちょう ねう→にょう へう→ひょう べう→びょう めう→みょう えう/えふ→よう れう/れふ→りょう [e] : [+前舌,+高,+低,+音節主音] [u] : [+奥舌,+高,+音節主音] ↓ [j] : [+前舌,+高,-音節主音] [o] : [+奥舌,+高,+低,+音節主音] 素性 [+低] が隣に引っ越しているようにみえるところが面白いですね。 実際には [e]+[u] → [jo:] は結果を見ているだけで、[jo:] のまえにどういう発音が存在したか、つまり例えば [e]+[u] → [jou] → [jo:] だったのかなど、私はまるで知らないので、あまり無責任なことは言わないことにします。 さて、[t]+[j],[d]+[j],[s]+[j] については、子音が口蓋化していますね。逆行同化でしょうね。
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- Piedpiping
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私には関西方言の由来は分かりませんが、話の都合で、 soojade > sojade > sejade (母音 o が変化) soojade > sojade > hojade (子音 s が変化) と変化した、と仮定しておきましょう。 (くどいようですが、この仮定が正しいかどうかは知りません) さて、母音 [o] が隣接する [i] (ここでは [i] の半子音 [j])の影響で [e] になることはあります。 [o] : [+奥舌,+中] [i] : [+前舌,+高] ↓ [e] : [+前舌,+中] このように、一部の素性だけが一致する同化を「部分同化」と言います。 [o] が [i] になれば、「完全同化」と言います。 さてウムラウトですが、 feed < feedan(古英語) < fooDjan(D は th)(ゲルマン語) というように [o] が [j] の影響で [e] になった例があります。 ちなみに ドイツ語:[band]+[i] → [bende] 英語:[foot]+[i] → [fiit] 前者は部分同化、後者は完全同化です。 そうそう忘れてました。おっしゃるとおり、全て逆行同化です。 ただ、つぎのような融合(contraction)して一つの母音になる現象に比べれば、まれです。 [a]+[i]→ [e:](めでたい-めでてえ) [a]+[u]→[o:](あふ-おお) とくに、[o]+[i]、[e]+[u]では、母音の調音点が近すぎて、あまり例がありません。もしかすると、 「こっちへ こい」(標準語) 「こっちさ け」(東北方言) はその例なのかもしれませんが、わかりません。 なお、ついでにいえば、母音調和も部分同化の一種といえるでしょう。 トルコ語の属格「~の」には唇の同化が見られます。(ここでは順行同化です) hiss-i 「気持ち-の」 koyn-u 「腹-の」 >イタリア語で Quanto e'? が 「くぁんて?」 これは母音 [o] が脱落しただけで、同化とは無関係です。
- chie65536
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回答でなくて失礼。 >「せやで」と言い、「そうやで」とは言いませんでした。 「ほやで」についてもご考察下さい。 >逆行同化と言えますか? 子音まで変わる(so⇒ho)んですから、そんなに単純ではありません。 「言えるかどうか」は専門家じゃないので判りません。
お礼
hameln さんを心待ちしているのですが、 ドイツ語のウムラウトのひとつ oe は o e で o と e の中間の音を発音しているともいえるし、それと同様に souyade も o と u の中間の音は e にも近くなる、という理由ではないのでしょうか? piper, piper, piper! Ich warte sich, herzlich!
お礼
祈願成就!ヌマの神々よ、ありがとう! 「てふてふ」はいかがでしょうか?