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音楽理論で三拍子と二拍子の始まりをおしえてください。
音楽理論の中の拍子のことですが、はじめは2拍子と3拍子しかなかったと聞きました。そして3拍子は三位一体をあらわしているといわれましたが本当ですか?もし、それなら2拍子はなにをあらわしているのですか?裏打ちするものがあれば、それも教えてください。
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15世紀のころのヨーロッパの音楽の様子を考えてみると、まず、小節線がありませんので、今日的な意味での拍子と全く同じものは、確立していません。 が、その代わりに、テンプスとプロラツィオという概念がありました。 詳しくは、ティンクトリス(1435?~1511)の音楽用語定義集(邦訳:株式会社シンフォニア)を見ていただきたいのですが、 テンプスは、ブレヴィス(長さの種類の一つ)1つに対し何個のセミブレヴィスが対応するかを意味します。 完全テンプスでは、ブレヴィス1に対し、セミブレヴィス3が、 不完全テンプスでは、ブレヴィス1に対し、セミブレヴィス2が、対応します。 プロラツィオは、セミブレヴィスに対し何個のミニマが対応するかを意味します。 プロラツィオ・マイヨルは、セミブレヴィスに対しミニマ3個 プロラツィオ・ミノルは、セミブレヴィスに対しミニマ2個、が対応しています。 したがって、テンプス2種とプロラツィオ2種により、実質的には4種の「拍子のようなもの」を作り出すことが可能でした。 完全テンプスは、三位一体の「3」だから、「完全」と名づけられたのでしょう。ただ、完全テンプス-プロラツィオ・マイヨルのものは、数が少ないのではないかと思われます。
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- pelorat
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>はじめは2拍子と3拍子しかなかった そうです。2拍子と3拍子を組み合わせたり、1拍をさらに2つ、3つに分解するなどして様々な拍子が作られています。 >3拍子は三位一体をあらわしている 本当ですが、それは音楽理論でなく音楽史で取り扱う内容だと思います。
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ありがとうございました。
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ありがとうございます。理解の助けになりました。