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AMC (7-amino-4-methylcoumarin)の溶解性について
蛍光物質のAMC (7-amino-4-methylcoumarin)の溶解性について教えて下さい。 最終濃度1mMで使う予定なのですが、DMSOにどの程度溶けるのかご存じでしたら教えて下さい。 CALBIOCHEMのホームページでデータシートを見ると Solubility: Acetone (10 mg/ml), DMF, and DMSO となっていますができればStock solutionは 1M くらいの濃いDMSO溶液に したいので経験のある方は調製方法を教えて下さい。
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補足の回答です。蛍光試薬は「濃すぎる」と一般にダイマーなどを形成して,希薄溶液時と異なるスペクトルを示したり,蛍光強度-濃度の直線性が失われます。希釈効率を蛍光強度の比から見積もるわけですから,直線性が確保されているほうがよいでしょう。1 mM出発濃度ということですが,論文等で「大丈夫」ということなら,大丈夫でしょう。ただし,使用する蛍光光度計が高感度タイプのものならば出発濃度を落としても大丈夫かも。 もう一度最初の問題に戻りますが,蛍光試薬が溶けるならば1M stock solutionでもよいでしょう。
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- cholerae
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貴化合物の使用経験があるわけではないのですが,一言。アセトンでの溶解度が書いてありますが多分DMFやDMSOでも同じ程度でしょう。1Mは無理ですね。目的が分かりませんが,一般に蛍光試薬はあまり濃くしない方がよいと思います。ストック時も実施時も。蛍光分析において最終濃度が1mMというのは大きすぎませんか?
補足
早速の回答ありがとうございます。実は目的がやや特殊で、機械の分注精度を調べるために、1マイクロリットルのAMCを分注して希釈後、蛍光強度を測定する、という実験を行おうと考えております。実施時の濃度は先例がありましてその情報をもとに設定しました。500mgの試薬なので1mMでストックすると2.8Lにもなってしまうのでできるだけ濃く溶かしたい、と思った次第です。蛍光試薬は濃くすると何か良くないのでしょうか?
お礼
ありがとうございました。結局1mM AMCを1uL分注し、100倍に希釈して終濃度10uMで測定したところ直線性も見られてうまくいきました。蛍光のカウント的には確かに出発濃度を落としても十分問題なさそうでした。stockは「「濃すぎる」と一般にダイマーなどを形成」しやすい、ということを考慮して10mMとしました。大変参考になりました。他の蛍光試薬で細胞を染色することもあるのですが、確かにそういったときは終濃度数uMで使用していたことを思い出しました。