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Charles TrenetのFideleについて

大学の第二外国語でフランス語を学んでいます。授業でシャンソンを聴いたりしていますが、その中でCharles TrenetのFideleを聴きました。 その歌詞の中に、次のようにあります(アクサンは省略しました)。 Fidele, fidele je suis reste fidele A des lieux et des amis tres doux: Un drole d'Albert et sa soeur en dentelles Un castillet tout neuf, un Canigou.(以下略) これ以下、jeがfideleである対象としての人や場所が列挙されます。 ということは、この部分は人と場所以外のものが挙がるはずがないのです。 しかし、Un castillet tout neufというのがあり、これが解釈できません(先生も分からないと仰っていました)。 プチロワイヤルには載っていず、字面から判断するにcastilletとはカステラのことかと推測しますが、 (そうすると「できたてほやほやのカステラ」という感じでしょうか) そうするとこの文脈でなぜこの語句が来るのでしょうか。 un Canigouというのはピレネー山脈の山にカニグー山というのがあるらしいので地名だとわかりました(リーダーズプラス英和)。 ここだけが場所(des lieux)でも人(des amis)でもなく、お菓子(?)なのは何か深い意味があるのか、作詞者の気まぐれなのか、 博雅のご教授を賜りたく存じます。

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  • Parismadam
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回答No.2

はじめまして。 ご質問: <この部分は人と場所以外のものが挙がるはずがないのです。> ご想像の通り、このcastilletは場所を指しています。正確には、Perpignan市にあるお城の名称です。この市は、スペインのカタロニア地方に隣接する都市で、castilletとはカタロニア地方の方言で、un petit chateau「小さな城」を意味します。 ここで、このcastilletにかかるtout neuf「できたばかりの」という意味ですが、この城は勿論中世に建てられたお城ですから、現代に「できたばかり」という表現はおかしく感じます。 このcastilletはもともとfortifie「要塞の城」の一部だったのですが、近代化政策をとる国の圧力のため、20世紀初頭から要塞の破壊工事が始まり、工事が終わった1930年にはこの城部分のみが残ったと記されています。 ご質問にあるトレネの歌は1971年に作られたようですが、歌詞の時代背景はその当時、つまり、破壊工事の終わった1930年代について描写されている内容だと推察されます。 従ってun castillet tout neufとは、「できたての城」つまり、=「要塞が全て取り壊され、城だけがCastilletという記念建造物Monumentとして残った状態」を指していると推察されます。 以上ご参考までに。

forest12
質問者

お礼

なるほど、カタロニア地方の方言だったのですね。辞書に載っていなかったのも頷けます。 場所だとしたらtout neufもおかしいように思っていましたので、これですっきりしました。 時代背景や語源まで詳しいご回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

疑問を抱かれましたように 食べ物ではないようですね 連なる連を読みますと欧州の 地名が沢山出てきますので お示しのcastilletは添付サイトの 建物(乃至その場所)のことと判断したい http://fr.wikipedia.org/wiki/Castillet ここが、その場所だとは此方の フォーラムで分かります http://www.charles-trenet.net/modules.php?op=modload&name=XForum&file=post.reply&fid=1&tid=241&repquote=r|1490 以上です。。。

forest12
質問者

お礼

なるほど、ウィキペディアは調べていませんでした。第二外国語を学んでまる1年半ですので まだそういったサイトには目が行きませんでした。 こういう場所(というか建物)があったんですね。 勉強になりました。 ご回答ありがとうございました。

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