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主張の方向を読み取る
今野矢茂樹さんの論理トレーニング101題という本をやっているのですが、筆者がこの中で言う「主張の方向」というものが、あまりに漠然としていて良く理解できません。一体「主張の方向」とはどういうことなのでしょうか? この質問も漠然としていますが…宜しくお願いします。
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「主張の方向」とは文と文、段落と段落などの関係(前後関係)において、 その内容が変化しているか、あるいはしていないかです。 「主張」というと「言いたいこと」と考えがちですが、 ここでは「実際に言っていること」まで広げられています。 例えば問6(手元にあるのが2005年度の25版ですので違うかもしれませんが)です。 第一段落は、 「権利と義務をはっきりさせる契約という慣行はは日本ではまだ確立していない。 (知人の紹介で信用できたので契約書をとらなかった。)」 という内容です。 第二段落はどうか。前半部は、 「紛争が予見できるなら、契約など結ばない。つまり契約を結ぶこととは相手を信用することだ。」 となっています。 つまり「信用できたから契約しない」→「信用するから契約を結ぶ」と、 「主張の方向」が変化していますね。 後半部は省略しますが、このように「主張の方向」とは 「言いたいこと、言っていること」が前後で変化しているか、していないかということです。 同じことを言っていれば主張の方向は変化していないし、 反対のことを言っていれば主張の方向は変化しているのです。
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- dddluiddd
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具体的にどのような文章が理解しにくいと感じていますか? というのも、僭越ながらアドバイスをしようにも、今の段階では 「たいていの場合その前提となっている知識の有無に左右される」といった 一般論的なアドバイスしかできそうにないのです。 (とはいえ、わたしも難解な文章にはいつも泣かされている身なのですが。)
お礼
返事遅くなりました…とても詳しい解説ありがとうございます! 接続詞があって、ある程度+-とか因果などの関係がハッキリしていると掴めるのですが、接続詞がなくて、難解な文が連続しているとサッパリになってしまいます。これは一体なんの力が足りないのでしょうか?