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関係代名詞の解釈
中学生の子供に関係代名詞について聞かれて少し困っております。 一般的には学校ではこのように教わると思います。 " This is the book. I bought it yesterday. 文頭にwhichを持ってきて itを消して1つの文につなげると、次のような文になります。 This is the book which I bought yesterday. " 子供はこの程度の文は読めるんですが、ここではwhichがboughtの目的語でありながら、bookを指しているという論理がいまいち掴めていないようです。どなたか、上手く説明できる人はおりますか? 少々専門的になっても構いませんので、英語の参考書には書いていないような斬新な回答をお待ちしております。
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- ydna
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which = 「どれ」、who = 「だれ」、that 「それ/その人」 まず、上のような意味が基本であることを分かってもらいましょう。次に、いわゆる順行訳を組み合わせます。(他の単語ではなく)その関係詞をなぜ使うのか理解してもらうことを目標として説明します。 通例、直接疑問文で、疑問詞が文頭で使われる疑問文は、話し手(speaker) が「だれ」、「なに」、「どれ」かが分かっていません。つまり、自分が分からないからその疑問詞を使って疑問文を作るわけです。 疑問詞の時 話し手が分からない時 = 分からない部分を前に出し wh- に代え、疑問文の形にする。 You have ... in your hand. ... you have in your hand. What do you have in your hand? ところが、関係詞の場合、話者が先行詞の詳細を”文”で説明するのですから、話者はその先行詞が、「だれ」か、「どれ」かは、ある程度説明できるくらいに知っています。ポイントは、聞き手(listener)が知らないということです。だから、who, which を使うのです。 もうひとつのポイントは、聞き手に尋ねているわけではない(そう、話し手が説明するのですから)ということです。だから、関係詞節内は、疑問文の形にはなりません。 関係詞の時 聞き手が分からない時(話し手が説明する時) = 重なる部分を前に出し、wh- に代えるだけ。(簡単!) This is the book. --- 1 I bought the book(=it) yesterday. --- 2 先行詞と同じ内容部分を前に出します。先行詞の直後に置く。 This is the book the book I bought yesterday. --- 3 (あくまでも途中で通例、正しい文ではない。) the book が重なるので、2つめを代名詞に変える。 This is the book which I bought yesterday. --- 4 これは本だよ、(世の中にはいろいろな本があるけど)”どれかというと”私が昨日買った”本”。 日本語と比べると前置修飾と後置修飾の違いが面白いかもしれません。 これは本です。 私が昨日"この本"を買いました。 日本語では、重なる部分(=この本)を後ろに出し、重なる名詞の前に置く。 これは、私が昨日買ったこの本 本です。 後ろに出した重なる部分は”代名詞に代えずに、省略”する。 これは、私が昨日買った本です。 関係詞 which ”どれかというと” ...(説明)...”(先行詞の名詞)”という意味です。先行詞の名詞の意味を兼ね備えています。 関係詞 who "誰かというと" ... (説明)..."(先行詞の名詞)"という意味です。 The girl who wrote this letter lives in Hawaii. 少女 (世の中にはいろいろな少女がいるけど)”だれかというと” この手紙を書いた"少女”は、住んでいる、ハワイに。 関係詞 that "それ/その人 つまり" ... (説明)..."(先行詞の名詞)"という意味です。 The girl that wrote this letter lives in Hawaii. 少女 "その人、つまり" この手紙を書いた"少女” は、住んでいる、ハワイに。 以上,基本の説明です。関係詞節は、形容詞節ですが、実はこの方法を発展させると、関係副詞の他、wh- 節の名詞節、副詞節などの説明が可能です。また、関係詞what には先行詞がないことの説明も、疑問詞の what, which の違いを組み合わせて説明が可能になります。スペースの関係でとりあえずここまでとさせて頂きます。
- 06miyachan
- ベストアンサー率29% (90/304)
「少々専門的になっても構いません」と言われても、、子供に理解できなければ意味がないんじゃないですか。そもそも、「which」というのは、「what」の形容詞であることを理解できないような人には、言語理論を詳しく書いてもむなしい気もします。 まあ、質問者が私の説明をかみ砕いて教えるのなら、ちょっと書いてみます。 「which」をそのまま理解するのでなく、それぞれの語幹に分解するのです。すなわち、 wh- i -ch と分解するのです。「what」は、「that」と同じく、「未知のそれ」です。そして、「i」は、「it」の「i」と同じように、「目の前のもの、それ」を意味します。つまり、目の前に複数のものがあれば、「どっちなんだ?」と迷うように。。。 ですから、同じ「i」をつかったとあれば、「it」が「wh - i - ch」に変形し、前に置かれたとしても当然なことになるわけです。もともと同じ語ですから。さて、 「-ch」は、もともと「like」と同じで、「その時点のあり方、体」です。別の語では、「su-ch」にも見られるように、「そのような、そのもの」という意味があるのです。念のために書くと、「体」とは、「死に体」の「体」であって、具体的な、肉体的な身体のことではありません。国語辞典を見ていただけばわかるように、「その時点で、つまり、土俵際で、死んだようだ、そのように見える」という意味での「体」です。 ですから、「This is the book which I bought yesterday」での「which」とは、「目の前にある、本の『今の状態、状況』を述べるための品詞」であるといえるのです。ただの本だったら、本のまま(つまり、判断が下されていない状態の)ですが、「私が買った」という【新しい判断】を加えるために、「which I bought」という形容詞句を、名詞のbookの後ろに加える形で、述べているわけです。 「that」は、すでに知っている事柄だけ使い、「which」は、新しい判断を加える品詞であるといえましょう。ちょうど、既知の事柄だと、「that」をつかい、未知の事柄に対しては、「what」を使いますが、名詞の「book」につけるためには、「形容詞」である「which」を使うわけです。こんなことを書くと、「which」は、「関係代名詞」であって、形容詞でないとのたまう人が出てきそうですが、英語は、きちんと使いこなすことが大事であって、どんな文法用語を当てはめるかという些細なことにこだわらないことが重要ではないでしょうか。 あんまり細かく書いても理解してもらえないと困るので、この位にします。
お礼
回答ありがとうございます。 morphologicalな方向に行きましたね。文を区切ったり繋げたりするのは、この場合は先行詞が文の最後にあるからいいものの、文の真ん中にあったりすると少し面倒になりますからね。最も、中学の英語では パズルみたいな問題を好んで出したりしますけどね。 破天荒な考え方ですが、関係代名詞は先に中国語を習うと少しは分かりやすいかもしれません。中国語で、「This is the book which I bought yesterday」は「這是我昨天買了的書」となり、英語よりは日本語に近い言い方になっています。そして、英語で関係代名詞は中国語では「的」で表わされるんです。しかし、これも現実的な説明でありませんからね。
- ichiromari
- ベストアンサー率23% (163/683)
This is the book which I bought yesterday. 制限用法の関係代名詞は後ろから前に訳せ、と教えられますが、慣れるまではそれにこだわらず前から順に考えてもいいと思います。私は制限用法の時でも、前から順に考えています。コツは関係代名詞を必ず先行詞に置き換えて考えることです。例文では which は目的格なので、「その本を」と訳します。 これがその本です。 その本を私は昨日買いました。 もし which が主格なら「その本は」と訳します。 who whose whom の場合も同じです。 This is the man whom I have wanted to see. この人がその男の人です。その人に私はずっと会いたいと思っていた。 この方法でまず理解してから、慣れてきたら日本の学校で教えているように考えてもいいと思います。私も英語を教えていますが、後ろから前に戻る方法はお勧め出来ません。そんなことをいちいちしていたら、リスニングの時に困ることになります。
お礼
回答ありがとうございます。 ああ、順行訳ね、、、。どちらかと言うと、翻訳の初歩的なテクニックの一つですが、斬新とは言えないものの、使えますね。
- ANASTASIAK
- ベストアンサー率19% (658/3306)
This is the {book which} I bought yesterday. のように、book whichを単位にします。 book = whichでwhichは通常の文にあったitをさしています。 つまり、book=which=itなわけです。 whichは省略ができると教えられているのはこのためです。 おそらく、bookがあるのになぜwhichがダブるのかが納得いか ないのだとおもいます。
お礼
回答ありがとうございます。
- sunset2nd
- ベストアンサー率10% (4/39)
I bought this book yesterday.ではどうでしょうか? 米国在住
お礼
ご苦労様でした。
お礼
回答ありがとうございます。 なるほど。It's a decent answer. 疑問詞と関係詞関係の理解にも繋がりますね。