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体、同次多項式に関する矛盾の解決方法
- 体Kで、F(x,y,z)∈K[x,y,z]がすべてのλ,x,y,z∈Kに対してF(λx,λy,λz)=(λ^n)F(x,y,z)を満たす場合、各単項式の次数がnであることが示される。
- 背理法を用いて、F(x,y,z)の項のひとつで(x^i)*(y^j)*(z^k)があり、i+j+k≠nと仮定した場合、F(λx,λy,λz)=(λ^n)F(x,y,z)の両辺の係数比較からλ^(i+j+k)=λ^nが導かれる。
- 任意の無限体の元に対して成り立つことが心配な場合、質問者は助言を求めている。
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僕は下の方ほど詳しくないですが、まあ考えてみますと、 確かに、まず係数比較が成り立つことを証明せねばならないでしょうね。 それも、無限体ということから証明できます。(略。考えてみて下さい) その上で、n,i,j,k が定数のとき、 「任意のλに対してλ^(i+j+k)=λ^n ならば、i+j+k=n」 を示したいのですよね。 それは、次のように示せます。 背理法で示す。 もしn≠i+j+k だったとすると、n とi+j+k との差を m とおくと、 m>0であり、 任意のλ≠0に対して、λ^m=1 ・・・(1) ですよね。 (Kは体だから、0でないものを何乗しても0でない。よって λ≠0のとき、λ^(i+j+k)=λ^n の両辺を、左辺または右辺で割って、上式を得る) ところが、「Kは体より、x^m=1の解の個数はm 個以下」(これは 定理ですね)だから、 Kが無限体であることから、(1)は成り立たない(矛盾する)訳です。 (証明終わり) つまり、 i+j+k≠n のとき、λが0や、1のm乗根のときは λ^(i+j+k)=λ^n となるが、 λがそれ以外のときは、 λ^(i+j+k)≠λ^n となる、ということです。 以上です。^^
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- koko_u_
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条件は すべてのλ,x,y,z∈ K に対して F(λx,λy,λz)=(λ^n)F(x,y,z) ですから、これは K の元として等しいということです。 「係数を比較」するということは、多項式環 K[X, Y, Z] の元として すべての λ∈K に対して F(λX, λY, λZ) = (λ^n)F(X, Y, Z) を考えており、これは問題の条件と同じではありません。
- koko_u_
- ベストアンサー率18% (459/2509)
>ちょっと分からないです…。 >教えてもらっていいですか? ダメ。 >i+j+k≠nと仮定してF(λx,λy,λz)=(λ^n)F(x,y,z)の両辺の係数比較で >λ^(i+j+k)=λ^nまで導いたんですが とりあえず、この導出を補足欄にどうぞ。 係数比較と言ってる時点で間違ってますが。
- koko_u_
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K の要素が無限個あることが必要なので、それをどう使うかを考えて下さい。
補足
ちょっと分からないです…。 教えてもらっていいですか?
補足
背理法で、F(x,y,z)の項のひとつで(x^i)*(y^j)*(z^k)があって i+j+k≠nと仮定して、F(x,y,z)における(x^i)*(y^j)*(z^k)の項の 係数をmとおく。 するとF(λx,λy,λz)の(x^i)*(y^j)*(z^k)の項の係数はm*λ^(i+j+k)、 (λ^n)F(x,y,z)の(x^i)*(y^j)*(z^k)の項の係数はm*λ^n よって両辺の(x^i)*(y^j)*(z^k)の係数を比較するとλ^(i+j+k)=λ^n です。これは間違えてるんですか?