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省エネ効果の分析について
とある会社のエネルギー管理を行っている者です。 これまで様々な省エネ施策を実施してきました。 その施策の効果を前年と比べて毎月の報告としようと思いますが、今年は猛暑で大幅なエネルギーの増加があったため、施策の効果が見えません。 (エネルギーの比較方法は、GJに直して行っています) そこで質問なのですが、この季節的な要因を除いた省エネ効果を算出するに当たり、どのようなポイント・方法があるのでしょうか? ・皆さんはどういう風に効果を算出しているのでしょうか? ・季節的要因を為の試算式などがあるのでしょうか? (試算、検証の精度は大まかでかまいません) また参考になるホームページ等がありましたら教えてください 以上、宜しくお願い致します。
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こんにちは。 Denkigishi様も仰っているように非常に難しいと思います。 答えとしては、 ・省エネ導入効果を適切に評価できず、原単位増加の場合は「外部要因のため」としていることが多いです。 ・公式には存在していないと思っています。複数の要素による重回帰分析が必要です。 原単位算出式を導き出す手順としては、 (1):生産を停止している時の季節毎・時間毎の固定負荷(ベース負荷)を調査し、生産数量に依存しないエネルギー使用量を把握します。 さらに、 (2):生産設備を運転する際に増加する変動負荷を調査します。この変動負荷と生産数量にトレーサビリティがあればOKとします。 しかしここからが大変で、 (3):気候変動によるエネルギー使用量の増減を予測するのですが、 ご存知の通り、(1)も気候により変動し、再現性が乏しいですので、解析はパソコンによるシミュレーションに頼ることになります。 (これでも平年と比較して・・・等の平均値との評価になります。) 一番の論点は、定期報告書に工場・事業場のエネルギー消費原単位の削減を表すだけのために、そこまでシビア(面倒)な解析をするか? にあります。 なお、事務所ビルについては省エネルギーセンターにおいて原単位算出ツールが開発されました。 http://www.eccj.or.jp/audit/esumt/index.html まだ内容を見ていませんが、産業部門(工場)への展開を期待している一人です。
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- Denkigishi
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ある工場のエネルギー管理者です。 季節要因だけでなく、生産量とか品種とか、操業方法などが毎年変わるので、総電力量を前年度と比較して省エネ効果を評価することは極めて困難です。大概は省エネ効果は各種要因による変動幅よりも小さいですから。 省エネ対策をする時には、事前に当該設備だけのデータや条件を採っておいて、省エネ対策後に同じ条件でデータをとって、両者を比較しない限り、評価は出来ないと考えます。報告書には、もし省エネ対策をしていなかったら、これだけのエネルギーを使ったはずだが、実際はこれだけであった。節約できた費用はこれこれである。というように書けばいいと思います。
お礼
ご回答有難うございます。もし省エネ対策をしてなかったら?という比較方法がありましたね。参考になりましたm(__)m
お礼
やはり公式などは無いんですね。ご回答有難うございました。 原単位ツールを活用してシュミレーションをして報告するしかないと思いました。有難うございました。