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経口薬の疎水性に関して
現在薬品となる分子を設計する研究を行っています. 薬理に関することがわからないので質問させていただきます. 経口薬として使用する場合,薬剤の疎水性が高いほうが消化管吸収率が高いことはわかります. しかしある論文に,水溶性が高いほうが医薬品として使いやすいとのことが書いてありました.医薬品として使いやすいとはどのようなことなのでしょうか?
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「薬剤学」(「薬理学」じゃないです)の教科書には書いてある様に思いますが・・・・ 経口で服用した薬剤は,溶解した後に吸収されます。そのために,ある程度の溶解性(消化管内での溶解ですから,当然,水に対する溶解性)が必要です。また,水溶性が低いという事は油に対する溶解性が高いとか,蛋白質や膜に吸着しやすいという事にもなります。こう言った性質は油との共存で吸収性が変わってしまいます。つまり,食べ物の影響などで吸収量に影響が出る可能性が高くなります。 他にもあるでしょうけど,『薬品となる分子を設計する研究を行っています』との事なら,「薬剤学」の教科書を御覧になってキチンとした基礎知識を付けるのが一番でしょう。
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noname#40209
回答No.1
注射薬製剤に可能だからです。
質問者
お礼
ご回答いただきどうもありがとうございます. 確かに溶かせないと注射剤には使えませんね.
お礼
ご回答どうもありがとうございます. 「薬剤学」という教科書に書いてあるのですね. しっかり勉強しようと思います. 経口薬として使うには,消化管吸収(膜透過)にはある程度の疎水性も必要ですが,水溶性であることが重要ということですね.