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速度論

肝代謝のみで体内から消失する薬物の場合、経口投与後に消化管吸収が100%であれば、経口投与量をAUCで除した値と、静脈内投与における投与量をAUCで除した値は必ず1に等しい。 以上の分の間違いの理由を示せ。 分からないので教えてください。

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  • mintmiko
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回答No.1

まず、パラーメーターの定義について確認します。 AUCというのは、血中濃度・時間曲線下面積 単位[(mg/L)・h](大雑把に言うと、血液中に入って働いている薬の総量だとおもってください。) Dを投与量、実際吸収されて血液中に入ってきた薬の総量をXだとします。 静注の場合Xiv=Dになります。 経口投与の場合は、消化管吸収率に、肝抽出率(肝初回通過効果を逃れる割合)を考える必要があります。 つまり、Xpo=D×消化管吸収率×(1-肝抽出率) では、X/AUCとは何でしょうか? 単位で見るとmg÷mg/L・h=L/h(一時間当たり、働いている薬物を含む血液の量)がこれでわかります。 ちなみに、XとAUCの関係は、比例関係になっています。 つまりは、Xpo/AUCpo=Xiv/AUCiv ここで文章がおかしいのは、『経口投与量をAUCで序したも値』となっています。 AUCが比例するもの=X(血中に入ってきた薬の量) 経口投与の場合はXpo≠Dpですので、この経口投与量というのがおかしいです。 簡潔に述べると『経口投与の場合、血中に入ってきた量は、投与した量と違うので。』

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