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電離箱線量計の方向依存性について
電離箱線量計の方向依存性ってどういう理由で表れるのですか? 方向依存性の実験でチェンバーの先端をX線管球に向けたときに、 線量(感度)が一番小さかったのですが、なぜそうなったのか分かる方 教えてください。
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使っているものの内部がわからないとなんともいえませんが、 電離箱の仕組みを簡単に書いてみます。 まず、放射線が飛び込んできたときに下の図のように内部のガスが電離します。 すると、電離したイオンはプラスのものは陰極に マイナスのものは陽極に引き寄せられます。 その結果流れる電流により放射線を検出しています。 (2)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄陽極 +/- (1) +/- └  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄陰極 したがって、今の図のような構造だとすると 線源を(1)に置いたときのほうが(2)に置いたときよりも 放射線を受ける面積が小さくなってしまうので、 結局検出する線量は減ってしまいます。 この話では、つじつまが合いませんか?
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- stomachman
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guiter先生と話は同じなんですが、 ●線量計自身、周囲の放射能を拾わないようにシールドを持っていることがある。そのせいかも ● ------------ + ------------ - のように電極の間隔が短くて、しかもたとえば+電極を透過してくるX線を測る、なんて形になっていると、ガスを十分電離しない内に-電極を突き抜けてしまうこともありうる。 などなど、いろいろ考えられます。いっそ線量計をX線で撮影して内部構造をしらべちゃいませんか?
補足
内部を撮影するってのはいいですねぇ~。機会あればやってみたいですね。 ありがとうございました。
補足
ご回答ありがとうございます。 自分もこのような理由なのかなとも考えたんですけど、 やっぱりあってたんですかね。 方向依存性について述べてあるページなどご存知でしたら また教えてくださるようお願いします。