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クエン酸の電離度について
- クエン酸のpKaは濃度によらず一定であり、電離度の計算に利用することができます。
- クエン酸一水和物を蒸留水に溶かし、アンモニア水を加えてpHを調整する場合、20mlのクエン酸溶液に対して20〜30mlのアンモニア水を使用すれば、目的のpH範囲に調整することができます。
- クエン酸のpKaを知ることで、あるモル濃度のクエン酸の電離度を計算することができます。電離度はpKaとモル濃度の関数です。
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#3です。 とりあえず適当な条件で計算した結果を参考に書いておきます。 例えば同濃度A=B=0.1M程度の場合、pH=5のときの式は 2C-D≒10^(-5)となるので、 x≒2v から、例えばリン酸=10ml、アンモニア水=20mlなら条件を満たすと思います。 同様にしてpH=6は、2.8C-D≒10^(-6)となるので、 x≒2.8v から、リン酸=10ml、アンモニア水=28mlなどが考えられるでしょう。
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- nious
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#2ですが訂正します。 C=Av/(v+x)、D=Bx/(v+x) です。 最初にv=20mlでうまくいかない場合はもっと小さくするなり、 濃度を適当に調整するなりして再計算してくらさい。
- nious
- ベストアンサー率60% (372/610)
#no1ですが続きです。 クエン酸の解離定数を K1、K2、K3、アンモニアをKb、 濃度A(M)のクエン酸v(ml)に対して、B(M)のアンモニア水をx(ml)滴下したとして、 C=Ax/(v+x)、D=Bv/(v+x) とおくと、 [H^+]+{D*Kb[H^+]/(Kb[H^+]+Kw)}-{C*K1([H^+]^2+2*K2[H^+]+3*K2K3)/([H^+]^3+K1[H^+]^2+K1K2[H^+]+K1K2K3)}-(Kw/[H^+])=0 pH5~6なので、この式の[H^+]=10^(-5)~10^(-6)を代入すれば、 vとxの関係式が出るので、v+x<50 の条件でxを決定します。
- nious
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まずクエン酸が「3価の弱酸」である事は知っていますか。 この問題は単に電離度などが分かったところで解決しないような複雑な問題になると思いますよ。 相手がNaOHのような強塩基ならまだ考え易いのですが、アンモニアのような弱塩基だと話がややこしくなってしまいます。 複雑な計算をすれば、多分なんとかなりそうな気がしますが、高校のレベルを越えたものになります。
お礼
御礼遅れてすみません。 非常に参考になりました。こんなに詳しく説明していただきありがとうございます!!