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源氏物語の女性の中で…
好きな人物は誰ですか?できれば理由もお願いします。 私は、朝顔の君・玉鬘、宇治十帖では大君が好きです。何故か、皆が憧れてやまない貴公子と関係を持たなかったところが好いと思ってしまうのです。 上記と少し矛盾しますが、源氏と関係を持った女性の中でというなら明石の君が好きです。姫を産み、その姫が中宮にまでなったにもかかわらず、ひけらかすことなく謙虚なところはたまらないです。 彼女たちを好きな理由はまだありますがお礼を兼ねながら、またにしようと思います。よろしくお願い致します。
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- luune21
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>私は、朝顔の君・玉鬘、宇治十帖では大君が好きです。 あ、それよくわかります。朝顔の君と玉鬘は、私も好きな源氏の姫君として回答したことがありました。おそらく、紫式部の理想像なのだろうと思います。 宇治の大君は、「結婚なんて不幸そのものよ」というような作者の意見を感じます。 最近は、浮舟と夕顔が好きです。どちらも紫式部作を疑われている箇所の人物ですが、ジレンマとカタストロフィが劇的にはまっていて、文学として読み応えがあります。中年オヤジの好みってだけなのかもしれません……。
- mirori35
- ベストアンサー率34% (218/635)
悩むところですね。 私は紫の上かなあ。。。 実際、自分がある男に好みの女に育てられるとしたら嫌ですが、物語の上ならありかなあなんて思います。 作者もこの女性をヒロインとして書いている節があるので、どうしても感情移入してしまいますね。 野分の巻で、夕霧が紫の上の姿を見て心を奪われるシーンなんて、同じ女として憧れてしまいますね。 私なんて誰も見てくれやしない。。。平安美人とはよく言われましたが。 それって。。。 「源氏物語」は学生時代、全て万葉仮名で読ませられた辛い思いでがあります。 内容は面白いのですけれどね。
お礼
紫の上。高校のとき、古文で初めて源氏物語を習った所が確か若紫だったと記憶しています。 >実際、自分がある男に好みの女に育てられるとしたら嫌ですが、物語の上ならありかなあなんて思います。 この頃、源氏が17,8才、紫の君が10才くらいでしたよね。先生が男子達に「君らくらいの年で10才くらいの女の子に目を奪われたことがある人いるかな?」と尋ねていたことを思い出しました。当然そういう男子はいませんでしたが…いたら怖いですよね…(いても手をあげられないでしょう)ホント物語上だと思います。 私が感じる紫の上は、表立っての感情は出さないにしろ「わたくしが1番よ」と自負しているところがちょっとなんだか…なんですよね。あさきゆめみしで女三の宮が輿入れの際の、「わたくしが誰かの下になってしまうことがあるなんて考えてもみなかった」という所で、割と他の女性を見下してるんだな…と感じてしまいました。でも、みめかたち、優しさ、気品、教養、どの角度から見てもパーフェクトな素敵な女性だと思います。 >私なんて誰も見てくれやしない。。。 誰かが必ず見ててくれている。確かこんな感じの題名で、時代劇の斬られ役の福本清三さん(字が合ってるか不安…)が書いた本があります。私は読んだことがないのですが、本屋で見て気になってはいました。時代劇を見てて「あ、また出てる…」と何気に目に入ってくる俳優さんです。なので回答者さん、「そんなことはない」ですよ。回答を拝見して素敵な感性をお持ちだなと思いました。見てくれる人がいないわけがないと思います。 ありがとうございました。
お礼
>あ、それよくわかります。 なんだかうれしくなりました。簡略化された訳のものだと「槿」が省略されることが多いんですよね。朝顔の君は最後まで源氏を拒み通したにもかかわらず、絶交ということにもならず晩年まで「よき友人」としておつきあいが続いたところが好きなんです。明石の姫君が入内する際に香を贈ってますよね。この時代の贈り物をする際の人間関係はよくわかりませんが、近い身内(源氏といとこ)という理由だけではないような気がします。かなり親しい友人・いとこ関係なのかな?いとこはほかにもいそうですが、いとこが皆明石の姫君に贈り物をしたわけでもなさそうですし…。あと、源氏のようなプレイボーイとのお付き合いや結婚は考えられませんが(そもそもそんな男性に言い寄られること自体ありませんが)、友人としてこんな男性が一人いるとおもしろいかな…と。 玉鬘は、いい意味で欲が無く、物事の筋立てがしっかりしているのに頑なでは無くしなやかさがあって、自分の運命の受け入れ・切り開きがこれまた見事!!ただただ頑固で四角四面の私は玉鬘に憧れてしまいます。「玉鬘、いい!」と思っていたところ、源氏物語占いをしてみたら驚いたことに私は「玉鬘」でした。これは嬉しかった! 宇治の大君は病弱でなければまた違った展開になったのかな…とも思います。お姉さんらしい妹の幸せを願う優しさ、思慮深さ、がなんともいえず愛らしいです。貴公子と関係を持たなかった女性がいいと言っておきながらなんですが、もし大君が結ばれるなら絶対薫とがいい!と思います。 浮舟はずっとどっちつかずの状況が続いてましたが、やはり最後は自分で自分の運命を切り開きましたね。最初はあまり好きではありませんでした。しかし、ただ純粋で流されやすいだけの女性ではなく、頼もしい成長が窺えてよかったです。 夕顔は男性の言いなりになっているようでいて、自分のことばかりではなく仕えてくれている人達の生活まで考える献身的なところはすごいです。言葉は悪いですが、人身御供をも厭わないのですかあなたは?と尋ねたくなってしまいます。この人は私の好きな玉鬘のお母さんでしたね。母は強し、なんでしょうか?はかなげなイメージがありますが、それだけではないですね。よくなよなよしている女性の方が肝が据わっているといいますが、夕顔も当てはまっていそうな感じです。 ありがとうございました。
補足
>最近は、浮舟と夕顔が好きです。どちらも紫式部作を疑われている箇所の人物ですが、 何故、疑われているのですか?作品の背景や成り立ちはあまり考えたことがなかったので不思議に思いました。よろしくお願い致します。