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クロムの名前の由来・・・?

 ”クロム”はドイツ語読みで、英語では”クロミウム”なのは知ってますが、その命名の由来なんぞを知ってらっしゃる博識な方がいらっしゃったら教えてください。  それと、他にはこんな命名の逸話が・・・なんてのも教えてくれると嬉しいです。。。

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  • poor_Quark
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回答No.4

元素の話でしょうか。英語名に焦点をあてて調べてみました。 水素(Hydrogen) ギリシャ語の水(hydor)に「~を生じるもの(gen)」/1789年ラボアジェ ヘリウム ギリシャ語の太陽(helios)に由来/1868年ロッキヤー リチウム ギリシャ語の「石」(lithos)が語源/1817年アルフェドソン ベリリウム 緑柱石ベリルから/発見は1797年ボークマン ホウ素(Boron) アラビア語・ペルシャ語の「白い」より/発見は1892年モアッサン 炭素 文字通り「炭」から/特定の発見者なし 窒素(Nitrogen) 「硝石」(nitrum)より。日本語の「窒素」はドイツ語"stickstoff"(窒息させる物質)より直訳/発見は1772年ラザフォード 酸素(Oxygen) ギリシャ語"oxys"と"gen"(~を生じるもの)/発見は1774年プリーストリー フッ素(Fluorine) 英語のホタル石"fluorite"に由来/初めて単離に成功したのは1886年モアッサン ネオン ギリシャ語の「新しい」"neos"にちなむ/1898年ラムジーとトラバースは遡ること1868年にメンデレーエフが提唱した周期律表に基づき、あいたところに不活性ガスを予測し、その予測に基づき新元素を発見。 ナトリウム 自然界の炭酸ナトリウムのラテン名"natron"より。英語名はアラビア語の"suda"(ソーダ)に由来。/1807年デービー マグネシウム ギリシャのマグネシウム鉱石の一つ「滑石」を産する地名"Magnesia"より命名。/1808年デービー アルミニウム まず、米語"aluminum"。1787年ラボアジェはミョウバンのことを"alumine"と記載し、一方英のデービーは1807年アルミニウム酸化物の分離に成功し、それに"alumium"と名付けた。その金属的な質感光沢より"a lumine"「光るもの」という言葉の語呂を合わせて米化学界ではこの名に落ちつく。英仏(日本)語の"aluminium"は古代ギリシャ語のミョウバンを意味する"alumen"という言葉より仏ドービルが命名。 ケイ素(Sillicon) ラテン語のケイ砂"silex"より/1823年ベルセーリウスが単離に成功 リン(Phosphorus) ギリシャ語「光をもたらすもの」"phosphoros"/1669年ブラント イオウ(Sulfur) ラテン語のイオウ"sulpur"/1777年ラボアジェが元素として特定 塩素(Chlorine) 英名"chlorine"は塩素ガスの色黄緑色を意味するギリシャ語"chloros"ラテン語"chlorus"より。日本語は当然「塩」が語源。/1810年デービーが元素として初めて特定。 アルゴン ギリシャ語の「働く」"ergon"に否定的接頭語"an"がついたものが語源。/1892年レイリー、ラムジー カリウム 英名"Potassium"は「草木灰」"potash"から。/1807年デービー(なおこれ以降、金属元素の接尾語"-ium"が定着) カルシウム ラテン語の小石、砂利"calx"より。 スカンジウム 発見者ニルソンの祖国スェーデンのラテン名スカンジアより。 チタン ギリシャ神話の巨人タイタンが語源。命名は1795年クラップロート。 バナジウム 北欧の神話に出てくる美の女神バナジスにちなむ。/1830年セブストレーム クロム ギリシャ語の「色」を示す言葉「クロマ」が語源。この元素は酸化状態によりさまざまな色を示すことから。/発見は1797年ボークレン。命名はフールクロアとアユイ。 マンガン 鉱石マンガナスより。 鉄 英語"Iron"はラテン語"aes"、独語"Eisen"は氷のような光沢を持つことからと言われている。元素記号"Fe"は"ferrum"「硬い」に由来すると言われているが詳細は不明。 コバルト ドイツの神話で語られる山の精霊コボルトが由来と言われる。 ニッケル ドイツ語の"Kupfernickel"(銅の悪魔)に由来。その昔ドイツの冶金師たちは、銅鉱石に似てはいるが銅の含まれていない鉱石を製錬して銅を抽出しようと試みたが、何度も失敗した。それを山に住む悪霊「ニック」のせいと考えその鉱石をクッフェルニッケルと呼ぶようになった。 銅(Cupper) 古代銅鉱山があった地中海のキプロス(Cyprus)島が語源とされている。 亜鉛(Zinc) ドイツ語の"Zinke"「先端の尖ったフォークのようなもの」あるいはラテン語の「白い鉱床」か。 ガリウム フランスのラテン名「ガリア」から。 ゲルマニウム 1885年にこの元素を「発見」したウィンクラーの母国ドイツの古名"Germania"より。「発見」と言うより、それより遡ること15年前メンデレーエフにより予言されていた元素「エカケイ素」の確認というべきか。 ヒ素(Arsenic) 黄色の顔料を指す"arsenikon"というギリシャ語。この化合物は古より毒薬、あるいはマラリアなどの治療薬として使われた。 カドミウム フェニキアの伝説上の王子「カドムス」/1817年シュトロマイヤー ヨウ素(Iodine) ギリシャ語でスミレ色イオーデスより。「沃素」はドイツ語"Jod"の直訳からと言われる。 タングステン スエーデン語で重い石。 プラチナ スペイン語で「銀」を意味する単語"plata"の縮小詞"platina"。 金 英語の"gold"はインドヨーロッパ語の"ghel"が語源。元素記号"Au"はラテン語の金"aurum"から。 水銀(Mercury) ローマ神話に登場する商売の神メリクリウスより。元素記号の"Hg"と日本語「水銀」はラテン語"hydragyrum"が語源と言われる。 ウラン 1781年に発見された惑星、天王星"Uranus"より。/1789年クラップロート  調べている間に的確な回答が上がっていると思いますがその時は御容赦を。うまくまとめてあるサイトの紹介があると思いますが、まぁリンクはいつか切れる可能性があるということで書いてみました。主なネタ本は「元素111の新知識」(ブルーバックス)です。「逸話」とは違うかも知れませんが。

graybrain
質問者

お礼

こんなにあるんですね、ちょっとした興味本位だったのですが・・・。想像以上なお答えどうもありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • siegmund
  • ベストアンサー率64% (701/1090)
回答No.3

私もギリシャ語の「色」から来ていると聞いています. chromosome は「染色体」ですし, chromatography (クロマトグラフィー)は分析手法でおなじみですね. 元素に関しては 元素111の新知識(桜井弘編,講談社ブルーバックス) が手軽でいろいろな知識が得られます. ほとんどの元素について命名の由来なども書かれています. 私は物理屋ですので多少はそういう知識があったつもりでしたが (化学の方には全然及びませんが), この本を見ると知らないことだらけでした. この本を講義での余談のネタにしたりしています.

graybrain
質問者

お礼

"講義"ということは教職or研究者の方でしょうか。こういった内容を授業の間に挟んでもらえるともっとサイエンスが好きになれたのでしょうが。 有難うございました。

回答No.2

クロムの化合物が色々な色をしているために命名されました。 塩化クロム(II):青緑 塩化クロム(III):赤紫 酸化クロム(III):淡緑 酸化クロム(VI):暗赤 クロム(VI)酸カリウム:赤 クロム酸鉛(VI):黄色 二クロム(VI)酸カリウム:黄橙 といった感じにいろいろな色をしています。 同様にそれを含む化合物が色々な色をいているために命名された元素としてイリジウムがあります。こちらはIris(ギリシア語の虹)から命名されました。

graybrain
質問者

お礼

確かに綺麗な色をしてますよね。 実際に目にしたことの無いものは是非見てみたいです。 恥ずかしながら、(3)は青っぽい色で(6)は橙色、のみだと思ってました。

  • nyozegamon
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回答No.1

ギリシャ語の chroma 「色」に由来しているようです。

参考URL:
http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9948/name.html

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