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凸集合での命題を証明したいのですが…
実数体Rに於いて,A,B⊂R^n を凸集合とする時、 (1) もし、AとBが閉集合ならA+B:={x+y;x∈A,y∈B}は閉集合とは限らない。 (2) もし、AがコンパクトでBが閉集合ならA+Bは閉集合。 という命題を証明したいのですが滞ってます。 凸集合の定義は 「集合Sについて任意の2つのベクトル x,y∈S と正の実数s (0≦s≦1) について, sx+(1-s)y∈S が成立するとき,Sは凸集合であるという」 閉集合の定義は 「{Π[1..n][ai,bi];ai,bi∈R(i=1,2,…,n)}の元を閉集合という」 コンパクトの定義は 「集合YをX(⊂R^n)の開被覆とする時、Yの有限個の開集合でXを覆える。」 (1)の反例はどのようなものが挙げれるでしょうか? そして、(2)はどのようにして示せますでしょうか?
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すみません,Aの定義に -π/2 ≦ x ≦ π/2 を入れ忘れました.つまり, A= {(x,y)∈R^2 |-π/2 ≦ x ≦ π/2, y ≧ |tan(x)|} 放物線みたいなのが一つあるだけです.
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- tinantum
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もう一つ・・ A+B = {(x,y)∈R^2 | -π/2 < x < π/2} です・・
- tinantum
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こんにちは hhozumiさんの閉集合の定義は閉区間の定義であって,閉集合はもっと大きな集合系に関するものですね. 閉集合に関してはkoko uさんのNo4をご参照ください. 以下では >(1)極限に基づく定義(こっちが境界も含むのニュアンスに近い) >C ⊆ R^n が閉集合 ⇔ C の点列 {c_i} (c_i ∈ C) が a ∈ R^n に収束するなら、a ∈ C を用いることにします. (1) n=2の反例を作ってみます: A = {(x,y)∈R^2 | y ≧ |tan(x)|} B = {(x,y)∈R^2 | x=0, y ≦ 0} は両者とも閉凸集合ですが,A+Bはちょっと考えると A+B = {(x,y)∈R^2 | -1 < x < 1} となって,これは閉集合ではないですね. (2) R^nの場合,コンパクト集合は点列コンパクト性と等価になります.つまり, 『V⊆R^nがコンパクト集合である』⇔『Vの任意の点列 x_n ∈ Vは,Vの中で収束する部分列 x_{n_k}→ x ∈Vを持つ』 というものです.これを利用して(2)を以下のように証明できます: [証明] AをR^nのコンパクトな閉凸集合,BをR^nの閉凸集合とする. A+Bが閉集合であることを示すには,A+Bの任意の収束列 z_n がA+Bの中に収束することを示せばよい. (つまり,任意の z_n ∈ A+B → z ∈R^n に対し, z ∈ A+Bであることを示す.) A+Bの任意の収束列をz_n ∈ A+B とし,収束先をz ∈ R^nとするとき,z_n ∈ A+Bより,x_n ∈ A, y_n ∈ Bが存在して, z_n = x_n + y_n とかける. Aはコンパクト集合であるため,(点列コンパクト性より)A内に収束する部分列 x_{n_k}が存在する: x_{n_k}→x ∈ Aとする. また,z_nが収束列であるため,z_{n_k}も収束列であり,zに収束する.よって, y_{n_k} = z_{n_k} - x_{n_k} → z - x となり,y_{n_k}も z-xへ収束することがわかる. ここで,y_{n_k}∈Bであり,Bは閉集合であることを考慮すると,z-x∈Bとなる. x∈A, z-x∈ Bより,z = x + (z-x) ∈ A+B であることを得る. Q.E.D ちょっと急いでつくってみたので,わかりずらいかもしれません.また聞いてくださいね. (特に(1)の反例はもっと簡単につくれるかもしれません)
お礼
大変有難うございます。 > (1) n=2の反例を作ってみます: > > A = {(x,y)∈R^2 | y ≧ |tan(x)|} > B = {(x,y)∈R^2 | x=0, y ≦ 0} > は両者とも閉凸集合ですが, {(x,y)∈R^2 | y ≧ |tan(x)|}は放物線っぽいのがx軸上にずらっと並んだような領域を表しますね。 その場合、(0,0),(π,0)を結ぶ線分は領域Aには含まれませんよね。 、、、と言う事でAは非凸集合だと思うのですが?
- koko_u_
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>言葉で"全て境界点もそれ自身に含まれる集合"と >表現せざる得ないのでしょうか? 「境界」の定義が難しいので却下。 とりあえず、hhozumi さんが位相空間の基礎すらあやふやだということがわかりました。 無駄と知りつつもアドバイスすると、R^n のような距離空間の場合、おおよそ 2つの流儀があります。 (1)極限に基づく定義(こっちが境界も含むのニュアンスに近い) C ⊆ R^n が閉集合 ⇔ C の点列 {c_i} (c_i ∈ C) が a ∈ R^n に収束するなら、a ∈ C (2)開集合に基づく定義(こっちは位相空間の一般論) C ⊆ R^n が閉集合 ⇔ R^n\C ⊆ R^n が開集合 U ⊆ R^n が開集合 ⇔ すべての u ∈ U に対して、ある ε > 0 が存在して、|u - v| < ε ならば v ∈ U とできる
- koko_u_
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>違いますかね。 違いますな。 例えば n = 2 の平面で考えてみると、hhozumi さんの言う閉集合とは {[a, b]×[c, d] | a, b, c, d ∈ R } つまり「四角形」ばかりですね。
お礼
> {[a, b]×[c, d] | a, b, c, d ∈ R } つまり「四角形」ばかりですね。 そうですね。 そうしますと、R^nのどのような元が閉集合だと定義されるのでしょうか? 言葉で"全て境界点もそれ自身に含まれる集合"と表現せざる得ないのでしょうか? 数式で表現できないのでしょうか?
- koko_u_
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>閉集合の定義は言い換えれば >"境界の点をそれ自身に含む集合"の事ですよね。 それが >閉集合の定義は >「{Π[1..n][ai,bi];ai,bi∈R(i=1,2,…,n)}の元を閉集合という」 の言い換えですか?本当に?
お礼
> の言い換えですか?本当に? は、はい。 違いますかね。正しくはどのように定義されるのでしょうか?
- koko_u_
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閉集合の定義がおかしいですが、多少は考えましたか? hhozumi さんの考察内容を補足欄にどうぞ。
お礼
閉集合の定義は言い換えれば "境界の点をそれ自身に含む集合"の事ですよね。 勘違いしてますでしょうか?
お礼
遅くなってしまいました。 お陰様で納得できました。 どうも有り難うございました。