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牧会書簡と公同書簡
パウロの手紙は牧会書簡とよばれ、一方ペトロやヤコブ、ヨハネなどの手紙は公同書簡とよばれるそうです。どうしてこのような、現代のわれわれにはなじみの薄い言葉が選ばれたのでしょうか?
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私の手元にある資料には、テモテの手紙(I、II)とテトスへの手紙を牧会書簡と言うようです。パウロの手紙全てを指している訳では無いようです。その訳は、キリスト教会の役割に牧会(羊飼いが羊を管理する時の表現に、牧すると言う言い方)があります。イエス・キリストが良い羊飼いと言ったように、牧する=牧会するとなったようです。それで牧会書簡と言われる。 公同書簡は、ヤコブの手紙、ペトロの手紙(I、II)ヨハネの手紙(I、II、III)、ユダの手紙とされています。これらは、特定の誰かに限定される事が無い書簡である事、その内容に普遍性があるため、公に共通する事から公同とされているようです。 余談ですが、獄中書簡と分類されるパウロの書簡もあります。文字通りパウロが獄中で書いたとされる書簡です。 以上、参考までに。