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漢字が右読みから左読みになった要因
昔の日本語は、現在とは違い右から文字を書いていたと思います。 ところが、現在は左から文字を書きますよね。 なぜこういう大きな改めがあったんでしょうか? そもそも今まで慣習となっていた右読みが左読みになると 不便極まりなかったと思うのですが。 左読みにした要因を教えていただけないでしょうか。 これに加えて、右読みから左読みになったときに 一般生活者は非常に戸惑ったと思いますが、 一般生活者にこの大きな変化はどのように 受け入れられていったのかもご存知の方いれば よろしくお願いいたします。
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横書きは、戦前はもちろんのこと、最初から「左→右」でした。 中国も日本も縦書きが基本で、上から下、右から左へ書いていきます。 もともと横書きは存在しませんでした (下記URL、挿図4、挿図5参照)。 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/1996Moji/05/5900.html 欧米の語学や数学の著作の翻訳などを縦書きにすることには無理があるので、 洋書の横書きをそのまま取り入れました。 つまり、 1、昔は縦書きしかなかった。 2、横書きは最初から「左→右」だった。 ということです。 右から左への横書きのように見えるのは、新聞の見出し、店の看板、ポスターなど、 すべて【1行1字詰めの縦書き】です。 広告コピーなど、二段に並んでいてもそれぞれが独立・完結しています。 アラビア語のように【複数行にわたる段落】を横書きで右から左へ書くことはありませんでした。 【3字×3行】 |七 四 一 |×三二一| |八 五 二 |×六五四| |九 六 三 |×九八七| 【2字×4行】 |七 五 三 一 |×四三二一| |八 六 四 二 |×八七六五| 【1字×5行】 |五 四 三 二 一| * これは横書きではないのです。 |三一| |歎讀| |-當-| |-世-| |-書-| |-生-| |-氣-| |-質-| |譯全| |-平-| |-家-| |-物-| |-語-| |下上| * 「譯全」「下上」は横書きではありません 鴨居の上などに掲げられる額で、 「人愛天敬」 と右から書いてあり、横書きのように見えても、 「人」という大きい字の左に小さい字で 「○○年春 □□書」などが縦書きで書かれているでしょう。 もし横書きなら、「命」という字の下に、「左←右」で 「書□□ 春年○○」 と書くはずですね。
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- garamond
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#6、#7です。 また間違えてしまいました。 「#4です。」は「#6です。」の誤りでした。 ANo.4の回答者様にご迷惑をかけたことをお詫びします。
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
#4です。 入力ミスを訂正します。 最後の部分 >もし横書きなら、「命」という字の下に、 の「命」は「人」の誤りです。
- dulatour
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日本でも 横書きとするときは、右から左に書いていました。 江戸時代からそうですよ。
お礼
ありたごうございます。
- johnnyblues
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えーと確か日本や中国にはそもそも横書きはありませんでした。 右から横書きにしている物を見かけますが、あれは縦書きです。 縦書きで一文字で改行しているわけです。 横書きを西洋から取り入れたときにそのまま左から書くことを学んだわけですね。
お礼
ありがとうございます。
横書きの場合、万年筆などインクを使っていた時代、右から書き出すと インクが乾いていないと手ですれて、インクがにじんでしまいますね。 これが大きな要因ですね。 それと、左から書き始めるのが世界の趨勢ですね。特に英語などアルファベットの文字を書くとき、困ります。 もう一つ、人間の目は左から右に読むようにできているのです。 以上の数点から左書きになったのだと思います。
お礼
ありがとうございます。
- maxmixmax
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右左というより、 縦横が入れ替わったからでしょう。 おそらく欧米の文化とともに、 英文の横書きという文章のスタイルが入ってきて、 それに日本語を合わせたのでしょう。 ですから日本語の平仮名や漢字のくずし字(いわゆる行草体)は 文字同士が縦に並ぶ事を想定して作られているため、 横書きの文章で文字を崩すのは非常に難しく、美しくありません。
- Xaar1995
- ベストアンサー率34% (51/149)
完全に左から読むようになったのは、戦後からですね。 詳しい話は下記のページを参照してくらさい。
お礼
非常に参考になりました。ありがとうございます。
お礼
事細かに教えていただきありがとうございます。 とても参考になり、吸収できました。