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大地震の読み方の質問です
以前、テレビなどでは「大地震」を「だいじしん」と読んでいたような気がしますが、現在はNHKでは「おおじしん」と呼んでいます。 私としては「だいじしん」が正しいのではないかと思っていたのですが、「大」を「おお」と読む理由を教えてください。
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- azuki24
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文化庁編 『ことばに関する問答集』 に、同じQ&Aがあります。 問 「大地震」は「おおジシン」か「ダイジシン」か 答 (要旨) ・音読みの語(漢語)の上に「大」がついた場合は、おおかた「ダイ」と読む。 大家族、大規模、大自然、大車輪、大人物、大多数、大部分、大本山、大震災 ・音読みの語の上についていても、普通「おお」と読むものがある。 大袈裟、大喧嘩、大御所、大火事、大騒動、大時代、大道具、大所帯、大入道、大風呂敷、大掃除 ・以上の例から、「大」を「ダイ」と読むか「おお」と読むかは規則性があるとは思われず、多分に慣習的である。 ・問題の「大地震」は「ダイジシン」「おおジシン」の両方の読みがあり、いわゆる「ゆれている語」である。 ・NHKでは、「大地震」と書けば「おおジシン」と読むこととしている。 とうことです。正誤には触れていません。 NHK放送文化研究所(文研)編 『ことばのハンドブック 初版』 の 「ことばQ&A」にも、同じQ&Aがあります。 (第2版では、なぜかQ&Aのページがなくなっています) Q 「大地震」の読みは〔ダイジシン〕か〔オオジシン〕か。一般に「大」の付く語の「大」の読みに決まりはあるのか。 この回答でも、『ことばに関する問答集』とほぼ同じ語を挙げ、音読みの漢語の前は「ダイ」、訓読みの和語の前は「オオ」が、一般的な原則であると書いています。 ただし「大地震」については、従来の慣用は「オオジシン」であるとしています。平成元年の文研の調査では77%が「ダイジシン」と言っており、「ダイ」と読む人が増えているそうです。 その理由として、「大災害」「大震災」などを「ダイ」と読むことと関連があるのだろうと書いています。 「地震」は「雷」「火事」と並ぶ日常的な「“準”大和ことば」であったものが、先祖がえりして漢語並みになってきたらしい、とのことです。 ちなみに、「大舞台」も従来の慣用は「オオブタイ」ですが、こちらも「ダイブタイ」と読む人のほうが多くなっているようです。 NHKの放送では、古典芸能の場合は従来形の「オオブタイ」を使い、スポーツなどの活躍の場をさす場合は「ダイブタイ」(または「オオブタイ」)と使い分けることに決めているそうです(平成5年より)。 余談ですが、気象庁では地震の規模(マグニチュード)を以下のように分類しています。読みは「おおじしん」のようです。 http://www.hakodate-jma.go.jp/jyouhou/jishinkatsudouzu.pdf http://www.osaka-jma.go.jp/takamatsu/8/8-2/8-2-3/3.pdf http://www.kobe-jma.go.jp/annai/kankobutsu/jishin/pdf/2002_8.pdf http://www.maizuru-jma.go.jp/jisin/jisin_kiso.html http://www.okinawa-jma.go.jp/ishigaki/school/200305/jisin05.htm ・大地震 ………… マグニチュード7以上 ・中地震 ………… マグニチュード5以上7未満 ・小地震 ………… マグニチュード3以上5未満 ・微小地震 ……… マグニチュード1以上3未満 ・極微小地震 …… マグニチュード1未満 ・(巨大地震) …… マグニチュード8クラス
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
気象庁が決めているわけではないけれども、 放送では、マグニチュード5以上を中地震、7以上を大地震とする慣習があるようです。 「中地震」は「ちゅうじしん」と読むので、 マグニチュード7以上の地震は、「だいじしん」と読むのが自然ですね。 マグニチュード7以下でも、甚大な被害を及ぼした地震を表すには「中地震」だと しっくりこないので、 「おおじしん」と呼んでいるのではないかと推測します。 http://www.excite.co.jp/News/bit/00091146419518.html (↑「"じしん"は訓読み」は間違いですね。) http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E7%C3%CF%BF%CC 過去質問 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa370007.html
- dulatour
- ベストアンサー率20% (327/1580)
あくまで推測です (^^ゞ 放送では耳で聞いて分かりにくい言葉は、訓読みをするようにしています。 例えば、「約10人が」は、「やく じゅうにん」ではなく、「およそ」という言い換えをします。 「だいじしん」は「タイじしん」、タイ国で起こった地震ような印象を受けるので、あえて、湯桶読みの「おお地震」を用いているのではないでしょうか ねっ
- ahkrkr
- ベストアンサー率35% (109/310)
No.1 の回答で、地震(ジシン)は訓読みだからオオジシンが正解と NHKが回答しているというのはおかしいですよね。ジシンは完全な音読みですから。 ジシンは音読みですが、例外としてオオジシンと読むらしいです。他にも大火事(オオカジ)などの例外があります。
- prawda
- ベストアンサー率27% (9/33)
初めまして。 一方が正しく一方が誤りである、というような 問題ではないと思います。 ただ、一般的に音なら音、訓なら訓で統一した 方が良いと個人的には思います。 ダイ(音)ジシン(音)、 ダイ サイガイ(音)、 オオ(訓)ヤシキ(訓)等。 例外もあります。 大所帯(訓・音)、 大騒動 等。 思いますに「大」の読みである「ダイ」と 「オオ」の音訓の区別が曖昧になっている ために起きる現象ではないでしょうか。
お礼
理論的には音読みには音読み、訓読みには訓読みと教わり、それが自然だと思っていました。早速の回答、ありがとうございました。
- mat983
- ベストアンサー率39% (10265/25670)
「大舞台」(おおぶたい)と同じです。 下記を参照ください! http://www.excite.co.jp/News/bit/00091146419518.html 大地震――昔はみんなコレを「だいじしん」と読んでいた気がする。でも、最近は、ニュースなどを見ても、ほとんど聞くのは「おおじしん」。 一体いつから「おおじしん」が主流になったのか。 気象庁に聞いてみると、 「特別な理由はないと思いますよ」 では、テレビではどうなのか。NHKに問い合わせると、「ことばのハンドブック」の記述から、こんな分類を教えてくれた。 「一般的な『だい』と『おお』の読み方の資料では、『だい』のあとにくるのは漢語、つまり音読みの言葉。それに対して、『おお』のあとは訓読み、和語となっています」 つまり、音読み+音読み、訓読み+訓読みというルールに沿ったものだそうで・・・
お礼
早速の回答ありがとうございます。昔、学校で習った記憶では「だいじしん」でした。どちらもOKとの情報に納得しました。でも、言葉はむずかしいです…。
お礼
私も「じしん」には「だい」だと教わり、それが正解かとずっと思っていました。ありがとうございました。