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プラトンのイデア論とアリストテレスの説は
どう対立しますか??また、両立は可能ですか??早めにお願いします。
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- nisekant
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参考までに… 三つの脳と三つの言葉……シンボル、サイン、シグナル ポール?マクリーンは理性脳、情動脳、反射脳の間には進化の歴史の間に数百万年の「世代ギャップ」があるという。このギャップはまた、それぞれの脳の中で話される三つの方言〈シンボル(記号)、サイン(兆候)、シグナル(信号)〉の間の言語障壁でもある。 1979年にアインシュタイン誕生記念行事が開かれた。この年に米国のスリーマイル島原子力発電所で起こった原子炉事故は、原子力発電の歴史の上でも経験したことのない大規模なもので、原子力の開発利用を進めている世界各国に大きな衝撃を与えた。しかしこの事故は人間と機械の間ばかりでなく、人間同士〈科学者、技術者、運転者〉の間の「言語障壁」の存在に多くの人々が気付く契機となった。 例えば事故の主要因の一つとみられるものは運転員による水位計の誤認であったが、一般に外界の物理的変化は人間の脳に次の三種の「言語」でメッセージを伝える。 (1)シグナル:反射的反応指令。時間的?空間的に変化する物理信号で、人間の感覚?運動系<反射脳>に直接働きかけ、人間の無意識?反射的?非言語的反応を引き出す。例えば王手飛車をかけられた将棋の初心者から飛車の方を逃す反射反応を引き出す。反復練習によって形成?強化された感覚系と運動系との望ましい対応関係を技能と呼ぶ。 (2)サイン:シグナルの兆候。人間の情動脳に働きかけてシグナルの到来を予告する。行動の事前制御<フィード?フォワード制御>のための入力信号。シグナル(反射的反応指令)とサイン(予兆)の対応を物理法則と呼ぶ。言語化されたサインとシグナルの対応は計測器として物質的表現が与えられるか、運動規則として運転員の理性脳に示される。 (3)シンボル:外界を離散的な要素に分節、構造化したとき、その要素と要素間の関係に対応させた信号。その対応は恣意的。対応関係を知識と呼ぶ。人間(機械)の行動目標(設計目的)と行動計画(運転計画)を記号化して両者の間に理論関係を与えることができる。この関係を理論と呼ぶ。思考実験による未来探索と理論の改良が可能。行動計画や理論の事後修正<フィード?バック制御>のための理性脳へのメッセージである。 シグナル→サイン→シンボルの方向に人間の外界への対応能力が多様化していくが、外界への応答速度は順に遅くなる。プラトンの「思考元型」はシンボルの世界に入る。徒弟修業を重視したソクラテスは師匠からの非言語的メッセージ<サインとシグナル>を重視した。人工知能が処理を苦手とするメッセージである。人工知能の楽観派/悲観派論争を、プラトン/ソクラテス論争と呼ぶ。プラトン(理性脳)のソクラテス(反射脳)化が現代の眼で見た禅の修業目標である。世界観(シンボルの世界)の本能(シグナルの世界)化といってもよい。本能化された世界観が直感である。