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プラトンとアリストテレス
プラトンは「理想国家から芸術家を追い出すべきである」としたのに対しアリストテレスは美の独自の価値を認めたとある本にかいてあったのですが、二人の思想の違いは何なのでしょうか??よろしくお願いします
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noname#4429
回答No.1
こんにちは。 >プラトンは「理想国家から芸術家を追い出すべきである」とした~ >アリストテレスは美の独自の価値を認めた~ このふたつの文章がどのような文脈で語られたのか わからないので、類推になってしまいますが……。 プラトンとアリストテレスの最大のちがいは「イデア論」についてです。 プラトンの提唱したイデア論は、美しさなら美しさの原型、理想型はイデア界にある、 としました。 つまり、私たちがたとえば銅像を見て「素晴らしい 銅像だ」と思えるのは、 理想的に素晴らしい銅像がイデア界にあり、それを 想起して素晴らしい、と思えるといいます。 一方、アリストテレスはイデアは別世界にあるのではなく、銅像なら銅像に内在する、 としました。その形が形相であり、材料を質料と呼びました。 そういうことですから、プラトンにとっての究極の芸術はこの世にないのであり、 追い求めても意味がありません。 一方、アリストテレスは「創られたものに内在する」 のだから、意味があります。 この両者の根本的な思想のちがいが、 発言のちがいにあらわれたものと思います。
お礼
なるほど!!ありがとうございました☆