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不連続な関数の積分
次のような関数 f(x)=1/e (x<0) f(x)=e^-x (0≦x) がある。このとき、関数 F(x)=∫(x-a→x)f(t)dt の最大値及びそのときのxを求めよ。ただし、eは自然対数の底、aは正の定数とする。 という問題です。 ∫の下がx-aで上がxです。 積分に関する様々な本を調べてみたのですが、よく解き方が分かりません。 不連続な関数ということは分かるのですが・・・ ご教授のほど、よろしくお願いします。
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t<0 のとき ∫f(t)dt = ∫1/edt = t/e + 定数その1 t≧0 のとき ∫f(t)dt = ∫e^(-t)dt = -e^(-t) + 定数その2 x-a → x という区間が、x=0 の場所をまたぐか否かで、3つに場合分けをする。 (ア)x<0 の場合 (またがない) (イ)x-a<0 かつ x≧0 の場合 (またぐ) (ウ)x-a≧0 の場合 (またがない) (ア) ∫[t=x-a→x]f(t)dt = [t/e][t=x-a→x] = a/e (ウ) ∫[t=x-a→x]f(t)dt = [-e^(-t)][t=x-a→x] = -e^(-x) + e^(x-a) (イ) ゼロの地点の左側と右側との和なので、 ∫[t=x-a→x]f(t)dt = ∫[t=x-a→0]f(t)dt + ∫[t=0→x]f(t)dt = [t/e][t=x-a→0] + [-e^(-t)][t=0→x] = (0 - (x-a)/e) + (-e^(-x) + 1) = -(x-a)/e + -e^(-x) + 1 以下省略しますが、 結果的に、(イ)の区間に最大値があります。 最大値を取るときのxは、(イ)の式を微分をすれば求まります。
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- aquarius_hiro
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積分を実行するときに、被積分関数 f(t) が t=0 で不連続なので、t<0 と 0≦t で (x-a,x) のtの区間を場合分けしたら良いですよ。図を描くとわかりやすいです。 高校では積分を微分の逆演算として教えるので、わかりづらいのですが、本来の意味は曲線の下の面積(横軸より下の部分は-符号をつける)で定義します。区分求積法ですね。なので不連続な点があっても、積分できます。 積分変数 t の区間が (x-a,x) なので、 (i) 0 < x-a < x の場合 i.e., a < x (ii) x-a < 0 < x の場合 i.e., 0 < x < a (iii) x-a < x < 0 の場合 i.e., x < 0 で場合わけします。 (i) では、 ∫_{x-a}^{x} e^{-t} dt = [-e^{-x}]_{x-a}^{x} = e^{a-x} - e^{-x} になります (ii) では、積分区間が不連続点 t = 0 をまたぐので積分を分けて、 ∫_{x-a}^{0} 1/e dt + ∫_{0}^{x} e^{-t} dt =(a-x)/e + 1 - e^{-x} (iii) では、 ∫_{x-a}^{x} 1/e dt =a/e になります。 あとは、それぞれの区間で、最大値を求め比較したらよいです。
お礼
なるほど。。。 実際に自分で図を描いてみたら、よく分かりました! 場合わけで考えるんですね!! どうも場合分けが苦手というか、場合分けをせずに考えるクセがあって、 混乱して。。。 ありがとうございました!! 非常に分かりやすかったですm(_ _)m
お礼
実際に図を書いてみると(イ)の区間が最大値になるということがよく分かりました! というか、(ア)と(ウ)は最大値ないですね(^^;) かなり理解できました!! ありがとうございました!!